バイクのホイールを掃除する上でケミカル剤の選び方は重要ですが、
結論からお伝えしますと、
パーツクリーナーの使用は「塗装されているホイール」の掃除には適さないのでNGです。
今回の記事では、
「ホイールの汚れ落としに適した掃除方法やグッズを知りたい。」
上記のようなお悩みの解決をサポート致します。
バイクもファッションも「おしゃれは足元から」
バイクにおいても「足元=ホイール」の状態というのは車体の印象を左右するのに重大な役割を担っていると言っても過言ではありません。
逆に言えば、
いくらかっこいいバイクに乗っていても、ホイール回りや足元が汚れていれば台無しというわけですね。
世間のライダーさん達は、他人のバイクのホイールやチェーンのメンテナンス状態も結構見ています。バイクの管理状態にはオーナーの愛情の強さが滲み出ます。
しかし、バイクのホイールは構造上、どうしてもチェーンの油が飛びやすく車よりも頑固な油汚れに侵されやすいです。そのためホイールの状態のメンテは頻繁に行う必要があるのです。
パーツクリーナーの使用は塗装面を傷め、最悪塗装を剥がしてしまう
先ほども先述した通り、バイクのホイールは頑固な油汚れに浸食されやすいです。
さらににその油汚れは、放置期間が長ければ長いほど非常に頑固な油汚れとなりそう簡単には取り除けなくなってしまいます。
そんな時、頑固な油汚れを落とすのに便利な商品が安く売られてますよね。実はそれを安直に使ってしまう方が結構多いみたいです。
それがパーツクリーナーです。
パーツクリーナーの洗浄力と速乾性は部分的な頑固な汚れを落とすのには最強です。そして何よりどこのホームセンターでも大容量かつ低価格でだいたい売られています。
しかしそんなパーツクリーナーは液剤の威力が強力なのをご存知でしたでしょうか?
そのためホイールの塗装面に頻繁に使ってしまいますと表面のコーティングを破壊していくのです。
実際に私も以前、調子に乗ってパーツクリーナーでホイール洗浄しまくっていたのですが、ある日汚れと一緒に塗装もわずかながら落ちていたことが発覚。。。使っていた布側に塗料の色が付着していたんです。。。
まだ気が付くのが早かったので何とか助かりましたが、同じような過ちを繰り返す方が増えないようにするための記事にもなっています。
洗剤は”洗車用洗剤”か”食器用洗剤”でもOK
ホイール洗車に使う洗剤は、洗車用洗剤かまたは食器用の中性洗剤でもOKです。むしろ頑固な油汚れは後者の方がよく落ちたりします。
これに関してはグーバイクさんにおいても推奨されている洗車方法です。
基本的には初めに流水を流し大まかな砂埃を流します。そのあとにしっかり泡立てたスポンジで優しく洗います。強くこすってしまうと残っていた砂等が線傷を残してしまいます。
商品にもよりますが、安価な食器用洗剤のが安く済みコスパに優れがちです。気になる方はお試しください!!
水なし掃除には「マルチフォーミングクリーナー」がおすすめ
先程も書いたように砂埃がひどい時は流水にて流してからの洗浄が理想ですが、頻繁には中々大変ですよね。それに水気もしっかり飛ばさないと錆びやすくなってしまいます。
そんな時に便利になるのが水なし洗車の味方、ワコーズの「マルチフォーミングクリーナー」です。
商品名にマルチとあるように、この商品はバイクパーツのあらゆる部分に使用が可能。塗装面も傷めません。
使用方法はスプレー噴射後、少しおいてしっかりと汚れを浮きあがらせてから拭き取りましょう。泡立ちも良い商品なので優しく拭き取りましょう。
ケミカル剤使用時の磨き方・艶出し
おすすめはこの洗浄作業後に、コーティング・保護効果のある「プラクサス」や「バリアスコート」にて拭き上げを行う工程です。
スプレー量もわずかな量を塗り広げるだけで広範囲までツルピカに仕上げられます。簡単な作業な上に仕上がりが段違いに違いますので一本試しで備品に持っておくことをおすすめします!
拭き取り・艶出しはクロスか古いTシャツ等がおすすめ
拭き取りに使う布類は、雑巾でも構いませんがおすすめは
ウェスやクロス、または着なくなったTシャツ等の活用です。
理由としては雑巾では拭き取り跡が残りやすいからです。水滴後が残っては意味がないですからね。
私はいつも着古したTシャツをパジャマ様に回し、パジャマとしてもみすぼらしいレベルにまで堕ちたところで雑巾代わりとして洗車に活用しています。リサイクルのレベルが江戸時代クラスですが結構有効的です。
Tシャツって安物だとすぐによれたりしますが、捨てる前に有効活用していきましょう。
まとめ:ツーリングの前後はホイールをピカピカに!
個人的にはツーリングン前後にホイールの洗浄・コーティングをしておくことをおすすめしています。
ツーリング前に磨いておくことで出先での愛車の輝きは格別になります。写真写りもだいぶ変わりますしね。
ツーリング後も軽く磨いておくことで保管中も綺麗な状態が保たれやすいです。
ちなみにこまめに洗浄していれば汚れはそう頑固にこびりつかないので、一回の洗浄にかかる時間も短くなっていきます。
参考になった方は是非ともグッズを準備して、さっそく洗車してみましょう。
せっかくきれいに磨いた愛車とはいえ、保管状態が良くなければ瞬く間に汚れていってしまいます。バイクカバーを掛けていたとしてもタイヤ周りやチェーン周辺は汚れが付着しやすく錆も発生しやすいです。
そんな時、結局最強の対処法となるのがやはり「ガレージ保管」することでしょう。
最近では月極のレンタルガレージも沢山普及しており以下リンクの加瀬倉庫なら全国各地にガレージがたくさんあります。こまめに洗車やメンテナンスを行う時間が中々取れない多忙な方や、メンテナンスの手間が面倒に感じるズボラライダーさんほどガレージ利用は費用対効果が高いでしょう。
そして当然ガレージ保管は防犯性もかなり高いです。車種によっては盗難リスクの高いバイクも沢山あります…。
近所のガレージを探してみたい方は以下を参照下さい。