
バイクのウインカーっていつ出すのが望ましいの?
適切な使い方やタイミングを知りたい。
こんな疑問を解決します。
街を走っていると、周りの車やバイクの方の”ウインカーを出すタイミング”が気になる時がありますよね。
この記事を書いているわたしはバイク歴10年を超えました。過去にも幾度となく安全確認を怠った結果、事故に遭いかけた経験があります。
今回はそんな経験を踏まえ、ウインカーの正しい使い方と大切な理由について持論も含めまとめてみました。ウインカーの扱いに自信がない方、事故をなるべく回避したい方は是非読んでいってください。
【結論】ウインカーは「曲がり始める3秒前」が原則
ウインカーを出す前から曲がり始めたり車線変更したりしているライダーさんは結構多いです。
まず大前提として、
ウインカーは必ず車体が動き出す前に出すことです。
目安の秒数としては3秒前に点滅させておくことが望ましいとされています。

あなた自身が思っている以上に周囲の車両はあなたの動きを予測しきれていません。その後どういった動きを取りたいのかを明確に周囲に知らせる為には前もってウインカーを点滅させておく必要があります。
教習所で習った「かもしれない運転」を公道で実践できている人は本当に少ないです。
周囲の車両を信用しきった結果、事故に巻き込まれる様なことだけはない様に運転方法の見直しはかなり大切でしょう。
ウインカー前の安全確認は動き出す4〜5秒前が目安
ウインカーを点滅させる前に進行方向の安全確認は絶対に怠ってはいけません。
常に死角にバイクや車、自転車がいるかもしれないと言う認識を持ち続ける必要があります。
そんな安全確認ですが、曲がり始める前の4〜5秒前に行えていれば望ましいです。
曲がり終わるまで5秒以上かけることは、あなた自身の身を守るために大切な知識ですので、今回ここで覚えていきましょう。
ウインカーの最大の役割は、周囲への意思表示
当然ですが、ウインカー(方向指示器)は、周囲の車への意思表示の役割を果たします。
これは、周囲への安全の為も勿論ありますが、第一は、自分の身の安全の為に使う物でもあります。
車やバイクの運転というのは、自分ではわかっていても、その意志や挙動が相手に伝わりづらいものです。
その為、極力相手に伝わりやすいタイミングで使わないと意味がありませんよね。。
【注意】ウインカーを正しく使えてないと、道交法違反になることも
あまり知られていませんがウインカーを正しく使えていない場合、道交法違反になるケースもあります。
これは教習所でも習っていますが、筆記試験に受かれば細かいことは忘れてしまいますよね。
法律の規定としては、道路交通法第53条および道路交通法施行令第21条で規定されており、まとめると以下の通りとなっております。
①右左折時・・・右左折を行う30m(一般の自動車6台分相当の距離)手前からウインカーを出し、完全に曲がりきるまで出し続けること。
②発信、徐行、停止時・・・発進時は事前に目視で周囲の安全を確かめてから、右方向のウインカーで合図をしてから発進する。停車時は逆に左ウインカーを。また徐行時は早めのウインカーで後方に知らせること。
③車線変更時・・・車線変更を行う際は、変更を始める3秒前からウインカーを出し、完全に車線を変更しきるまで出し続けること。
しかし、道交法どおりにウインカーを使っていたからと言って、全ての事故を回避できるとは言い切れません。
常識の範囲内で少しでも早く・事前のウインカー合図が必要と言えるでしょう。
【補足】「合図不履行」による違反点数と罰金は結構重い…
右左折以外の場面でも、
- 進路変更
- 徐行
- 発進
- 転回
などなど、上記のような場面においてウインカーを出していない場合には合図不履行とみなされ検挙されます。その場合の違反点数は1点、罰金は二輪車で6000円、原付でも5000円取られます。
ほんの気のゆるみで取られる罰金にしてはだいぶ高く感じますね。ご自身の安全と財布の中身を守る為にも、違反を犯さないように注意をして走行しましょう。
バイク乗車時は”より慎重な”ウインカー操作を
バイク乗車時にウインカーの合図が遅れ、万が一車に追突でもされた場合、ライダー側の被害は大きいです。
大事なことは、道交法のルールよりもやや早めくらいのウインカー合図と必ず後方のミラーでの確認からの目視での確認を徹底することです。
また、正しいウインカー操作とともにプロテクターなどの安全装備もやはり必要不可欠と言えるでしょうです。
まとめ
ウインカーを出すタイミングが、遅い方は結構多いです。ウインカーを早めに出すことは、追突などの貰い事故のリスクを大きく下げます。
今日からでも遅くはありません。ウインカーのタイミングや使い方を少しでも客観的に見直していただけたら幸いです。