自身のMT-09の走行距離が16,000キロに到達したため、エンジンオイルの交換を行いました。
ベストな交換時期はその方の走り方や環境によりケースバイケースですが、私は3,000キロごとの交換を意識して行ってきています。(新車での購入直後は1,000キロ交換がベターだそうです)
今回は自分用の備忘録もかねて、交換の手順と注意点、交換時に役立つおすすめ品なんかの紹介もできればと思います。
使用したエンジンオイルとオイル量
今回使用したエンジンオイルは定番「ヤマルーブ」です。(ヤマルーブHPはこちら)
ヤマハのバイク乗りならこちらを使っておけば間違いなしと言ったところです。
またMT-09のエンジンオイル量は2.4リットルです。この4リットル缶を買っておいて、余りは次回に繰り越しの形がコスパも良くおすすめです(オイルの保管場所は屋内の物などにしましょう)
ちなみにオイルフィルターも交換する場合にはエンジンオイルが2.7リットル必要になるので注意しましょう。
自分はサーキット走行とか攻めた走りは追求していないのでつがいが分からないですが、よりこだわりたい方や財布に余裕がある方は以下のグレードアップ版オイルを使ってみるのもありかと思います。
またオイル廃棄用の処理箱は余裕を持って4.5リットルくらいのものを使った方が作業しやすいです。
あまり容量の少ないものだとタプタプになって吸収しきれなくなります。
作業前の準備(暖気とメンテナンススタンド)
作業前には必ず暖気を2~3分行い、オイルを溶かします。これをしないと古いオイルがすべて排出されなくなりますので注意です。
逆に暖気しすぎるとオイルが暑くなりすぎて危険なのでそこも注意です。
また、センタースタンドの付いていないMT-09での作業には、水平を保つためのセンタースタンド使用が推奨されています。こちらも余裕があれば用意するようにしましょう。

上記は私も使っている安物のスタンドですが、車重の軽いMT-09ならこちらでも問題なく使用可能です。
こちらがあればホイールやチェーンの清掃時にも役立ちますので気になる方は見てみてください。
ちなみに自分は下記のスイングアームスライダーを装着しており、そちらの取っかかりにひっかける形でメンテナンススタンドを使っています。
スイングアームスライダースライダーは六角レンチさえあればポン付けで簡単に装着もできますので、おすすめです。
オイルの排出
ここまでくれば難関であるオイルの排出です。
排出前には注入口側のキャップを事前に外しておくとオイルの排出がよりスムーズになります。
排出口となるドレンボルトはエンジン下部にあります。サイズは17㎜です。

ドレンボルトはナメてしまうと面倒なので私は以下のボックス型レンチにて確実にグリップさせるようにしています。
外すときのコツとしては、工具で5~6割まで緩めてから、残りは手で緩めます。

そして押し込みながら緩めることでオイルが一気に出ていくのを防ぎます。滲み出てきたところで手がオイルまみれにならないよう、一気に引き抜きます。(念のために手袋は当然必須です)
またオイルの飛び出しは必ず想定よりもやや勢いよく出ていきますので、下に敷く袋の位置も重要です。

ドレンボルト装着(ワッシャーを忘れずに)

古いオイルがすべて抜けきるまでには4~5分かかるので、その間は片づけたり待ちましょう。
またドレンボルト装着時には必ず新しいワッシャーを付けてください。(オイル漏れを防ぎます。)
新しいのオイル注入
いよいよオイルの交換ですが、
オイル交換時には以下のようなメモリ付きのジョッキがあると便利です。
MTは形状的にも可動性のある細めのノズルがないと注入しづらいです。。

漏れの確認&交換後も暖気を行う
交換後には再度アイドリングにて暖気を行い、新しいオイルをエンジン内に馴染ませます。
アイドリングを行うとオイルが少し減る時もありますので、オイルゲージ用の窓で確認しましょう。
また、ドレンボルトからの漏れがないかも必ず確認します。
2~3回に一度は「オイルフィルター」も交換がベスト
エンジンオイル交換時には極力「オイルフィルターの交換」も行うのが良いです。ただ都度の交換は費用も重なるので、おすすめは2~3回エンジンオイル交換をしたらその時には一緒に交換しましょう。
ちなみにオイルフィルター交換時にはオイル量が「2.7リットル」必要になりますので、ご注意ください!
まとめ
せっかくの大型バイクなら長い事乗りたいですよね。
エンジン寿命を少しでも伸ばすためにはオイル交換は必須です。
また、セルフでのメンテナンスには人それぞれ独自の美学のようなものがあります。
その為色々なやり方があるかと思います。今回の内容は一つの参考程度に見て頂けると幸いです!
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