バイクやスクーターに乗っていると、かなりの頻度でメンテナンスが必要になってくるのがエンジンオイルの交換作業です。
今回の内容では、今までほぼすべてのオイル交換を自身で行ってきた私の経験から、
オイル交換を自身で行う際のメリットと注意点についてまとめてみました。
結論から述べますとメリットは以下の3点が大まかなところです。
- コストが抑えられる
- 短時間で終わらせられる
- 愛車への愛着が沸き、メンテナンスに自信が付く
では一つづつ、理由について解説していきます。
オイル交換を自分で行うメリット
コストが抑えられる
メンテナンス全般に言えますが、ご自身で行えた方がかかる費用は安く済みます。
理由は、”商品を自分で選べる”ことと”工賃を節約できる”からです。
たとえばオイル交換においてショップ任せになると、オイルの種類やメーカーは基本ショップさんのおすすめ品になります。もちろんおすすめ品なので質の悪いオイルを入れられたりはしないでしょうが、多少高価なオイルを定価で仕入れることになります。
ショップさんの割引や定期点検プランにでも加入していなければその分の金額が支払いに上乗せられます。
そして工賃に関しては、オイル交換は比較的安価ですが、平均で1000円前後が相場になってきます。
そんな時、セルフメンテナンスなら商品は自分で安くてよいものを色々探せます。大容量のオイルを買うのもおすすめで、割安での購入が可能です。
そのため、一回のオイル交換で考えると僅かながらの節約ですが、長い目で見ると塵も積もって大きな節約に繋がります。
私の過去の経験から申しますと、バイク屋さんに持って行くこと自体に億劫になりオイルの交換頻度が少なくなるよりは、たとえ安いオイルだとしても自身でこまめに交換を行っている方のバイクの方が、エンジン状態は良好になりやすいと思います。
短時間で終わらせられる
作業時間に関しては、慣れもありますがおそらく2~3回やれば完璧に覚えます。
慣れてしまえば15~20分で行える作業内容です。
そしてショップ任せと自分で行う際の一番の差は、
”好きな時間に短時間で終わらせられること”です。
ショップに任せることはどうしても時間の縛りを受けることが多いです。これはショップ批判ではなく、ただ単に仕方のないことです。
バイク屋さんはたくさんのお客さんのバイクをかかえており、基本予約なしで持ち込むと預かり対応になり代車を借りたりします。仕事の都合などにもよりますが、一週間は代車を借りることもざらでしょう。
予約して持ち込んだとしても持ち込む時間の調整や作業中の待機時間が生まれます。
しかし自分でできるようになれば休みの日の好きな時間に少し作業すれば完了してしまいます。
このように時間の面での自由度が得られるのがセルフメンテナンスの良さでもあります。
休日も予定がびっしりで、全く時間が作れない方はショップに丸投げが良いですが、多少時間に融通が利くなら断然、セルフがおすすめです。
愛車への愛着が沸き、セルフメンテナンスに自信が付く
これに関しては、個人的な考えでもあるので一意見としてとらえて頂きたいですが、昔から基本簡単な作業はセルフで行ってきたぼくの意見です。
自分でバイクのメンテを行うと、愛車への愛着だったり、好き度が増していきます。自分でいろいろな所を観察・点検することで愛車のことを知っていける機会にも繋がります。
そして一番は、メンテナンスをすることでライダーとしての自信に繋がります。
ライダーの中にも、オイル交換くらいまでの簡単メンテは自身で行っている方が結構いるのでそういった方に引けを取らないためにも多少やり方を知っていても良いかと思います。
外部参考ページ:オイルの種類に迷ったらこちら
※廃オイルの処分はルールに従いましょう
一人のライダーとして、古いオイルの廃棄に関しては必ず自治体のルールに従い、マナーを守りましょう。
軽率で自分勝手な行動は、環境を汚染するだけでなく、ライダー全体の世間の評価を悪くすることに繋がります。
おすすめの廃棄方法は、ホームセンターにてオイル排気用の箱を使う方法です。
1つ2~300円にて売られていますので、そちらに排出することで簡単に可燃ごみとして排気が可能です。
※オイルはこぼさないように注意しましょう
初心者ほどやりがちですが(私も良くやりますが苦笑)オイルのこぼしは極力しないように最善を尽くしましょう。
特に、ドレンボルトを外した瞬間というのは、オイルが勢いよく飛び出る事によりこぼしやすいです。
オイルは当然、こぼれれば滑りやすくなります。特に自宅敷地外で作業するような場合には周囲の方に迷惑をかけないよう新聞や段ボールを強いて作業することをおすすめいたします。
必要なバイク用品・グッズはネット購入がおすすめ
私はほとんどのバイク用品をAmazonや楽天で購入しております。
中でもAmazonは早く・安く欲しいアイテムを手に入れることが出来るのでかなりお勧めです。
Amazonに関しては別記事にもまとめてありますので、気になる方は以下もご参照ください^^
⇒どうしてもセルフメンテナンスが億劫な方は”ディーラー”での購入もおすすめ
ここまで、セルフメンテナンスをおすすめするような形でいろいろとご紹介してまいりましたが、
中にはどうしてもセルフ面テンスに対して億劫になってしまうような方もいらっしゃるかと思います。工具自体持ち合わせていなかったり、どうしても不器用なため自信がないなど理由も様々でしょう。
そんな方は、アフターサービス面でのサポートの充実している「ディーラー」での購入をすることをおすすめします。
メーカーにもよりますが、中には「オイル交換は〇回まで無料でサービス」などお得なサポートが充実していることが多いです。
新車販売しか行っていなかったり、値段も定価に近かったりと、近所のバイク屋さんと劣る部分もあるかもしれませんが、アフターサービス面を期待したい方は、今後、そういった購入経路を選択するのもありでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私は、およそ10年以上すべてのオイル交換を自分の力で行ってきましたがセルフメンテナンスには以上のようにメリットがたくさんあります。
初めからバイク屋さんにお任せしていると中々自分でやるモチベーションは出てこないかと思いますが、勇気を出して自分の手でやってみると案外すんなり出来たりして結構自身が付いたりするものです。
少しでも興味のある方は是非挑戦してみてくださいね。