ツーリング当日の朝や通勤前、何気なくバイクに乗ろうとしたら
「エンジンがかからない、かかりづらい・・・。」
割と起きやすいトラブルですがめっちゃ焦りますよね。。
今回は、
バイクのエンジンがかかりづらい時に考えられる根本的な原因と未然に防ぐ為に必要な対策について触れていきます!
不安な方は是非読んでいってください!
※近年では「FI(ヒューエルインジェクション)車」が主流になっていることもあり、FIエンジン前提で書かせていただいております。
(キャブレター式エンジンでは、燃調のセッティング状態なども関係してくるため自信のない方はバイク屋さんにお願いすることをお勧めいたします。ご了承ください。)
エンジンがかかりづらくなる原因には様々なパターンが考えられる
エンジンがかかりづらくなった時に考えられる原因は無数に存在するため、一概には言えませんが、自身の過去の経験から申しますと、以下の3パターンが代表的かなと思われます。
①バッテリーの劣化・電力低下
バイクのバッテリーは乗らないで放置しておくと少しずつ電力を放出してしまい、弱っていきます。
これは気温の低い冬場に特に顕著になります。
セルは回るのに、セルの音が弱々しかったり、なんとかエンジン始動したもののヘッドライトの灯りが不安定な場合は、バッテリーを疑いましょう。
②プラグの劣化
バイクのエンジンは、スパークプラグというパーツが火花を起こし、それがガソリンに引火することで力を生み出しています。
しかし、このプラグは使用頻度により劣化をしやすく、火花が飛びづらくなることが時折あります。
セルは力強く回っているが、中々エンジンが始動しないときはプラグを疑ってみてもいいでしょう。
③どこかしらが断線、配線トラブル、またはショート
単純に重要な電装系コードが劣化をして断線してしまっていたり、プラグが抜けてしまっていたりして結果、エンジンがかからないことも稀にあります。
また配線カスタムをしていた拍子にショートさせてしまいヒューズが飛んでしまっても似たような状況に陥ります。
この場合は、セル自体が回らなかったり、メインキーオンオフすらも反応しなくなります。
※キルスイッチのオンオフにも注意
セルを回してもうんともすんとも言わず、焦っているとき、たまにやりがちなのが
「セルスイッチの切り忘れ」です。
知らないうちに触ってしまい切れてしまうこともよくあり、案外切れていても分かりづらいのがキルスイッチです。
良好なエンジン状態を保つために大切なこと
ではそんなエンジンの不調を事前に防ぐのにおすすめな対策をご紹介していきます。
①バッテリーの電力管理
バッテリーは先述した通り、乗らないでいると電力が弱まっていきます。
そこでおすすめは、バイクバッテリー用の充電器の使用です。
バッテリーを車体から降ろして、4~5時間ほど充電しておくだけでアイドリングやエンジン始動時の安定感は格段に上がります。
是非、日ごろの定期点検にバッテリーの充電も追加いたしましょう。
②プラグの定期的な交換
プラグは、すすが付いているだけであれば掃除のみで復活しますが、一度劣化してしまうと交換するしかなくなります。
プラグ交換はセルフメンテでも簡単にできますが、締めすぎてネジ穴を傷めてしまうとエンジンごとダメにしてしまう為、不安な方はバイク屋さんにお任せしましょう。
③配線加工時には必ず「バッテリーのマイナス端子を外す」
配線加工時は必ず事前に「バッテリー端子のマイナス側」を外しておくことで、不要なショートを起こさなくて済みます。
ショートを起こすと切れてしまったヒューズの交換が必要ですが、そこのヒューズが飛んだのかを探すのも一苦労です。
面倒なことになる前に必ず外しておきましょう。
④定期的にエンジンをかけて走らせる
①のバッテリー電力問題にも直結しますが、定期的にバイクを走らせていく事が最もエンジンの状態を良好に保つ秘訣です。
逆にたまにしかエンジンを掛けないでいると、バッテリーが弱まるだけでなくエンジン内部のガソリンが目詰まりを起こすこともあるようです。
目安としては1~2週間に一度エンジンをかけるようにしましょう。
まとめ
エンジンがかからなくなるとそれはかなり焦りますが、冷静に原因を突き止めれば無駄にバイク屋さんに入院しなくても済むこともあるでしょう。
これを読んで不安になった方は、日ごろから点検箇所を気にかけるようにしましょう。
バイクに乗っていると「パンクトラブル」「バッテリー上り」「ガス欠」「エンジントラブル」等、色々なトラブルに遭う時があります。また、こういったトラブルはなんの前触れもなく突然来ることがほとんどなので、良くツーリングに出かける方ほど事前の対策をしっかりしておくことをおすすめします。
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旅先の見知らぬ土地でのトラブルは本当に焦りますがこれに加入さえしておけば怖いもの知らずです。
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