バイクバッテリーのトラブルは、長くバイクに乗っていれば乗っているほど遭遇確率の高いトラブルと言えます。
ですが、バイクバッテリーの交換は車のバッテリーよりも難易度は低く、初心者でも簡単に行う事の出来るメンテンナンスなので心配は不要です。
今回はバイクバッテリー交換初心者のライダーさんたちに向けて、交換時の手順と注意点について触れていきます。
※今回使用した商品はデイトナ製のメンテナンスフリーバッテリー(DYTZ10S)です。

①バッテリーの装着位置を確認
バッテリーの装着場所は車種によってまちまちですが、マニュアル車はおおかたシート下にあるケースが多いです。
またスクーターの場合は、メットインの中やフットステップの下にあったりもします。
ちなみに私のMT-09ではシート下にバッテリーが隠れています。
②ゴムバンドを外す
スクーター、バイク問わずおおよそのバッテリーは振動軽減の為にゴムバンドでしっかり固定されて装着されております。
ゴムバンドは左右にツメがあり、引っ掛けられて固定されているだけなので少し強く引っ張れば外れる外れるようになっています。
③端子を外す※順番には要注意
次はプラスマイナスそれぞれの端子をドライバーを使って取り外します。
この時、
必ずマイナス側の端子から外すようにしてください。
理由としては電気の流れがどうたらこうたらということですが、兎にも角にもしっかり守らないとショートしたり火花が飛んだりと危険なわけです。
おすすめの覚え方としては、「マイナスから始まってマイナスで終わる」と覚えておく事です。
バッテリーを外して付ける際は、マイナス端子から外して最後装着時はその逆手順となるのでマイナス端子で終わるということですね。
また作業中、ふとした拍子にマイナス端子とバッテリー端子が触れてしまうこともあります。
端子を外した後は、バッテリーに接触しないよう細心の注意を払いましょう。
④バッテリー取り外し
古いバッテリーを外します。
バッテリーを取り外すときは、端子固定用のボルトやナットを落としたりしないように注意が必要です。
小さい部品なため、バイク配線内やカウル内に落としてしまうと最悪紛失してしまう可能性すらあります。
万が一紛失した場合は、バイク用品店かネットで追加購入が必要です。
⑤新しいバッテリー装着
次に新品のバッテリー装着です。
今回購入したようなメンテナンスフリーバッテリーであれば、簡単に装着が可能です。
※可能であれば装着後に一度充電を
交換したバッテリーは新品とはいえ、物によっては電圧がやや低くなっている個体も紛れています。
そのため試走前には念のため、バッテリー用充電器で充電をしておくことをおススメいたします。
充電器は種類によって端子が繋がれたままでも充電可能!
充電器の種類に寄りけりですが、端子を外したりしなくても充電可能な充電器も多いです。
ズボラな方は充電器を買う時にも気にしてみるといいかもしれません。
まとめ
バッテリー交換は慣れてしまえば非常に簡単ですので、セルフメンテ未経験の方も積極的に挑戦してみて欲しいです。
また、他にも交換時に大切なコツや注意点がある方はお気軽にコメント欄より、ご教示いただけますと幸いです。