バーエンドミラーに興味を持ってはいるものの、
- 「視認性が悪いのではないか」
- 「周囲にダサいと批判されるのではないか」
こんな疑問を抱えているライダーさんも多いはず。
今回は実際にバーエンドミラーを取り付けてみて感じた感想やメリットデメリットをまとめてみました。
バーエンドミラー導入を検討中の方は参考にしてみてください!
バーエンドミラーはダサい?
バーエンドミラーの世間の評価は実際賛否両論です。バイクに乗っていない方や詳しく無い方には特に受け入れられ難い印象を受けます。
個人的に感じるのは【国内ではあまりメジャーではないスタイル】故に受け入れられないケースが多いのではないかと言うこと。
バーエンドミラーはヨーロッパでは流行りのスタイルですが、国内では実際装着している方はまだまだ少ないです。
車体をコンパクトにマス集中化させるのが昨今の流行
近年の流行として【コンパクトさ】や【車体のマス集中化】は鍵になってきています。
ヤマハのMTシリーズやホンダのCBシリーズ初め、「ストリートファイター」と呼ばれるジャンルのバイクでは特にそれが顕著です。
ミラーのカスタム以外にも「フェンダーレス化」を好むユーザーは多いですが、これもこの風潮に影響を受けているように感じます。
ただ、どんな流行りのものにも拒否反応を示す方は一定数存在します。
私個人はすごく好きなスタイルですし、一番大切なのは【あなた自身がカッコいいと感じるかどうか】です。
バイクのカスタムは(他人に迷惑をかけない範囲で)自己満足で楽しむ世界。他者の意見に振り回されずに自分の好きなスタイルを貫くことができた時、今よりももっとバイク人生を楽しむことが出来るはずです。
バーエンドミラーは上向きなら意外と見やすい
バーエンドミラーを取り付けてみて意外だったのは、
”上向き装着なら意外と視認性は悪くない“ということ。
個人的にはバーエンドミラーのルックスがめちゃくちゃ好きなので、当初は視認性を諦めようかと思っていましたが、いざ装着してみると「視認性が良く見た目も良い」という最高な結果でした。
実際の見え方はこんな感じ
バーエンドミラーを取り付けた場合にどんな見た目になるんだろう
こんな疑問を抱く方もいますよね。
ネットだと参考画像があまり出回っていなかったので、今回は購入を検討している皆さん参考に少しでもなればと思い写真を撮ってみました。
それが以下の画像です。
写真だと少しわかりづらいですが、腕や体はそこまで映らず、後ろの道路が見やすくなっています。
ちなみに上向き状態での全体像はこんな感じ↓
実際に取り付けたのは以下のアイテムです!
バーエンドミラー下向きは正直見づらい
流行りの「下向きスタイル」も試してみました。
結論としては走行時は腕でほとんどミラーが隠れてしまうのでかなり視認性が悪かったというのが率直な印象です。
後から気がつきましたが左右のミラーの長さがアンバランスですいません(泣)
ハンドルを握った際のイメージ画像は以下の通り。
半袖状態ならまだ視認性は確保できていますが長袖ジャケットを着ていれば袖がミラーに少しかかります。
また、ミラー位置も低く下がるため首ごと下を向かないと視認確認が難しいです。
ただ、下向きのルックスの格好良さは捨てがたい魅力もあり、少しでも奇抜なスタイルで乗りたい方にはおすすめな装着方法かもしれません。
バーエンドミラーのメリットデメリット
メリット
バーエンドミラーのメリットはほとんどが”見た目”だと思います。
近代的なスマートでまとまったルックスを演出するのには必要不可欠なアイテムであることは間違いありません。
また、良くも悪くも賛否両論あるアイテムでもある為、装着してしまえば個性は出しやすいです。
見た目やおしゃれさ、個性を重視してバイクに乗りたいならおすすめなカスタムアイテムです。
デメリット
かっこよくておしゃれなバーエンドミラーですが、もちろん弱点やデメリットも存在します。
- 事故時の破損リスクが大きい
- 振動には弱め
- 手に当たりやすい
①事故時の破損リスクが大きい
これはあくまでも推測ですが、バーエンドミラーは転倒時に破損する可能性が非常に高いです。
と言うのも、バーエンドミラーは構造的にどうしても車体の外側に鏡面が出ているので、立ちごけをしてしまえばもろにミラーに衝撃が伝わる構造。
もし高価なバーエンドミラーを取り付けるのであれば、エンジンガードや転倒防止用のガードを取り付けておくのが無難かもしれません。
②振動には弱め
ミラー自体の個体差もあるかもしれませんが、純正のミラーと比較すると高速走行時にやや振動を受けやすい印象を受けました。
振動を受けすぎると鏡面自体がぶれてしまい最悪は視認性の低下に繋がります。
バーエンドミラーは構造的にもハンドルに直接取り付けられている為、振動を受けやすいです。
高速道路にかなり頻繁に乗るという方は、安全面を重視して純正ミラーを使う方が無難かもしれません。
③手に当たりやすい
バーエンドミラーは純正ミラーと比較するとややハンドルを持つ手に当たりやすいです。
これに関してはバーエンドミラーに限らず、ショートタイプのミラーを取り付けている場合でも同様に感じたデメリットです。
以前通勤号アクシスzに取り付けていたショートタイプのミラー
ミラーに手が当たりやすいことで懸念されることと言えば、咄嗟のハンドル操作が求められる場面が突然来た時の危険性です。
おしゃれさよりも安全面を第一に重視したいライダーさんはやはり純正ミラーがおすすめと言えます。
バーエンドミラー下向きは違法になる?
バーエンドミラーの下向きは、違法になる可能性が高いと言うのが率直な答えになります。
ミラー装着時に、違反になる条件は
- 鏡面の大きさ
- ミラーの取り付け位置
です。
鏡面の大きさのルールはかなり細かく、今回私の購入したような【車検対応】の一文が入っているミラーの購入を検討することが無難かもしれません。
ただ、ミラーの取り付け位置が車体中心に近すぎるとこで車検に通らない可能性は捨てきれません。
実際私は車検の際、ミラーを上向に変更して挑みましたが、結果は問題なくクリアでした
車検や違反が不安な方は、無難な上向き装着がベストと言えます!
どうしてもバーエンドミラーを取りつけたい場合の対策
一部では「見づらくて危険」と言われるバーエンドミラーですが、個人的には以下の2つの点に注意しておけばそう言った欠点とある程度は補えるんじゃないかなと思ってます。
①鏡面の大きいものを取り付ける
バーエンドミラーも種類は様々ですが、注意すべきはやはり鏡面の大きさ。
実際に使用してみた印象からも鏡面積の極力広めのものであれば、視認性はそこまで劣りませんでした。
特に「車検対応」などの文言の入っているバーエンドミラーであれば、基本的に鏡面が広めのものになります。
どうせ買うなら車検対応品の方が車検の都度純正に戻す手間が無くなるので楽です。ちなみに私が購入したのは以下掲載のKEMIMOTO製のバーエンドミラーです。
こちらのバーエンドミラーは鏡面が大きい上に凸面鏡になっている為かなり後方が広く見渡せます。
②日頃から目視確認の癖をつける
またミラーの種類を問わず、日ごろから目視確認の癖を意識しておくことが非常に大切なんじゃないかなとも思っています。
ミラーがどれだけ見やすかったとしても、ミラーを信頼しすぎてしまうのは危険です。
サイドミラーには必ず死角が存在します。
まとめ:一部ではダサいとの声もあるが結局は自己満の世界
「バーエンドミラー」は数あるバイクパーツの中でもかなり賛否両論が分かれやすいパーツです。
個人的にはめちゃくちゃかっこいいカスタムパーツだと思いますし、近代的な流行りのスタイルだと思っています。
最近発売された新型のXSR900は標準装備としてバーエンドミラーが採用されていましたね。
とはいえ独特なスタイルゆえに賛否両論分かれるのも確かです。
なので他人の意見は参考程度に聞きつつも最後はご自身のかっこいいと思うスタイルを貫くことがバイクを楽しむためには最も大切です。
ミラーのカスタムは安全運転を行ってさえいれば他人には迷惑をかけるものでは無いです。
今回書かせていただいた記事内容を踏まえ、それでもバーエンドミラーカスタムに興味がある方は是非カスタム計画を進めてみたくださいね。お読みいただきありがとうございました。
バーエンドミラー化を予定するならこちらも忘れずに
コメント