道具さえあればチェーンメンテは案外簡単
正しい道具さえ揃えればバイクチェーンのメンテナンスは誰でも簡単に行えます。
ただ実際やってみないと難しそうな作業に感じるのも確かです。
とはいえバイク屋さんに預けようものなら高い工賃を取られる上にバイクを数日は預けないとならなかったりするので、割とデメリットが多いんですよね。
なので維持費を少しでも安く済ませたい方は、勇気を出してセルフチェーンメンテナンスに挑戦してみることを、当ブログでは推奨しております。
チェーン掃除を行う頻度は?
当然のことですがバイクチェーンの掃除は、頻繁に行えるならそれに越したことは無いです。
とはいえ、なかなか皆さん忙しいと思うのでそんな頻繁にやれとか言われても現実的では無いですよね。
そこで、個人的に守っているバイクルールとしてあるのが、雨に降られた後や海沿いを走って潮水を浴びた後なんかは必ずチェーンのメンテナンスを怠らないようにすると言うものです。
濡れた状態や塩分が付着した状態はバイクチェーンにとって非常にコンディションが悪く、錆や劣化の促進に繋がりやすくなります。
とはいえ、本当に忙しい時は簡単なメンテナンスすらも出来ない時もあるでしょう。
そんな時でもなるべく早めにメンテできるように意識しましょう。
バイクチェーン清掃に必要な道具は4つ
チェーンの掃除で必要な道具は主に以下4点です。
- 手袋
- チェーン専用クリーナー
- チェーン清掃用ブラシ
- 雑巾
手袋は当ブログの写真の通りオンボロでも構いません。基本手元汚れるので素手はなるべく避けましょう。
ちなみに4つ目の雑巾に関して、自分は着なくなった半袖Tシャツを雑巾がわりにしたりもします。
Tシャツって結構すぐよれてパジャマ行きになると思いますが、うちでは雑巾として最後の責務を果たしてもらうようにしています?
おすすめのチェーン専用クリーナー
おすすめのチェーン清掃用ブラシ
バイクチェーン掃除のやり方を解説
①専用クリーナーで汚れの8割を落とす

まずバイクチェーン専用のクリーナーをふんだんに使い、汚れを浮かし、落としていきます。
この時、チェーン用ではないパーツクリーナーなどは極力使わないようにしてください。
通常のクリーナーでは、チェーン内部に組み込まれているゴムパーツを傷める可能性があり、痛めたことによりチェーン自体の劣化や伸びを促進してしまう可能性があるのです。

バイク用チェーンってバイク用品の中でも結構高いからなるべく長く使いたいんですよね
ライダーさんの中には上記のように考える方も少なくないはず。
チェーンの寿命を延ばすためにも、しっかり専用品を使っていきましょう。
②ブラシで隙間の汚れも落とす

クリーナーの次はブラシでチェーン表面やチェーンの隙間に挟まっている汚れや異物を落としていきます。
ブラシは洗車用のブラシでもいいですが、効率的に作業したいならバイクチェーン用のブラシがおすすめです。
またチェーンに錆がある場合は早期発見であれば真鍮ワイヤーブラシで優しくこするだけで落とす事が可能です。
※メンテ時はメンテナンススタンドがあればものすごい楽になる
チェーンメンテナンスを行う際にはタイヤを回転させていく事でチェーン各部の清掃・注油を行う必要がありますが、少しづつバイクを手押しで移動させて作業を行うのは疲れますし非常に面倒です。
そんな時にメンテナンススタンドがあれば簡単にタイヤを回転させることが出来非常に作業効率が上がります。

ちなみに私が普段使っているスタンドはAmazonで購入しました。
値段は安価ですが、使用上大きな支障はなくなれてしまえば持ち上げる作業も楽々行えます。
ちなみにメンテナンススタンド使用時は、必ず以下の三点を守って作業しています。
- ハンドルを左に切っておく
- サイドスタンドは出しておく
- フロントブレーキを掛けた状態で持ち上げる
まずハンドルを左に切ることで車体持ち上げた時、サイドスタンドがない右側に車体が倒れることはほぼなくなります。
そして左側にはサイドスタンドが出ている為、左側に転倒する可能性もかなり低いでしょう。
最後にフロントブレーキを掛けておく理由としては、後輪を持ち上げている最中にフロントタイヤが動いてしまうのを防ぐ為です。
上記三点を守りつつ 、ゆっくり慎重にリアタイヤを持ち上げていく事でスタンドに掛けることが出来ます。気になる方は是非トライしてみてください。

③注油
次に注油です。
注油にはもちろんバイクチェーン用の専用品を使います。

わたしはヤマルーブのウェットタイプを普段使用しています。上記のチェーンオイルは粘度が高く、注油直後は納豆みたいに糸を引くこともあります。
ただある程度走行し、馴染ませてしまえば糸引きは落ち着いてきます。メリットとしては、高い粘度のおかげで注油後の油の持ちは良い点です。
チェーンオイルはウェットタイプとドライタイプがあります。
オイルの飛び散りを極力抑えたい方はドライタイプがおすすめでしょう。
ちなみに注油時は極力多方面から油をさせると理想的です。
特にチェーンとチェーンの接続部の隙間は見落としがちですのでしっかりとさせるようにしましょう。

④余分な油の拭き取り

注油後は余分な油が垂れるときもあるのでそんな時は雑巾か布類でしっかり拭き取りを行いましょう。
※拭き取り後も油が飛ぶ可能性あり
注油後は拭き取ったとしても結構油が飛んでホイールが汚れたりもするので、試走後にホイール、タイヤ、フレーム周りを綺麗にしておくと、油汚れがしつこくなる前に落とせるのでおすすめです。
まとめ
私の場合は慣れてしまえば2〜30分程で前工程終わらせられます。
器用な人ならもっと短時間で終わらせられるかもしれませんね。
玄人のライダーさんは結構他人のバイクのチェーン状態も見てたりします。
他のライダーさんにも胸を張れるくらい綺麗にしておくと、結果それがご自身の安全性にも繋がります。
挑戦してみたくなった方は、是非やってみてくださいね。
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