最近のバイクでは標準装備として取り付けられていることも多いのが「クイックシフター」機能ですが、
今回は実際にクイックシフター機能付きの大型バイクに乗ってみて感じたことについて、自身の見解をもとに触れていきます。
クイックシフター機能って何?
「クイックシフター(別名オートシフター)」は、クラッチレバーの手元操作をせずとも、チェンジペダルのみの操作で簡単にシフトチェンジが出来る機構の名称です。
もとはバイクレースなどで、ギアチェンジ時のタイムロスを少しでも減らすことを目的として開発されました。
クイックシフター機能のメリットは?
実際にクイックシフター装備車にある程度乗って感じたメリットは大きく分けて以下の3つです。
- シフトチェンジ時の疲労軽減
- シフトチェンジ時の体の揺さぶりを軽減してくれる
- 機動力や加速力を発揮したい場面では効果大
- 走りの楽しさがさらに上がる
1番、2番に関しては手元の操作が多いと単純に疲れますし、クラッチレバー操作時のパワーロスによってどうしても体が揺れやすくなると思います。
体の小さな揺れは、気づかないうちに疲労となって蓄積されていくこともあるでしょう。
3番に関しては、例えば走り出しなどで頻繁なギアチェンジが必要な時などに、オートマチック車に極めて高い変速が可能となります。その為、加速力や機動力を発揮したい場面で効果を発揮するのも魅力です。
最後の4番目ですが、クイックシフター使用時のギアチェンジ音は独特で非常に癖になります。
これに関してはマフラーをカスタムマフラーに変えている車体ほどより感じられると思います。
個人的にはギアチェンジをする楽しみがより感じられるようになりました。
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クイックシフター機能のデメリットは?
個人的に感じたデメリットとしては小さなことですが、
例えば試乗やレンタルでクイックシフター機能の付いていないタイプのバイクに乗った時、ふと癖でクラッチレバー操作を怠ってしまいそうになってしまった時がありました。
だからと言って大きな事故やトラブルに遭う可能性というのは非常に低いとは思いますが、悪い条件が重なれば何が起きるかはわかりませんよね。
これに関しては気にしない方のほうが多いかとは思いますが、便利な機能に慣れてしまったが故の弊害かなと感じました。
クイックシフターを使いこなすならライディングシューズorブーツ着用がおすすめ
クイックシフターを使う際は通常時よりもやや強めにペダル操作をする必要があるときもあります。
私の乗っているヤマハ MT-09では、低速時はギアチェンジがしづらく、すこし強めにペダルを蹴り上げる形になります。
基本的には、ある程度スピードに乗っている時でないとギアチェンジが行いづらいのが特徴でもありますが、
どのみちライディングシューズやライディングブーツでの運転が操作性も良くおすすめでしょう。
普通の靴やブーツでは、靴自体や足の甲を痛めることにもなりますし、変速しづらくなると思います。
その為、左足甲の部分にパッドが入っているようなバイク専用靴での運転が個人的にはおすすめかな?と思います!
まとめ
クイックシフター機能は便利な上に走りの楽しさを格段にあげてくれます。
レースに出ない街乗りのライダーさんでも、高速道路や信号の少ない道路であれば十分必要性を感じることができるかと思います。
どれほどの機能なのか気になる方は、試乗車やレンタル車両を活用することで実際に運転してみることがやはりおすすめです。
今後も新たなバイクの最新機能が開発されることに期待しましょう。