大型バイクは高性能で魅力的な乗り物ですが、「そんなもの乗ったら危ないでしょ!!!」という偏見にまみれたイメージを持つ人も少なくありません
実際、低排気量バイクに比べてリスクが高まる要素があるのは事実です
しかし、ただしい知識と対策を知れば、安全に楽しむことだってできます!!
この記事では、大型バイクが危ないと言われる理由と、安全に乗るための具体的なポイントについて実体験を踏まえながら解説します!
大型バイクが「危ない」と言われる理由
まずは、大型バイクがなぜ危険とされるのか、その理由を見ていきます!
重量が重く大きい
大型バイクは400cc以下の中型バイクに比べて車体が重いため、以下のようなリスクがあります!
取り回しが難しい
駐車場や狭い道での操作には特に苦労します
転倒時のダメージが大きい
重い車体を起こすのが困難で、体への負担も大きいです
特に非力の方には扱いが難しい乗り物です
低速走行時のバランスが難しい
車重が重たい大型バイクはバランスの難しさも危険につながる大きな要因
特に初心者には、低速での安定性が課題にもなることが多いです!
エンジンのパワーが強力
大型バイクは中型バイクに比べて、加速性能や最高速度が非常に高いため、以下のリスクが生じることもあります!
スピードの出し過ぎ
知らず知らずのうちに法定速度を超えてしまうのは日常茶飯事
スピード感覚が麻痺るので常に初心を忘れない様にしましょう
そしてその加速力に慣れず、コントロールを失う場合があります
特にカーブではスピードの出し過ぎにより、コーナリング中に転倒する可能性も出てきます
ブレーキ性能の限界
大型バイクはエンジン性能が高い一方で、車重があるためブレーキ距離が長くなります
特に以下の状況で危険が増すの注意しましょう!
急ブレーキが効きにくい
ブレーキのタイミングが遅れることで他車との衝突リスクも高まります
雨天時の制動距離の増加
雨天時は路面がさらに滑りやすく、ブレーキ時にタイヤがロックする可能性があるので更なる注意が必要です
視認性と死角の問題
大型バイクは車に比べて横幅が狭く存在感が薄いため、他のドライバーから見落とされるケースがあります
特に次のような場面では注意が必要です!!
交差点での右直事故
対向車がバイクの存在に気づかない場合があります
交差点では減速と急ブレーキに反応できる運転習慣を身につけましょう
追い越しやすり抜け時の衝突
また、渋滞中のすり抜けも車両の死角に入り込むことで事故のリスクが高まるので、極力控えることが事故対策としては大切です!
大型バイクは本当に危険なのか
バイクが安全か危険かというのは、排気量関係なしに乗り方次第で左右されるんじゃないかな?と個人的には思っています
極端な話、安全に乗っている大型バイク乗りの方よりも
危険な乗り方をしている原付乗りの方や自転車乗りの方のがよっぽど危険な場面もありますよね
たしかに大型バイクはそのえげつないパワーとめちゃくちゃ重い車重を兼ね備えているので扱い方を誤ればもはや凶器になります
ですが乗る方がしっかり危険なことを認識し、安全意識を忘れなければ凶器ではなく、ステキな大人のおもちゃになるでしょう
排気量問わずバイク自体が危ない乗り物
大型バイクだからといって一概に危ないのではなく、原付だろうとバイクは危ない乗り物という認識を持つことが大切です
生身の体に車が突っ込んで来れば、排気量は関係ないですよね
なのでどんなバイクであれ、プロテクターなどの安全装備は着けておいて損はないと僕は思います!!

自力で起こせないバイクに乗るのは危険
車重の重さが、ご自身の扱える範疇を超えているバイクは危険なのでやめておきましょう
想定できるケースとしては、山道などで立ちごけをしてしまった場合です
人通りの少ない道で、もし1人で起こすことができなければ、軽い遭難状態に陥ってしまいます
最悪ロードサービスにお願いする方法もありますが、痛い出費になることもあり得ます
バイク選びをする際は、ご自身で扱える範疇のバイクに乗るようにしましょう!!

大型バイクに乗る程、バイクの怖さを知る
大きいバイクに乗り始めた人ほど、バイクの危険さや怖さを知ります
それゆえ無謀な運転をしなくなるケースもあります
僕自身も正にそのパターンで、原付や中型バイクに乗ってた頃を思い返すと正直めちゃくちゃ無謀な運転しまくっていました
また排気量の大きなバイクに乗っている人ほど服装や装備がしっかりしている方が多いのもそのせいかと思います
ただ理想は、排気量問わず安全装備をして乗ることでしょう!!

大型バイク事故の典型事例
大型バイクに乗る際に特に気をつけるべき事故パターンはだいたいこんな感じ↓
高速道路での事故
高速道路では、スピードを出しすぎて制御不能になるケースが多いようです
特に車線変更時の接触事故は多く、高速では操作のタイミングミスが命取りになります
また前方車両への追突も多く大型バイクは加速性能が高いため、車間距離を保たないと危険と言われます!
カーブでの転倒
大型バイクの車体が重くスピードも出やすいため、カーブでの操作ミスが致命的になることがあります。特に以下の場合に注意が必要です。
コーナリング中の急ブレーキ
真柄糸中の不用意なブレーキ操作はタイヤが滑り、転倒するリスクが高まります!もしブレーキを使うとしてもリアブレーキを使うなど工夫が必ず必要です
スピードの出し過ぎ
カーブで速度を出しすぎると遠心力に耐えられず、カーブを曲がりきれなくなることはバイク界隈ではあるある
私も初心者時代に対向車線にはみ出しそうになり、死にかけました…
街中での追突や巻き込み事故
街乗りでは以下のような事故が発生しやすいです!
車の死角からの追突
特に交差点や渋滞中に多いです。
渋滞の横をすり抜けする時は細心の注意が必要です。
路面の段差やマンホールでのスリップ
特に雨上がりなどはタイヤが滑りやすくなります!!
大型バイクを安全に乗るためのポイント
大型バイクの危険性やリスクを理解した上で、安全に乗るための具体的な対策を徹底しましょう!
ライディングスキルを身につける
大型バイクを扱うには、適切な運転スキルが不可欠です。以下の方法でスキルを磨いていきましょう!
• 教習所での徹底した練習:急制動や低速走行のスキルを習得し、公道に出てからも初心を忘れないことです
• サーキットでの練習:安全な環境でバイクの性能を試すことが出来ます!ただ「スピード感覚が狂う」こともあるので公道で調子に乗りすぎないことも忘れずに
• 経験者からのアドバイス:先輩ライダーに相談することで、安全な乗り方や公道での危険性を学べることもあります!職場や知人のつながりでバイク仲間を増やすとその分知見も増えていきます!

安全装備を徹底する
大型バイクでは、万が一の事故に備えて装備が重要です。おすすめの装備は以下の通り!!
• フルフェイスヘルメット:頭部をしっかり守ります。ハーフヘルメットなどは安全性を考えると言語道断です
• プロテクター付きのジャケットとパンツ:転倒時の衝撃を軽減。少しでもけがをして後遺症を負いたくないなら必ず着けようね
• グローブとブーツ:手足のケガを防ぐための必須アイテム。手足の怪我は軽視されがちだけど薄い皮一枚でしか守られていない超デリケートゾーンであることを忘れずに…!


周囲を意識した運転を心がける
他の道路利用者を意識した運転をすることで、事故のリスクを大幅に減らせます。特に以下のポイントを意識しましょう!!
• 車間距離をうざいくらいしっかりとる:急ブレーキでも対応できるようにする。最近の車は「ながらスマホ」が横行しているので挙動には特に注意しましょう!
• 無理な追い越しをしない:すり抜けや急な車線変更は避ける。車体が小さく死角に入りやすいバイクはたとえ大型バイクであろうとあなどってはいけません
• 相手に自分の存在を知らせる:ウインカーやライトの活用で視認性を高めて走りましょう。公害レベルの爆音マフラーは好みませんが品のある重低音社外マフラーなら、他者に迷惑をかけずに存在感を示すことが出来ます!
メンテナンスを万全に
安全に大型バイクを運転するには、定期的なメンテナンスが欠かせません。特に以下の点をチェックしましょう!!
• ブレーキの効き具合:ブレーキは命を守る超重要部品。特に車重の重たい大型バイクではなおさらです!!定期的にブレーキパッドやディスクの摩耗を確認しましょう
• チェーンの張り具合:チェーンが伸びすぎると走行性能も下がる上にチェーンが外れてしまうリスクも高めます!そしてスムーズな加速を確保するためもに必要。
• タイヤの空気圧と溝の状態:路面グリップを保つために重要。タイヤ空気圧は高すぎても低すぎても良いことはありません!!

大型バイクに乗るメリット
危険な側面ばかりが注目されがちな大型バイクですが、もちろん多くの魅力もあります。
• ツーリングの快適さ:高速走行でも安定しており、長距離移動に最適。大型バイクの走りの楽しさは実査に乗らないと分からない部分があります!!
• 圧倒的な加速力と爽快感:他の排気量にはないパワフルな走りが楽しめます。公道で味わえる「優越感」は半端ないですよ
• 存在感とデザイン性:大型バイクならではの重厚感やデザインの美しさもメリット。大型バイクは基本的にパーツの作りも高級志向にある為、中型バイクに比べると傷が付きにくく錆びにくいような気がします!
危険性を理解し、安全に運転することで、その魅力を存分に味わうことができます
▼詳しい「大型バイクのメリットデメリット」は以下にて!!!
まとめ
大型バイクは「危ない」と言われる理由も多いですが、その魅力は他のバイクにはない特別なもの
適切なスキル、安全装備、周囲への配慮を徹底することで、そのリスクを最小限に抑えることができます
大型バイクに興味がある方は、まず安全運転を第一に考え、自分のスキルやライフスタイルに合った形でバイクライフを楽しみましょう!!!
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