いきなりにはなりますが
約10年以上、クソ暑い真夏の中でもバイクに乗ってきた私の経験からみなさんにお伝えしたいのは
どんな格好で乗っても夏のバイクは暑いということです。。。

バイクって風を切って気持ちよく乗れるものなんじゃないの?聞いてた話しと違うんだけど、どゆこと?
上記のような理想を抱いてバイク免許をようやく取得したような方たちにはショッキングな内容かもしれませんが、
半袖短パンスニーカーで乗ったとしても、バイク用の装備・服装で乗ったとしても暑い時は暑いというのが現実なのです。
そんなこんなでバイクに乗り続けた結果、たどり着いた持論としては、
どうせ暑いなら、少しでも安全な装備で乗る方が絶対に良いということです。
今回の内容では、
夏の服装について試行錯誤しながらバイクに乗ってきた自身の経験を活かし、少しでも涼しく安全にバイクに乗る為におすすめな装備・服装についてお話させていただきます。
①半袖のみはNG!おすすめはメッシュジャケット

半袖1枚でバイクに跨り風を切りながら颯爽と走ることは誰しも憧れ、たしかに理想とする姿ではありますが、現実問題はデメリットが多いのも事実です。
まず挙げられるのが、「事故の危険性」。
半袖など軽装でなる場合には軽い事故でも、かなりの大怪我に繋がる可能性が高くなります。
また、半袖は腕の日焼けが半端ないです。半袖の上にもう1枚着ることは日焼けの防止にもなります。
そのため、圧倒的おすすめは「半袖の上にメッシュジャケット」です。
多くのメッシュジャケットは肘・胸・背中にプロテクターが付いており、かつ全体がメッシュで通気性抜群です。
暑さをしのぎつつ、安全に乗る為に非常におすすめであり、夏の必須アイテムと言えるでしょう。
▼おすすめのメッシュジャケット▼
エルフのジャケットは比較的安価です。また、デザインも若者からベテランライダーさんまで、幅広く似合うものになっています。
コミネのメッシュジャケットも人気です。値段も安価で、デザインはやや若者向けが多いです。
②素手はNG!夏ならメッシュグローブがベスト

暑いからと言って、夏は手袋をしないでバイクに乗る方も多いですが、こちらもジャケット同様、「怪我のリスク」と「日焼けのリスク」がつきまといます。
特に手のひら・手の甲は万が一事故に遭えば悲惨なことになるでしょう。そんなグローブに関してもメッシュがおすすめです◎
▼おすすめのメッシュグローブ▼
手袋に関してもコミネは人気です。基本的にはプロテクター付きがおすすめです。2つ目に紹介している、手首までカバーしているタイプのが、安全性上では軍配が上がります。
③スニーカーはNG!最低限くるぶしを守れるメッシュシューズがおすすめ

初心者ライダーほど足元の装備をおろそかにしがちですが、くるぶしを守ることは非常に大切になります。
そんな時、バイク用のメッシュシューズであれば、くるぶしを守れつつ通気性も抜群なので涼しいです。またシフトチェンジ時用のパッドも足の甲に付いているので足の負担も軽くなります。
最近は見た目が一般的なスニーカールックな商品も発売されています。「おしゃれは足元から」とよく言われますが、ライダーにとってもおしゃれと安全性の観点から靴選びは重要と言えます。
④半帽・コルク帽はNG!ジェットヘルメットやオフヘルメットがおすすめ

半帽やコルク帽と呼ばれる簡易型のヘルメットは確かに涼しく、手軽で便利なヘルメットではありますが、安全性の観点から考えるとおすすめはできません。
しかし一般的なフルフェイスヘルメットでは、暑く、湿気もこもりやすいため衛生的ではありません。
そこでおすすめなのがジェットヘルメットやオフロードヘルメットと呼ばれる部類のヘルメットです。
ジェットヘルメット
オフロードヘルメット
また上記、HJC製のヘルメットのようにスクリーンの付いていないヘルメットはそのまま使うといわゆる「虫アタック」の格好の餌食です。
ゴーグルを追加で使用することをおすすめしています。
どうしても暑い場合には夕方以降のツーリングがおすすめ
冒頭にも書かせていただいた通りですが、真夏になるとどんなに対策をしていても暑いのは暑いです。
仮に半袖短パンで乗ったとしてもジリジリ照りつける日差しの影響はモロに受けますからね。
そんな時個人的におすすめしているのが「夏は極力夕方以降の涼しい時間帯にツーリングに行くこと」です。

日差しが弱まり出した時間帯や夜のツーリングは日中に比べればかなり快適なものです。
また都心部や工場地帯に向かうと、綺麗な夜景を眺めながらツーリングすることも可能です。
ただ注意点としては山間部や峠には極力行かないことです。夜間帯は道も暗く路面状況も視認性が悪いです。そのため出来るだけ都心部や工場地帯エリア、海岸沿いなど街灯がしっかりあるエリアをツーリング先に選びましょう。
季節に応じて走りに行く時間帯や目的地を臨機応変に考えていくことが、バイクを安全に楽しむためには必要不可欠です。
まとめ:対策をしていても熱中症には要注意
暑くて辛い夏でも楽しく走る為に、夏用装備を備えることは非常に大切なことが伝わりましたでしょうか。
しかし、いくら涼しくても走っているうちに体内の水分はどんどん失われているものです。
のどの渇きを感じたときにはもう既に水分がかなり不足しているとも言われます。
夏のツーリングは、普段以上にこまめな休憩を挟みながら走ることも憶えておきましょう。
バイクに乗っていると事故以外にも「パンクトラブル」「バッテリー上り」「ガス欠」「エンジントラブル」等、色々なトラブルに遭遇するリスクがあります。またこういったトラブルはなんの前触れもなく突然来ることがほとんどなので、良くツーリングに出かける方ほど事前の対策をしっかりしておくことをおすすめします。
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