男性ボルトがめちゃくちゃ硬くて外れない…
効果的な緩め方とかおすすめアイテムってあるん?
こんな悩みにお答えします。
結論、固着したボルトの多くは「浸透潤滑剤→衝撃→熱→専用工具」の順で対処すれば外せます。
たとえナメてしまったボルトでさえも外す手段はあります。



主にはバイクのボルトの外し方を解説しますが、バイクに限らず外し方はほぼ共通しています。
実体験をもとに超絶固くて緩まないボルトの外し方と最強アイテム3選を解説します


固着したボルトを外す前に浸透潤滑剤を使おう
固着したボルトを外すとき、まず試してほしいのが浸透潤滑剤の使用です。
錆や汚れによって固着したボルトは、無理に力をかけるとナメたり折れたりするリスクがあります。
そこで活躍するのがラスペネやWD-40などの浸透潤滑剤。ボルトとネジ山の隙間に浸透し、固着の原因となっている錆や汚れを浮かせて緩めやすくしてくれます。
使い方は簡単で、ボルト周辺に吹き付けた後、10〜30分ほど放置するだけ。固着がひどい場合は数時間〜一晩置くと効果を実感しやすくなります。
いきなり力任せに回すのではなく、まず浸透潤滑剤を使ってから作業すると、ボルトを傷めるリスクを大幅に減らせます。
それでも外れない場合は、このあと紹介する「衝撃を与える方法」や「熱を加える方法」を試してみましょう。
それでも外れないボルトを外すには
過去の経験上、締めすぎや経年劣化で固着してしまった硬いボルトに対しては以下の攻撃パターンが有効です。
①衝撃を与える
固着してしまったボルトは衝撃を与えると外せることがあります
基本的にボルトに衝撃を加える際は「プラスティックハンマー」を使います
これは金属製のハンマーや金槌ではボルトに傷をつける可能性があるからです。傷が付いてしまっては、ゆくゆく錆の原因にもなります。その為、必ずプラスティックハンマーを使いしょう。
また、衝撃は何度も与えて少しづつ緩めていってください
決して一度や二度の衝撃で外そうとは思わないでください
時間をかけて何度も衝撃を与える→工具で緩める→衝撃を与えるを繰り返しましょう
(※ちなみに焦っていると緩めるのと逆方向に締めてしまっていることもあり得ますので、回す方向は再度確認して作業しましょう)
衝撃の与え方はプラスティックハンマー使用であれば、ボルトの頭部を叩いて衝撃を与えてもOKです
時間と労力をかけて、じっくり外していきましょう
②熱を加える
それでも外れない時は、「ボルトに熱を加える方法」もおすすめ
熱による膨張を活かして外す手法になります
注意点としては、ライターやガスバーナーの直火で熱を与えるのは絶対NGなこと
基本的にバイク近くでは火気厳禁です。万が一の引火時には大事故が起きる可能性もあります
そんな時におすすめなのは「ヒートガン」です
ヒートガンは、分かりやすく伝えるとめっちゃくちゃ高温の風が出るドライヤーの様な物です。使用時の音量や形状もほぼ家庭用ドライヤーと同等です
ヒートガンの用途は幅広いですが、今回のような固着対策に使えたり、塗装・シール剥がしにも使えたりと、実はあらゆる場面で活躍する便利グッズです
ナメてしまったボルトも外せた最強アイテム3選


ただ、この世にはどんなに頑張っても外れない超頑固なボルトも存在します。硬さのあまりボルトの山をナメてしまった方も少なくないはず
そんな時にはボルトの買い替えも視野に入れ、最悪破壊しながら外す方法が最も有効な打開策になります
①インパクトレンチ
基本的にボルトが固着してしまっている時には、衝撃を与えていくのが原始的かつ有効的ですが衝撃を与える際は極力ボルトに傷を残しづらいもので行う必要があります
そんな時に便利なアイテムが「インパクトレンチ」です
インパクトレンチは電動ドライバーのボルト版のようなもので、電動の力でボルトを緩めることが出来ます
インパクトレンチの特徴は、細かく強い振動をボルトに与えながら外すことが出来るところです
これ一台持っておけば、固く締めこんだボルトも簡単に緩めることが出来ます。メンテナンスを頻繁に行うなら時短にも繋がるアイテムです。
②ネジザウルス
こちらは外れなくなったネジを外す工具ですが、もちろんボルトにも使えます
外れないボルトやネジが現れた時、まず試して欲しいアイテムはこれ
注意点としてはネジザウルスを使った後はボルトが痛んだり変形したりすることもあるので、予備のボルトも買えるようにしておくことです
手元にあれば色々な場面で結構出番があるおすすめアイテムです
③ナットツイスター
稀にインパクトレンチでも外せず、最終的に六角部をナメてしまって外せなくなるような強敵が現れるときもあります
そんな相手にはより強力なアイテムが必要になります。それが以下の商品↓
通称「ナットツイスター」とも呼ばれるこの商品は、原理としてはボルトを完全に破壊しながら外していくものです
商品の内部は下図のように渦上の作りとなっており、これがボルト事態に食い込んでいく事で強力なグリップを果たし、最終的にボルトを緩めていくことが出来ます
ほとんどのボルトを外すことが出来ますが、注意点としては力を入れすぎてボルト自体をねじ切ってしまうことです
ねじ切ってしまうといよいよ素人では太刀打ちできなくなってきますので、最後の砦と考え慎重に作業しましょう
また、先述した通り外したボルトはボロボロになり使えなくなるので、再度新しいボルトを購入するのが得策です
再購入時はボルトのピッチを必ず確認してから購入しましょう
ボルトが固着する原因
ボルトが固着して外れなくなる現象には必ず原因があります
主な原因は以下の3パターン
- 締め過ぎ
- 異物が混入している
- 錆びている
中古バイクは特に3つ目の錆が自然発生的に起こりやすく、これにより固着します
ボルトの固着を防止するおすすめの対策
固着を防止するのに代表的なおすすめ対策は以下の3つ
- 締め込みのトルク管理を徹底する
- 締込み前に異物の混入を確認する
- 防錆グリスを活用する
トルクの調整管理にはトルクレンチが最適です
またボルトの防錆用には以下のようなグリスがおすすめ
まとめ
固着して外れないボルトは、力任せに回そうとするとナメたり折れたりして状況が悪化することがあります。
まずは浸透潤滑剤を使い、それでも外れない場合は衝撃や熱を利用して少しずつ緩めるのが基本です。
- 浸透潤滑剤を使う
- プラスチックハンマーで衝撃を与える
- ヒートガンで熱を加える
- インパクトレンチを使う
- ネジザウルスを試す
- ナットツイスターで取り外す
特にナメる前の段階で対処できるかどうかで、作業難易度は大きく変わります。
どうしても外れない場合は無理をせず、専用工具を使うかショップへ相談するのも選択肢のひとつです。
固着したボルトは正しい手順で対処すれば外せるケースがほとんどです。焦って力任せに作業せず、今回紹介した方法を順番に試してみてください。
バイクメンテナンスの基本を知っておくと、固着やトラブルの予防にもつながります。初心者向けのメンテナンス完全ガイドもぜひ参考にしてみてください。









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