そして自分用の備忘録もかねて、MT-09用のエンジンオイル交換までの手順と注意点、交換時に役立つおすすめ品なんかの紹介もできればと思います。
交換方法以外にも、
「どれくらいの頻度で交換したら良いか分からない」
「おすすめのオイルが知りたい」
こんな悩みを抱えている方はぜひお読みください!
MT-09オイル交換に最低限用意したいもの
エンジンオイル交換に最低限用意したいものは以下の通りです。
- エンジンオイル(10w-40の4L缶がおすすめ)
- オイル処理箱(大きめ推奨)
- 21mmのレンチ
- M14サイズのドレンワッシャー
- オイル用ジョッキ
最低限上記があればオイル交換は完了します。ドレンワッシャーは忘れがちな方も多いですがオイル漏れを防ぐために結構重要。忘れずに都度交換しましょう。
おすすめのエンジンオイル交換頻度
バイク購入店のプロの整備士から教えてもらったおすすめの交換時期は以下の通り。
オイル交換時期 | |
初回 | 1,000キロor半年経過 |
2回目以降 | 3〜5,000キロor1年毎 |
ただ最適な交換時期はその方の走り方や環境によりケースバイケースなのも事実。
峠を頻繁に攻めてエンジンをぶん回している方はなるべくまめに交換が必要です。また、プライベートが忙しく中々乗れていない方は無理のない範囲で定期的に交換を意識すればOKです。
MT-09に実際に使用したエンジンオイルとオイル量
今回使用したエンジンオイルは定番「ヤマルーブ」です。(ヤマルーブ公式HP)
ヤマハのバイク乗りならこちらを使っておけば間違いなしです。
またMT-09のエンジンオイル量は2.4リットル。
この4リットル缶を買っておいて、余りは次回に繰り越しのスタイルがコスパも良くおすすめです
オイルの保管場所は屋内の物置などなるべく日の当たらない場所にしましょう
オイルフィルター交換の頻度と注意点
オイル交換と同等レベルで重要度が高いのがオイルフィルターの交換。
おすすめの頻度は、「オイル交換2回に1回の頻度」で交換するやり方。
エンジンオイル | オイルフィルター |
初回 | △ |
2回目 | ◯ |
3回目 | × |
4回目 | ◯ |
2014〜2022年式のMT-09におすすめのフィルター
MT-09の場合、オイルフィルターも交換する場合にはエンジンオイルが2.7リットル必要になるので注意が必要。
自分はサーキット走行とか攻めた走りは追求していないのでつがいが分からないですが、よりこだわりたい方や財布に余裕がある方は以下のグレードアップ版オイルを使ってみるのもありかと思います。
またオイル廃棄用の処理箱は余裕を持って4.5リットルくらいのものを使った方が作業しやすくおすすめ。あまり容量の少ないものだとタプタプになって吸収しきれなくなることもあります。
メーカー推奨の粘度は10W-40
経済的に抑えたい方は社外品のエンジンオイルを探してみても良いでしょう。
カストロール製
カストロールのオイルは社外品の定番。ロングセラーならではの安心感は抜群。街の量販店でもかなり見かけます!
AZ製
Amazon内では人気のブランド。コスパは抜群。頻繁に交換するならこのオイルでも必要十分です。
オイル交換作業前の準備
作業前には必ず暖気を2~3分行い、オイルを溶かしましょう。これをしないと古いオイルがすべて排出されなくなりますので注意です。
逆に暖気しすぎるとオイルが暑くなりすぎて危険なのでそこも要注意。
また、センタースタンドの付いていないMT-09での作業には、水平を保つためのセンタースタンド使用が推奨されています。
車重の重いMT-09は自力で水平を保ちながらオイルを排出するのは大変です。こちらも余裕があれば用意するようにしましょう。
上記は私も使っている安物のスタンドですが、車重の軽いMT-09ならこちらでも問題なく使用可能です。
こちらがあればホイールやチェーンの清掃時にも役立ちますので気になる方は見てみてください。
ちなみに自分は下記のスイングアームスライダーを装着しており、そちらの取っかかりにひっかける形でメンテナンススタンドを使っています。
スイングアームスライダースライダーは六角レンチさえあればポン付けで簡単に装着もできますので、おすすめです。
オイルの排出
ここまでくれば難関であるオイルの排出です。
排出前には注入口側のキャップを事前に外しておくとオイルの排出がよりスムーズになります。
排出口となるドレンボルトはエンジン下部にあります。サイズは17㎜です。
ドレンボルトはナメてしまうと面倒なので私は以下のボックス型レンチにて確実にグリップさせるようにしています。
外すときのコツとしては、工具で5~6割まで緩めてから、残りは手で緩めます。
そして押し込みながら緩めることでオイルが一気に出ていくのを防ぎます。滲み出てきたところで手がオイルまみれにならないよう、一気に引き抜きます。(念のために手袋は当然必須です)
またオイルの飛び出しは必ず想定よりもやや勢いよく出ていきますので、下に敷く袋の位置も重要です。
ドレンボルト装着(M14のワッシャーを忘れずに)
古いオイルがすべて抜けきるまでには4~5分かかるので、その間は片づけたり待ちましょう。
またドレンボルト装着時には必ず新しいワッシャーを付けてください。(オイル漏れを防ぎます。)
新しいのオイル注入
いよいよオイルの交換ですが、オイル交換時には以下のようなメモリ付きのジョッキがあると便利です。
MTは形状的にも可動性のある細めのノズルがないと注入しづらいです。。
漏れの確認&交換後も暖気を行う
交換後には再度アイドリングにて暖気を行い、新しいオイルをエンジン内に馴染ませます。
アイドリングを行うとオイルが少し減る時もありますので、オイルゲージ用の窓で確認しましょう。
また、ドレンボルトからの漏れがないかも必ず確認します。
2回に一度は「オイルフィルター」も交換を
エンジンオイル交換時には極力「オイルフィルターの交換」も行うのが良いです。
ただ毎回の交換は費用も重なるので、おすすめは2回エンジンオイル交換をしたらその時には一緒に交換しましょう。
こちらも先述しましたが、オイルフィルター交換時にはオイル量が「2.7リットル」必要になりますのでご注意ください
まとめ
MT-09のエンジンオイル交換を振り返ります。
最低限用意するもの
- エンジンオイル(10w-40の4L缶がおすすめ)
- オイル処理箱(大きめ推奨)
- 21mmのレンチ
- M14サイズのドレンワッシャー
おすすめ商品
オイル交換の頻度
オイル交換時期 | |
初回 | 1,000キロor半年経過 |
2回目以降 | 3〜5,000キロor1年毎 |
オイルフィルター交換時期
エンジンオイル | オイルフィルター |
初回 | △ |
2回目 | ◯ |
3回目 | × |
4回目 | ◯ |
せっかくの大型バイクなら長い事乗りたいですよね。そんなときエンジン寿命を少しでも伸ばすためにはオイル交換は必須です。
今回の内容は一つの参考程度に見て頂けると幸いです!
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