バイクに乗ってて眠くなりやすい方は実は結構多いです。
今回の記事は、

「バイクに長時間乗っているとどうしても眠くなってしまう…」

「眠い中でのバイクの運転は危険だとはわかっているが、どうしても睡魔に襲われてしまうことがある…」
といったような悩みをかかえている方に向けて書いた記事です。
バイクの運転で疲れる理由について触れていきながら、睡魔に襲われてしまった時の対処法についてご紹介していこうかと思います。
バイクの運転で疲れる理由
バイクに乗っているときの疲れは、気づかないうちに蓄積されていきます。具体的な原因は以下の3つです。
①風圧や気温による身体的疲労
バイクに乗っていると、常に体に風が当たります。
これは高速道路など長距離移動している時ほど顕著です。実は、この風圧による僅かな疲労というのは気づかないうちにじわじわと蓄積されやすいものです。
また外気に直接全身が当たるため、暑さ・寒さによりジリジリと体力・カロリーも奪われていきます。
②全神経を集中させている為脳が疲れる
バイクの運転は気づかないうちに神経をかなり使っております。
両手両足を使った繊細な操作と、周囲の交通状況への細心の注意により次第に疲れは蓄積されます。
③ライディング中に体幹や筋肉を使っている為疲れる
レースや峠を寝かして攻めるような方でなくても、バイクに乗るには多少なりとも体幹バランスや筋力を要します。自分が思っている以上に、筋肉は緊張して疲れるものです。
※食後であれば血糖値上昇の影響もある
ツーリングの楽しみの一つは旅先での美味しいご飯ですが、食後が1番眠くなる時間帯でもありますよね。
食後で極端に糖質を摂りすぎると血糖値が急激に上がります。
ツーリングでラーメンを食べに行く方も多いですが、血糖値を上昇させやすい食べ物でもあります。
ツーリングでの食事では糖質を極力摂らないように避けるか、ゆっくり食べることで血糖値の急上昇を起こさせないことが事故防止にも繋がるかもしれませんね。
睡魔に襲われた時の対処法は?
では、睡魔に襲われた時に取るべき対処法について自身の経験からおすすめのものを挙げていきます。
①素直に休憩を挟むのが一番
眠くなっているときには、既にかなりの疲労が体に蓄積されている状況です。
こんな時は、格好つけたりせずに周囲の仲間に何を言われようとも一度休憩を挟みましょう。
ライディングの経験値が上がってくると、自分が眠くなりだすときの予兆が分かってきたりもします。
理想は、その時点で早めの休憩を取ることです。
また道の駅やコンビニなどでは、休日多くのライダーさん達が休憩をしているため、頻繁に立ち寄ることで思わぬ出会いやふれあいがあるかもしれません。
ちなみに、急な寄り道などのプラン変更時、仲間とのコミュニケーションを図る為にも「インカム」は便利でおすすめです。
②座りながらできるストレッチをする
眠くなった脳内に血を巡らせるためにもバイクにまたがったままできるストレッチは眠気対策に効果的です。
ストレッチ内容は背伸びや肩・首を回すなどシンプルなものでもかなり効きます。
参考までに、日経ビジネスさんが座りながらでもできる眠気解消ストレッチを紹介しています。
これならバイクの信号待ちなんかでも使えるものが多そうです。
参考サイト「https://business.nikkei.com/atcl/skillup/16/091500011/120900006/」
③休憩ついでに体を動かす
体を動かしたり、プチ運動をすると手っ取り早く目が覚めます。
公園で軽く懸垂をしたり、駐車場からコンビニ入り口まで軽いランニングをしてみたりと方法はいろいろあります。
(”駐車場内のランニングは周囲の安全確認に気を配りましょう。”)
④痛みで目を覚ます
友人などに手のひらなどのツボを思いっきり押してもらうのも、目覚ましには効果があります。
おすすめのツボは手のひらの合谷と前腕部の手三里などのツボです。
眠くなる前に!事前の予防策として有効なのは?
では、事前に眠くならないように備えるには何をしたら良いでしょうか。
以下では、そちらを紹介していきます。
一番大事なのは、寝不足ではない事
ツーリングの前日はどうしてもわくわくしてしまい、夜更かし気味になることが多いですが、普段より確実に早く寝るようにしましょう。
口うるさく言うようですが、ツーリング時の疲れは思っているよりも溜まりやすいため、前日の疲労を少しでも繰り越さないことです。
カフェインはツーリングの味方
コーヒーなどに含まれるカフェインには、眠気解消効果のある成分が多く含まれています。
またリラックス効果もある為、ツーリング中に緊張状態にある自律神経を休める働きもあります。
ただ、眠いからと言って過剰摂取は禁物です。
眼精疲労を蓄積させない
バイクに乗ると目が疲れます。
これは必然的なことですが、現代人はバイクに乗る前からスマホ・パソコンの多用からすでに目が疲れていることも多いでしょう。
おすすめは、前日の夜か当日朝に蒸しタオルを作って温めるor眼精疲労解消アイテムを使うことです。
個人的おすすめ品は以下のあずきです。めぐりズムよりもコスパはよく、温かさもさじ加減で微調整が効くので便利です。
まとめ
せっかくのツーリングやお出かけで眠くなってしまっては危険なのは勿論、景色やライディングを十分に楽しむこともできません。
しっかりと事前の対策なども準備して楽しめてこそ立派なライダーと言えるでしょう。