大型バイクに乗っている人ってみんな口を揃えて勧めてくるけど、そんなにいいもんか?
排気量は400もありゃ十分だろ!
バイク乗りの中には上記の様に「大型バイクはそんなに良いものなのか?」と疑問に思っている様な方も少なくないはず。
今回は、大型バイクに興味はあるものの、中々一歩を踏み出せないバイク乗り達に向けて、実際に自分が大型バイクデビューを果たしてみてから感じたことをまとめてみました。
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「大型バイク免許が不要かもしれない方」の特徴5選
個人的考えですが、以下条件で当てはまるものがある方は、大型バイクの取得を無理にしなくてもいいかもしれません。
その条件は主に以下の5つ。
- 中型以下の排気量クラスに乗りたいバイクがある
- 少しでも維持費を抑えたい
- 体格の問題で取り回しが困難
- 快適に、軽快に走りたい
- 街乗りが多い・短距離が多い・高速道路にほぼ乗らない
1.中型以下の排気量クラスに乗りたいバイクがたくさんある
排気量が小さかろうがなんであろうが、昔から憧れを抱いていたようなバイクがもしあるのならば、そのバイクに乗るべきだと思っています。
バイク選びで大切なのは、「見た目」と「エンジンサウンド」です。
見た目の趣味は、正直個人の感覚が大きく左右しますが、見た目だけで選ぶと飽きやすかったりすることもあるので注意が必要です。
走っているときは、自分からは車体はほぼ見えませんし、走行中は好きな音が聞けた方が飽きづらいですからね。
さらに最近は各メーカーさんも、中型クラス以下の売り出しに力を入れているようで、車種も以前より少し増えてきています。
そのため中型以下のクラスも決して捨てたものでは無いのです。
結局はどのクラスの排気量であれ、周りの意見に流されずにご自身の好みの見た目とサウンドのバイクがあれば、あえて大型バイクにこだわらなくても良いと言うことです。
2.少しでも燃費・維持費を抑えることを重視したい
普段バイクに乗るに当たって、
燃費や維持費が高くかかることをかなり気にする方には、正直大型バイクは向いていないです。
大型バイクは、小排気量バイクに比べると維持費がどうしても高くつきます。
燃料代はもちろん、パーツ代やオイル代、税金も高くかかります。車検の出費も正直結構高いっす。。。
しかし経済面を気にしていた方でも、いざ大型バイクに乗ってみると楽しさが勝り、全然気にならなくなることもあるので、一概には言えません。
3.体格の問題で取り回しが困難
大型バイクは中型バイクと比べると、平均的に車重が重くなります。
また、シート高も基本的には高いものが多いので、「ある程度の身長」と「バイクを支えられる筋力・体幹」はどうしても求められます。
万が一、人通りの少ない山道でバイクを倒してしまい、自分で起こさないとなるとそれこそ大ピンチですよね。
そのため、中型バイクに乗っていても不安を強く感じている方は、大型バイクへの移行が容易ではない可能性が高いです。
しかし、低身長・非力であっても実際に大型バイクに乗っているライダーさんも多くいます。結局は、その方のバイクへの気持ちの強さとテクニックが必要になるのではないでしょうか。
4.快適に、かつ軽快に走りたい
大型バイクは、車重の重さや取り回しの大変さがある為、人によっては普段乗りで疲れを感じる方も多いです。
駐輪場からバイクを出すのでさえも大変であったり、気軽に乗れる乗り物かというとそうではないケースも多いです。
気軽にすぐ乗り出せたり、街中や狭い道に強かったりするのは、やはり小排気量バイク。
あなたの生活環境を改めて見直し、大型バイクがどれくらい乗りやすい環境か、検討する必要があるかもしれません。
大型バイクにも一長一短あることを覚えておきましょう。
5.街乗りが多い・短距離が多い・高速道路にほぼ乗らない
4つめの項目とやや重なりますが、普段の生活スタイルや走り方が、
街乗りメインであったり、長距離走行をほぼしない方は、小排気量バイクの方が適しているかもしれません。
実際車種にもよりますが、街中でのスタートダッシュでは小排気量車の機動力・加速力のが勝ることも多いです。
大型バイクの強みは、長距離や信号のない直線道路で発揮されやすいです。
あなたのバイクスタイルを見直して、本当に大型バイクが必要か検討してみるといいかと思います。
大型バイク免許を取得しても後悔しない方の特徴
対して、以下に挙げるような考えや思いをお持ちの方は少しでも若いうちに免許だけでも取得しておいてもいいと思っています。
①重厚感あるサウンドを求めている
大型バイク特有の重低音やサウンドの迫力は、マフラーを変えたとしても小排気量バイクではなかなか手に入りません。
しかし大型バイクだと、純正マフラーのままでも迫力ある上品なサウンドが聞けたりもします。
バイクのかっこいいマフラー音がすごい好きで、もはやずっと聞いていたいとお考えの方は、いっそ自分のバイクを大型バイクに変えてしまうのもありかもしれませんね。
②長距離ツーリングや高速道路に乗ることが多い
プロライダーでもない限り大型バイクは長距離と信号のない直線で強みを発揮します。
振動も少なく、ぶれづらい車体は乗り手を疲労させません。
しかし中型バイクでの遠出や高速道路はエンジンが無理している感じがしますし、あまり楽しく快適なものではありません。
そのため、しょっちゅう遠出や高速道路利用をしている方はいっそ大型バイクへの移行を考えてもいいかもしれません。
なによりも運転が楽であり、かつ楽しくもあり、長距離ツーリングが好きな方であれば絶対に飽きないかと思います。
③バイクの世界を広げたいと考えている
大型免許を取ると、まず乗れる車種の数が格段に増えます。各バイクメーカーのページを見てみると分かりやすいですが、やはり大排気量バイクの種類は多いです。
そして、大型バイクに乗っていると自然とバイク仲間も増えるような気がします。
それは知り合いつながりであったり、SNSだったり、ツーリング先での出会いであったりと様々ですが、色々な機会が増えます。
そして大型バイク乗り同士は、狭くて共通な趣味を持った仲間でもあるので話していて楽しいですし、深い繋がりになることも多いでしょう。
乗れるバイクの世界も、人とのつながりの世界も大きく広がることも大型バイクのメリットだと思います。
大型バイクは本当に危険なのか
バイクが安全か危険かというのは、排気量関係なしに乗り方次第で左右されるんじゃないかな?と個人的には思っています。
極端な話、安全に乗っている大型バイク乗りの方よりも
危険な乗り方をしている原付乗りの方や自転車乗りの方のがよっぽど危険な場面もありますよね。
たしかに大型バイクはそのえげつないパワーとめちゃくちゃ重い車重を兼ね備えているので扱い方を誤ればもはや凶器になります。
ですが乗る方がしっかり危険なことを認識し、安全意識を忘れなければ凶器ではなく、ステキな大人のおもちゃになるでしょう。
排気量問わずバイク自体が危ない乗り物
大型バイクだからといって一概に危ないのではなく、原付だろうとバイクは危ない乗り物という認識を持つことが大切です。
生身の体に車が突っ込んで来れば、排気量は関係ないですよね。
なのでどんなバイクであれ、プロテクターなどの安全装備は着けておいて損はないと僕は思います。
自力で起こせない大型バイクに乗るのは危険
車重の重さが、ご自身の扱える範疇を超えているバイクは危険なのでやめておきましょう。
想定できるケースとしては、山道などで立ちごけをしてしまった場合です。
人通りの少ない道で、もし1人で起こすことができなければ、軽い遭難状態に陥ってしまいます。
最悪ロードサービスにお願いする方法もありますが、痛い出費になることもあり得ます。
バイク選びをする際は、ご自身で扱える範疇のバイクに乗るようにしましょう。
大排気量バイクに乗るほど、バイクの怖さを知る
大きいバイクに乗り始めた人ほど、バイクの危険さや怖さを知ります。
それゆえ無謀な運転をしなくなるケースもあります。
僕自身も正にそのパターンで、原付や中型バイクに乗ってた頃を思い返すと正直めちゃくちゃ無謀な運転しまくっていました。
また排気量の大きなバイクに乗っている人ほど服装や装備がしっかりしている方が多いのもそのせいかと思います。
ただ理想は、排気量問わず安全装備をして乗ることでしょう。
大型バイクのパワーは持て余して使い切れないのがほとんど
大型バイクの持っているパワーをフルに使い切っているライダーさんってどれくらいいるんでしょうかね。
正直私の知っている限りではかなり少ないのが事実。。
実際、多くの大型バイク乗りの方は使い切れていないことがほとんどではないでしょうか?
かと言って使い切れていないことが悪いことではなく、
「本気を出していないのにこんなに力強い走りをしている…!」
といった自己満足に浸れることも大型バイクの魅力です。
「大型バイクに乗っているからある程度速度を出していないと舐められそう」
「大型バイクに乗っている以上運転が上手くないとカッコ悪いよなぁ」
こういった考えは偏った勘違いです。
無理な運転をせず安全運転、法定速度の順守が守れているライダーが1番カッコいいのは間違いないでしょう。
結論:バイクが本当に好きなら取得して後悔はないはず
バイクに乗っていれば自然と大排気量バイクに惹かれ始めるのはよくあることです。
少しでも興味がある方は、一度の人生です。是非取得することを個人的にはおすすめしています。
乗らないでいて、歳をとってから後悔することはおそらく最悪です。
もちろん経済面なども考慮して慎重な判断も必要ですが、これを機にぜひ検討してみてくださいね!
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