バイクの走行性能や安全性を維持するために、チェーンの清掃は欠かせないメンテナンスのひとつです
しかし、
「どのくらいの頻度で清掃すればいいのか」
「清掃方法が分からない」
といった疑問を抱えているライダーも多いのではないでしょうか?
この記事では、チェーン清掃の適切な頻度や正しいお手入れ方法、注意点を詳しく解説します
初心者ライダーからベテランまで、役立つ情報をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください!
バイクチェーン清掃の重要性
1. 走行性能を維持するため
バイクチェーンは、エンジンの力を後輪に伝える重要なパーツです
汚れが溜まったまま放置すると、摩擦が増え、スムーズな走行が妨げられます
2. チェーンの寿命を延ばすため
清掃不足は、チェーンの錆や劣化を早める原因になります
定期的なメンテナンスを行うことで、チェーンの寿命を延ばすことができます
3. 安全性を確保するため
汚れや錆びが原因でチェーンが外れたり、破損したりする可能性があります
これは大事故につながるため、定期的な清掃が必要です
道具が揃えばチェーン清掃は簡単
正しい道具さえ揃えればバイクチェーン清掃は誰でも簡単に行えます
ただ実際やってみないと難しそうな作業に感じるのも確かです。
なので維持費を少しでも安く済ませたい方は、勇気を出してセルフチェーンメンテナンスに挑戦してみることを、当ブログでは推奨しております
バイクチェーンの清掃頻度
当然のことですがバイクチェーンの掃除は、頻繁に行えるならそれに越したことは無いです
とはいえ、忙しい方ほど頻繁にやれとか言われても現実的では無いはず
1. 走行距離に基づく頻度
一般的には、500〜1,000kmごとにチェーンの清掃を行うのが推奨されています
長距離ツーリングや日常的な利用頻度に応じて調整しましょう
2. 走行条件による違い
雨天走行後や山道など未舗装路を走った後はなるべく早めに清掃しましょう
• 雨天走行後:雨水や泥でチェーンが汚れやすいため、走行後に清掃するのが理想
• オフロード走行:砂や泥が付着しやすいので、走行後すぐの清掃が必要
3. 目視で汚れを確認
チェーンが黒ずんでいたり、汚れが目立つ場合は走行距離に関わらず清掃を行いましょう
バイクチェーン清掃に必要な道具
チェーンの掃除で必要な道具は主に以下4点です
- 手袋
- チェーン専用クリーナー
- チェーン清掃用ブラシ
- チェーンルブ
- 雑巾
手袋は当ブログ写真の通りオンボロでも構いません。基本手元は汚れるので素手での作業はなるべく避けましょう
ちなみに4つ目の雑巾に関して、自分は着なくなった半袖Tシャツを雑巾がわりにしたりもします
Tシャツって結構すぐよれてパジャマ行きになると思いますが、うちでは雑巾として最後の責務を果たしてもらうようにしています
おすすめのチェーン専用クリーナー
おすすめのチェーン清掃用ブラシ
バイクチェーン 正しい清掃方法を解説
バイクチェーン清掃の手順は以下の通りです
①専用クリーナーで汚れの8割を落とす
まずバイクチェーン専用のクリーナーをふんだんに使い、汚れを浮かし落としていきます
この時、チェーン専用以外のパーツクリーナーは使わないようにしてください
理由は通常のクリーナーでは、チェーン内部に組み込まれているゴムパーツを傷める可能性がありから
痛めてしまうとチェーン自体の劣化や伸びを早めます
バイク用チェーンってバイク用品の中でも結構高いからなるべく長く使いたいんですよね…。
ライダーさんの中には上記のように考える方も少なくないはず
チェーンの寿命を延ばすためにも、しっかり専用品を使っていきましょう
②ブラシで隙間の汚れも落とす
クリーナーの次はブラシでチェーン表面やチェーンの隙間に挟まっている汚れや異物を落としていきます
ブラシは洗車用のブラシでもいいですが、効率的に作業したいならバイクチェーン用のブラシがおすすめです
またチェーンに錆がある場合は早期発見であれば真鍮ワイヤーブラシで優しくこするだけで落とす事が可能です
メンテナンススタンドがあれば作業効率アップ
チェーン清掃を行う際にはタイヤを回転させていく事でチェーン各部の清掃・注油を行う必要がありますが、少しづつバイクを手押しで移動させて作業を行うのは疲れますし非常に面倒です
そんな時にメンテナンススタンドがあれば簡単にタイヤを回転させることが出来非常に作業効率が上がります
ちなみに私が普段使っているスタンドはAmazonで購入しました
値段は安価ですが、使用上大きな支障はなくなれてしまえば持ち上げる作業も楽々行えます
ちなみにメンテナンススタンド使用時は、必ず以下の三点を守って作業しています
- ハンドルを左に切っておく
- サイドスタンドは出しておく
- フロントブレーキを掛けた状態で持ち上げる
上記三点を守りつつ 、ゆっくり慎重にリアタイヤを持ち上げていく事でスタンドに掛けることが出来ます。気になる方は是非トライしてみてください
より詳しいスタンドの使い方と注意点は以下にて解説しています
③注油
次に注油です
注油にはもちろんバイクチェーン用の専用品を使います
わたしはヤマルーブのウェットタイプを普段使用しています
上記のチェーンオイルは粘度が高く、注油直後は納豆みたいに糸を引くこともあります
ただある程度走行し、馴染ませてしまえば糸引きは落ち着いてきます
メリットとしては、高い粘度のおかげで注油後の油の持ちは良い点です
チェーンオイルはウェットタイプとドライタイプがあります
オイルの飛び散りを極力抑えたい方はドライタイプがおすすめでしょう
ちなみに注油時は極力多方面から油をさせると理想的です
特にチェーンとチェーンの接続部の隙間は見落としがちですのでしっかりとさせるようにしましょう
④余分な油の拭き取り
注油後は余分な油が垂れるときもあるのでそんな時は雑巾か布類でしっかり拭き取りを行いましょう
拭き取り後も油が飛ぶ可能性はあるので注意
注油後はある程度拭き取っていたとしても油が飛んでホイールが汚れることもあります
そのため試走後にホイール、タイヤ、フレーム周りを綺麗にしておくと、油汚れがしつこくなる前に落とせます
まとめ
今回の内容を振り返ります
- 手袋
- チェーン専用クリーナー
- チェーン清掃用ブラシ
- チェーンルブ
- 雑巾
- メンテナンススタンド(あれば便利)
- 専用クリーナーで汚れを浮かす
- ブラシで汚れを落とす
- 注油
- 余分な油は拭き取る
私の場合は2〜30分ほどで全工程が完了しました
器用な人ならもっと短時間で終わらせられるかもしれません
まだ未経験の方や挑戦してみたくなった方は、是非やってみてください!
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