バイク用のインカムって世間でも結構流行っていますが、いざ購入しようにもどれくらい便利で必要性があるものなのかイメージが沸きづらいですよね。
そこで今回は、自身の経験談をもとに
バイク用インカムを使うことによるメリットと必要性についてまとめてみました。
実際に私は、
3種類のインカムの使用経験があり、約5年ほど使ってきました。
今後インカムの購入をしてみようか検討している方や、少しでも興味がある方の参考になれば幸いです。
インカムってそもそもどんなものなの?
そもそもインカムとは何なのか。聞きなれない方からすれば何かもわからないですよね。
基本的には、ヘルメットに専用のスピーカー(イヤホンマイク)と本体との二点を設置することで機能を果たす機器です。
主には仲間とのツーリング時に会話や意思疎通をすることや
ソロツーリング時に音楽やラジオを聴いたり、携帯電話を通じて通話等をすることが出来る便利アイテムといえます。
そしてほとんどの商品において接続にはBluetooth機能が使われます。
ヘルメットへの取り付け作業に関しては慣れれば大したことないですが、苦労をされる方もいらっしゃいます。
そんな時バイク用品店では、店頭購入でスタッフが取り付けサポートまでしてくれるケースもあるようです。
取り付けに自信がない方はそういったサービスも視野に検討しましょう。
結論:ソロツーが多い方にもインカムはおすすめ
バイクはインカム無しでも走っているだけで楽しい乗り物ですが、インカムがあればさらに楽しくなるものだと個人的には思っています。
私のバイク生活スタイルは、ソロツーが6割、二人か三人グループで走ることが3割、マスツーリングに参加させてもらうことが1割ほどの割合です。
その中で、ある程度の距離を走る時はソロ・複数ツーリング問わずインカムは持っていきます。
近所を20~30分走るだけの時は正直ほぼ使いませんし、持ってもいかないですね(笑)
なので私一人の意見にはなりますが、決してソロツーがメインだからと言ってインカムは必ずしも必要ないかというと、そうではないと思っています。
むしろ、ソロツーが多い方でも十分に活用できますし、そんな方にも便利な商品です。
ここからは実際に使っている経験に基づき、インカムがもたらすメリットをいくつか挙げていきます。
インカムのメリット①ツーリング中の急なイレギュラーに対応がしやすい
例えば仲間とツーリング出かけた際に、渋滞のために予定のルートを変更したくなるケースや急にコンビニなどに寄りたくなることが多々あるかと思います。
そんな時、たとえばインカムがない状態ですと、信号待ちなどのタイミングを見計らって大声で話さないといけないですが、ヘルメット越しだとこれが結構伝わらなくてイライラします(笑)
ソロツーリングなら好きなタイミングでどうとでもできますが、仲間とのツーリング中というのは相互の「意思疎通」が非常に重要になってきます。
しかしこんな場面でもインカムさえあればその苦労と焦りが解消されます。
バイクでのツーリングはイレギュラーやトラブルがつきものですが、そんな状況においてインカムは有効的に機能するでしょう。
また、カップルやパートナーさんとのタンデムデート時にも会話が盛り上がるので非常に効果的です。
頻繁にタンデムでお出かけされる方も検討の価値ありかと思います。
インカムのメリット②眠たい時にも効果的
インカムは”ライディング中に眠たくなりやすい方”なんかにも非常にお勧めです。
特に昼食後なんかは陽気がいいと眠くなりやすいですよね。
そんな時にインカムを通して積極的に仲間と会話をしたり、または無理をせずに休憩を挟む相談をしても良いでしょう。
基本自分はおしゃべりな方なのでインカムツーリング中はずっと喋っています。
これが長距離ツーリングにおいては眠気緩和に効果があるのです。
私は長距離は疲れやすくスタミナが無いので、仲間と走る時には良く無理を言って休憩を挟ませてもらっています。
さらには、ソロツーリングの時なんかでもスマホとインカムをBluetoothで繋ぐことで音楽やラジオを楽しむこともできます。
長距離ソロツーリング時や渋滞時の退屈しのぎや気分転換にもなるでしょう。
バイクの運転時に眠くなること自体をなるべく避けたいところですが、寝不足だったり長距離運転だったりするとどうしても眠たくなるものです。
インカムには眠気解消効果が大きくあることもメリットとして挙げられます。
インカムのメリット③見た目のかっこよさ
バイク用ヘルメットはインカムを付けるだけで簡単に近代的になりかっこよく変身します。
さらに夜間にはインカムのランプが雰囲気も演出してくれます。
もちろんヘルメットのデザインやインカムのデザインによって好みは分かれますが、個人的にはかっこよくて好きです。
お使いのヘルメットにアクセントを加えることができるでしょう。
基本的には、1対1なら他社インカムとも接続可能
インカムのメーカーや機種は数多く出回っていますが、
ほとんどのインカムは他社製品同士であってもペアリングをすることで通話が可能です。
接続方法等は、機種によってさまざまなので、メーカーホームページ等をご確認ください。
ただ複数人の接続・通話は低価格モデルではほぼ難しいため、
わたしはLINEのグループ通話なんかも併用したことがあります。
(※LINEのグループ通話はラグやノイズがひどかったりするので注意が必要です。)
インカム装着にはフルフェイスヘルメット使用がおすすめ
インカムを使う際には基本的にはフルフェイスヘルメットの使用がおすすめです。
一番の理由としては、風切り音の影響です。
ジェットヘルメットでもインカムは使えますが、高速走行時にはどうしても風の音がうるさいので聞こえづらくなることがあります。
さらには、フルフェイスヘルメットの中でも、「ショウエイ GT-Air」のような静音性に特化したモデルの使用がおすすめです。
インカムの盗難にも注意が必要
インカムを付けている際は、盗難のリスクがあることを常に念頭に置き、必ずヘルメット本体から取り外し、持ち歩く癖を付けましょう。
もちろん盗難される可能性やリスクは低いものですが、実際に事例もあります。
その為、極力取り外しのしやすいモデルを選ぶのと、常に携帯し気にかけておくことがおすすめです。
まとめ:ソロツーが多い方にもインカムはおすすめ!
いかがでしたでしょうか。
インカムは決して仲間とのツーリング時だけのものでは無く、一人で走る時なんかにも使い道が多くあります。
値段は平均的に高価とはいえ、それに見合った価値があるかと思っています。
インカムを使うことで、より豊かなバイク生活を実現しましょう!