街中をバイクで走っていると「ここは走っても大丈夫なのかな?」と交通ルールに悩まされることも多いと思います。
その中の一つが「ゼブラゾーン」の存在ではないでしょうか。
今回はそんな「ゼブラゾーン」に関するあれこれについて情報をまとめてみました。
正式名称は「導流帯」

ゼブラゾーンはその見た目から呼ばれている通り名のようなものであって、正式名称は結構堅苦しい名前が付いています。
設置されている目的は、主に以下の2点です。
- 円滑な走行を誘導する目的
- 事故の起きやすい個所において事故を未然に防ぐ目的
要は、
車線の多い複雑な道路の交差点や、複雑な形状をした道路において走路ガイドとしての役割を果たしています。
「ゼブラゾーン」における交通ルール
明確に定められている交通ルールとしては以下の2つが挙げられます。
①走行を禁止する具体的な道交法は定められていない
ゼブラゾーンは見た目から、走行が禁止されているようにも捉えられがちですが、
基本的に走行したことによる罰則は定められておりません。
ただ、基本原則は「走行を誘導する目的の物」である為、空いている道路状況の場面であればあえて通る必要性はないです。
(※後述しますが、頻繁に通る上でのデメリットも存在します)
②駐停車は緊急時以外基本NG
ゼブラゾーン内での駐停車に関しても、それに該当する罰則は定められておりません。
とはいえ、ゼブラゾーンは交差点付近や交通量の多い道路など安全な交通を妨げる可能性がある場所に設置されているため、緊急時以外の駐停車は基本避けましょう。
※雨天時のバイク走行時はスリップにも要注意!
道路に使われている白線用の塗料というのは、通常の塗料とは全く異なります。
白線に使われている塗料は「トラフィックペイント」と呼ばれるJIS規格に定められた特殊な塗料で、
濡れた状態のこの塗料の上を走行することは、基本的ににスリップするリスクが高くなると言われております。
ただ、そこを走行したすべての物が滑りやすいわけではないのですが、
白線上での急ブレークや急旋回操作は滑ってしまう確率をぐっと高めます。
最も最善なのは、雨天時や雨天直後の濡れた状態のゼブラゾーンを極力走行しない事でしょう。
※万が一の事故時には損をする可能性もあり
あなたがもしゼブラゾーン走行中に、万が一進路変更してきた別車両と衝突事故を起こした場合には
過失割合において加算修正の上乗せがされる可能性が出てきます。
直進車と進路変更車での事故では通常、直進車の方が過失は少なくなるのですが、それがゼブラゾーン走行中となれば話が変わります。
これには、ゼブラゾーン上はみだりに進入するべきではないという考えが根底にあるからと考えられます。
まとめ
ゼブラゾーンの走行に関しては、基本的には法的な縛りは無いのですが、
雨天時ではスリップの危険性があったり、事故を起こせば過失割合が上乗せされたりとデメリットが多いです。
そのため必要のない場面では意味なく走らないほうがよいと考えられるでしょう。
今後、街乗りの際には頭の片隅に入れておきましょう!
バイクに乗っていると事故以外にも「パンクトラブル」「バッテリー上り」「ガス欠」「エンジントラブル」等、色々なトラブルに遭遇するリスクがあります。またこういったトラブルはなんの前触れもなく突然来ることがほとんどなので、良くツーリングに出かける方ほど事前の対策をしっかりしておくことをおすすめします。
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