インカムをついに購入したはいいものの、次にぶち当たる障壁は「ヘルメットへの取り付け作業」です。
器用な方であれば初見でも難なくこなしてしまうのかもしれませんが、私のような手先不器用人間にはやや難易度の高い作業です。
とはいえそんな私でも何度か取り付け作業をしていくうちに作業の工程とコツを掴めました。
今回は、そんな素人の私自身が微々たる経験から学んできたインカム取り付けの工程と注意点などについてご紹介していければと思います。
ヘルメットへの固定方法確認は基本的に2通り
まずインカム本体をヘルメットに固定する作業が必要ですが、取り付け方は基本的に
- クリップ固定
- マジックテープでの固定
の2通りがほとんどです。
ちなみにもし上記以外の固定方法によるインカムをお持ちの場合には、今回紹介する取り付け方は参考にならない可能性がありますのでご了承ください。
ちなみに今回説明にしようさせていただいた機種は、デイトナのDT-01とDT-E1、ヘルメットはショウエイのgt-airです。
1.クリップ固定はヘルメットの外装と内装の隙間に挟み込むのみ
クリップ固定は、簡単かつ固定力の強さがメリットと言えます。
唯一のデメリットとしては機種によってはヘルメットに固定ベースの裏面がヘルメットと常に干渉した状態となるので擦り傷が残りやすくなる点です。

傷が付いた場合には、ステッカーを張って誤魔化すか、初めから安めのヘルメットにインカムを取り付けるのが対策としては良いでしょう。
2.マジックテープ固定は貼り方と貼る位置に注意
マジックテープ固定の場合には、貼る面の脱脂を徹底することと極力平面に貼り付けることです。
脱脂に関してはステッカー貼りの際などにも基本となってきますが、しっかり脱脂を行い汚れを落としてから出ないとすぐ剥がれてきます。
この2点さえ守れれば抜群の固定力が実現可能になります。

スピーカー貼り付け
ヘルメットへの取り付けが完了しましたら次はスピーカーの取り付けです。
スピーカーの位置は仮決めですが、最近はほとんどのヘルメットにインカム取り付け用のくぼみが施されています。基本はその位置に張り付けて、あとは使いながら微調整をしていってください。


ちなみにインカムのスピーカー位置は、音質や音量の問題に大きく影響してきます。
詳しくは別記事にまとめてありますので参考までに。
※内装は外した方が簡単
インカム取り付け時はヘルメット内装のクッションやら何やらを思いっきり外して取り付けた方がかえって簡単に短時間で取り付けられたりします。

ズボラだとめんどくさがって外さずに奮闘してしまいますが、いっそ外して作業することをおススメします。
マイクの取り付け
インカム本体、スピーカーの取り付けが完了したら、最後は口元にマイクを取り付けるのみです。
マイクの取り付けは、当然口のより近くに付けた方が音の拾いは良くなりますが、
ヘルメットを手で持つときに掴みづらい場所に貼り付けることがポイントです。

私は口元からやや右寄りの内装近くに貼り付けていますが、個人個人で場所は多少違いがあるかもしれません。
普段ヘルメットを手で持つときに、ご自身がどの辺を掴む癖があるか改めて確認してから位置を決めていきましょう。
最終確認:配線の整理&見栄えチェック
マイクの取り付けまで完了したら、最後は配線の整理と見栄えのチェックです。
配線の整理を行う事で配線が頭部や耳へ直接当たることがないようにします。少しでも頭部に干渉するようでは、長時間走行時に頭や耳が痛むなんてことになり兼ねません。
また見栄えチェックでは、外観から見て配線がはみ出ていたりしないかを確認します。
見栄え的な問題以外にも、配線が何かに引っかかった拍子に切れたりするトラブルも未然に防ぐことが出来ます。
まとめ:慣れれば案外簡単なのがインカム
いかがでしたでしょうか。
解説用の写真はやや見づらいものになってしまい恐縮ですが、流れとしては大まかにこんな感じで、意外と簡単です。
慣れてしまえば友人のインカムの取り付けなんかも簡単に出来るかもしれません。
バイク用品店店頭でインカムを買えばヘルメットへの取り付けを無料で行ってくれるようなサービスもありますが、少しでも安く買いたいならおすすめはネットや通販での購入です。
少しでも安く手に入れたい方はご自身での取り付けに挑戦してみてはいかがでしょうか。本日はここまでになります。読んで頂きありがとうございました。