
初めて乗るバイクを選ぶ際の排気量選びのポイントを知りたい。。それぞれの排気量ごとにメリット・デメリットはあるの?
こんな疑問を解決します。
✔本記事の内容
- 【結論】高速道路に乗る予定のない方は小型二輪免許で十分な理由
- 【バイクの選び方】排気量ごとのメリットとデメリット
この記事を書いている私はバイク歴10年以上です。
いざ、「バイクに乗ろう!」と決意したとしても原付バイクに乗るべきか、中型免許を取得して大きいバイクに乗るべきか悩みますよね…。
今回は初めてバイクに乗るバイク初心者に向けて、排気量別のメリット・デメリットについて触れていきます。
【結論】高速道路に乗る予定のない方は小型二輪免許で十分な理由
結論から申し上げますと、高速道路に乗ったり2~300キロ先まで走るような超長距離ロングツーリングを予定していない方であれば最大排気量125ccのバイクまで乗ることが出来る「小型二輪免許」があれば必要十分です。
理由は、日本の道路ではそれ以上大きいバイクのパワーはほとんど使いきれないからです。
大型バイクを例に挙げると、スロットルを思いっきりひねって出せる最高速度は2~300キロくらいですが、
日本の道路では、法律上でも最高速度120キロ以上出せる道路はありません。ましてや下道の一般道路だと最高速度は60キロまでです。
その為、高速道路に頻繁に乗る場合でも400cc以下の中型免許があれば走行上では問題なく、高速道路には全く乗る予定のない場合であれば「125cc」の小型免許で十分と言うことです。
【バイクの選び方】排気量ごとのメリットとデメリット
50ccのメリット・デメリット
○50ccのメリット
- 自動車免許を取れば誰でも乗れる
- 免許取得のハードルはかなり低い
- パワーが優しい為、扱いやすい
- 車重も軽い
- 燃費が良い
50ccクラスの最大のメリットは乗り出して慣れるまでのハードルが圧倒的に低い点です。
免許もすぐに取れますし、乗り出してからも車重の軽さと低トルクのおかげでほとんどの方がすぐに慣れることでしょう。
お金や手間をかけずに、とりあえず近場への移動用としてバイクに乗りたい方にはおすすめな排気量です。
×50ccのデメリット
- 道交法が厳しい上に複雑
- 交通の流れに乗れるエンジンパワーがない
- 小排気量だからと言って舐めていると痛い目に遭いやすい
50ccのデメリットとして公道での不自由さが挙げられます。
まず50ccクラスのバイクは道交法が複雑です。代表的な例が「二段階右折ルール」でしょう。片道3車線以上の走路ですと間違える方が非常に多い右折専用のルールです。
また速度制限は最大でも30キロ以内とされております。正直30キロ以内では幹線道路において交通の流れに乗ることは到底難しいです。
そして手軽に乗れてパワーも小さいバイクだからと言って舐めて乗ってしまうことが何よりも危険に繋がりやすいという点もデメリットです。
50ccとはいえ、しっかりとした装備でバイクに乗ることが大切でしょう。
125ccのメリット・デメリット
○125ccのメリット
- 車検がない
- 一般道路内における機動力は最強レベル
- 燃費が良い
125ccクラスの最大のメリットはその機動力です。
車重の軽さと下道では必要十分なパワーは一般道においては最強クラスの機動力を誇ります。
またそれだけの性能を誇りながらも燃費が良かったりと、経済的に乗ることが出来るのも魅力の一つです。
一般道で交通の流れに乗りつつ、経済的にバイクに乗りたい方にはおすすめな排気量と言えます。
×125ccのデメリット
- 高速道路には乗れない
- 便利さゆえに運転が荒くなりやすい
125ccクラスの唯一の欠点はその便利さ故に慣れてくると運転が荒くなりやすい点です。もちろん個人差もありますが、運転を荒くさせてしまうほどの、魔力を125ccバイクは兼ね備えております。
どんな排気量のバイクに乗るとしても常に謙虚に、事故への配慮も忘れないように心掛けましょう。
250ccのメリット・デメリット
○250ccのメリット
- 高速道路にも乗れる
- 車検がない
- 二人乗りがしやすくなる
250ccクラスのメリットとしては上記の3点が挙げられます。
厳密には126cc以上から高速道路には乗れますが最低限の安定した巡行を行うには250ccは欲しいところです。
また250ccクラスのバイクには車検がありません。(※厳密には249ccのエンジンが積まれている為)その為、社外パーツなどを付けていたとしても車検の際に純正戻しをする必要も無い為、法律の範囲内であればカスタムはやりたい放題と言えます。
またタンデムをするにもシートが大きく乗りやすい点もメリットとして挙げられます。
×250ccのデメリット
- 高速道路や峠道ではパワー不足を感じる場面も多々ある
- 全体的なバイクの作りやパーツ細部はやや安っぽい
250ccのバイクは高速道路や峠道での走行が苦手なことが多いです。
特に高速道路での追い越しや峠道で大型バイクの仲間に追随して走る際には排気量の小ささを痛感することでしょう。
また250ccクラスはエントリーモデルでもあることから、車種によってはパーツ細部に若干の安っぽさが感じられることもあるでしょう。
400ccのメリット・デメリット
○400ccのメリット
- 長距離ツーリングも負担少なく行けるようになる
- 車検がある為、中古車でも優良車が多い
- 細部の作りに高級感がある
400ccクラスのバイクになると高速道路に乗ることは勿論、長距離のツーリングも負担少なくこなせるようになります。
また250ccを超える排気量のバイクには定期的な車検義務がある為、中古車両だとしても状態の良いバイクが多いのもメリットの一つでしょう。パーツ細部の作りも高級感の感じられる作りをしています。
×400ccのデメリット
- 車検がある
- エンジンパワーに対して車重が重い
- 中型免許クラスにしては価格が高すぎる
400ccの持つメリットの裏を返せばいくつかデメリットも挙げられます。
定期的な車検があることは時に手間に感じられることもあります。特にカスタムパーツを取り付けている方ですとその都度純正パーツに戻す必要があります。
そして400ccの持つエンジンパワーに対しては車重が重く、取り回しがやや大変な印象があります。
値段に関しても400ccクラスは中型免許にしては高額です。あと少し手を伸ばせば大型バイクが購入可能になることもあり、人によっては400ccのバイクを買うなら大型バイクを買ってしまった方が得と考える方もいるようです。
まとめ
本日の内容をまとめますと以下の通りになります。
【本日のまとめ】
- 高速道路にはほとんど乗らない方、通勤通学などの普段使い用にバイクが欲しい
→125ccクラスのバイクがおすすめ(小型免許があれば十分) - 趣味としてバイクを楽しみたい、高速道路に乗ってツーリングもしてみたい
→250ccクラスのバイクがおすすめ - 高速道路や峠道でパワー不足をなるべく感じたくない、本格的にバイクに乗りたい
→400ccクラスのバイクがおすすめ
初めて買うバイクの排気量選びは難しいものですが、様々な排気量のバイクに乗れば乗るほどそれぞれのエンジンサイズの良さも見えてきます。
最近は試乗やレンタルバイクのサービスもあちらこちらで展開しています。
今後・経済的かつ時間的に余裕がある方は色々なエンジンサイズのバイクに乗ってみて下さいね。