ある程度バイクに乗り、色々な所に遠出する機会が増えると必然的にETC車載器の必要性をしみじみ感じるかと思います。料金所でいちいち手袋を外して財布を取り出して…なんてやっていたら面倒ですし時間ロスも大きいです。
しかし、そんな時に多くの方が考えるのが「本当に必要なのかどうか…」という問題です。ETCは気軽に装着するには値段がやや高めです。躊躇するのも無理ないですよね。
今回の内容では、実際にETCを装着している自身の経験をもとに以下の3点について深堀していきたいと思います。
・ETC装着のメリット
・ETC装着時の注意点
・バイク用ETCが高価な理由
ETC装着を検討している方の参考になれば幸いです。
ETC装着のメリットは?
実際にETCを使ってみて感じたメリットは以下の4点です。
- 料金所がストレスフリー
- 道路によっては割引あり
- 遠出へのフットワークが軽くなる
- 高速道路を多用したが実は安全
①料金所がストレスフリー
高速道路走行時、料金所が来るたびに手袋を外し、小銭を取り出し、お釣りを受け取る。
ヘルメットの影響で係員の声が聞き取れず、てんやわんやする…。
こんな経験は現金ライダーのかたなら結構よくあることかと思います。
後続車も詰まりやすいですし、仲間とのツーリングではかなりの時間ロスになり兼ねないです。
ですがETCを付けてしまえば、そんなストレスがなくなり時短にもつながります。
バイクを楽しむための投資だと思えば、安いものですね。
②道路によっては割引あり
ETC2.0を取り付けていると割引によりかなり得をするケースがあります。
関東の例としては「アクアライン」。

上の図を見てもらうと通常料金とはかなりの差があるのが分かりますね。
こういった道路を頻繁に使うような方は絶対的にETCが必要だと思います。千葉県ツーリングや、逆に千葉から東京・横浜によく出かけられる方には便利な道路ですよね。
千葉ツーリングなんかでは、その浮いたお金でおいしい海鮮丼も食べれるかもしれません。
③遠出へのフットワークが軽くなる
ETCを使うことで高速道路は楽しくなります。
やはり、信号がない高速道路というのは気持ちがいいですよね。下道は渋滞と信号の連続で、特に夏場なんかは地獄と化します。
さらに気軽に郊外へ移動できるようになれば、土地勘のことだったり観光地のことだったりとライダーとしての経験値も上がるかと思います。
④高速道路を多用した方が実は安全
皆さんの中には、高速道路はとにかく危険だというイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、
これは実は間違えです。
実際のデータ統計からも、実は一般道のが事故は多いのです。
高速道路の事故率は、一般道に比べて1/10といわれています。
たしかによく考えてみれば、高速道路の運転は意外と単調ですよね。
信号や交差点もない分、リスクは意外と少ないのです。(居眠り運転をしなければ)
なので極論になりますが、高速道路の利用料は、時短と安全のための投資の様な認識にもなります。
ちなみに高速道路での運転時に眠気を感じるような方には「インカム」の 導入がおすすめです。
ETC装着時の注意点とは?
便利なETCにも注意点が存在します。自身の経験からいくつか挙げさせていただきます。
①乗りすぎ注意
ETCを付けると高速道路への抵抗やハードルがぐっと下がるため、逆に乗りすぎには注意です。
最近では、スマホのアプリで明細確認できるものも増えています。利用料金は大まかでも把握しておく後悔せずに済みます。
ちなみに個人的におすすめなクレジットカードは楽天カードです。
楽天カードの利点は、ポイントが貯まりやすく、かつそのポイントで買い物ができる店舗やサービスが多いことです。また、楽天カード提携店はどんどん増えています。
バイクで楽しくツーリングをすればするほどポイントが貯まり、おいしいご飯が食べれたりもします。
②有効期間の確認が手間
バイクの車種や取り付け方に寄りますが、ETC本体をシート下などに格納した場合は
地味に有効期限の頻繁な確認は面倒です。
だからと言って有効期間の確認を怠わるとゲートがあかず、パニックなんてことも起こりえます。
半年ごとでも洗車のついでに確認をすることを推奨します。 ちなみに自分はカードの有効期間面を写メで撮り、アルバムフォルダー内で目立つように保管しております。

多少のデメリットは付き物ですが、とはいえメリットの方が上回るかな~と個人的には思います。
バイク用ETCが高価な理由
バイクのETCってとにかく高いですよね。
しかし高いのにもそれなりの理由がもちろんあります。
まず、バイク用のETCは車と違いむき出しの設置になりますよね。
また走行中に受ける振動も車と比較するとかなり多い上に、車載スペースも車ほど余裕はなく、狭いスペースに無理やり取り付けることも時折あります。
それ故、
- 防水性
- 耐振動性
- コンパクトに作る必要がある為
が必然的に求められます。
そのため車用よりもやや高めの値段帯となっているんですね。高いのも納得です。
※バイク用ETCは自分では取り付けられない
車用ETCであれば、DIYで取り付けてる方がちらほらいるようですが、
ちなみにバイク用ETCは素人が取り付けできないものになっております。
理由としてはセットアップ・取り付けとも認定を受けている専門店で必ず行う決まりがあるからです。
そのためDIYで安く済ませようとお考えの方はあきらめてください。。。(過去の自分がまさにそれです)
まとめ:取り付けにかかる費用は確かに高価だが、出費したことを忘れる便利さがETCにはある
いかがでしたでしょうか。
ETCは初期投資が確かに高くつくので、敷居は高いですが、個人的には使っているうちに出費したことへの罪悪感とかは忘れていく事がほとんどかと思います。
それだけ便利だし、ストレスフリーで高速に乗り、遠出も楽しくなります。
頻繁に高速道路を使う方なんかには非常に便利ですので、時間が空いたらバイク用品店さんにお見積もりだけでもしてもらってもいいのではないでしょうか?
ETCを導入し、より快適なバイクライフをお過ごしください。