バイクや車を自分でセルフメンテナスしてると、時折、めちゃくちゃ固くて外れないネジに遭遇する事ってありますよね。
中々外すことが出来ず、予定していた作業時間が大幅に伸びていくと次第に気持ちも焦りますし、焦った挙句ネジ穴を舐めてしまうこともあると思います。
しかし、固くて外れない固着したネジも、正しい方法で慎重に作業をしていけば舐めずに緩めていく事は可能です。
そして万が一舐めてしまった場合でも”あるアイテム”があればそんなピンチも回避することは可能。
今回は、自身のバイクセルフメンテナンス経験をもとに固くて外れないネジの外し方のコツと、舐めてしまったネジの外し方について解説していきます。
ネジが固着してしまう原因は3パターン
ネジが固着して外せなくなってしまうパターンとしては大きく分けて以下の3つの原因が考えられます。
- 異物による固着
- 錆による固着
- 「かじり(焼き付き)」による固着
2は古い車両や雨ざらしで車両を保管していると発生しやすく、3に関しては適正トルクを守らなかったり電動工具で雑に締めこんだりすると起こりやすいケースです。
(「焼き付き」とも呼ばれる3のケースは、ネジ接合部で起こる摩擦熱が原因)
その為、今後ネジの固着をなるべく回避したいのであれば、バイクカバーで極力雨を凌いだり、適正トルクを守りながら慎重に手締めしていく事が大切になります。
固着した固いネジの外し方と緩めるコツ
では、固いネジにぶち当たった際の外し方として意識していただきたいポイントについて触れていきます。
①ネジに対しとにかく直角に力を加え、しっかり押し込みながら回す
まず大前提として、回す方向に力を加える前に差し込みに対して直角に真上から「押し込む力」も加えていくことが大切になります。
力の配分としては、「回す力:押し込む力」=「3:7」くらいのイメージ。
そしてこの力が甘ければ甘いほど、ねじ山を舐める可能性もどんどん上がっていきます。
ネジを舐めてしまいそうな危険な雰囲気を感じた場合にはより強い力で押し込んでいきましょう。
ちなみに直角に押し込む時のコツとしては、
- グリップの効く手袋を使用する
- ドライバーの持ち手がグリップの効きやすいものを使う
などの工夫も非常に効果的です。
特に前者のグリップの効く手袋は日常生活などでもあれば便利な万能グッズです。気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
②ネジが全く緩まない場合は「衝撃」を与えて少しずつ緩める
真上から押し込んでも中々ネジが緩まない場合には早めに次の手段に移ります。
次に有効なのが、「ネジに衝撃を与え、固着を改善していく」方法。
衝撃の与え方は以下のようにプラスティックハンマーで上から叩く方法が代表的です。
またこの時、ドライバー自体も「貫通対応のドライバー」を使用するのがさらにおすすめ。
ネジがナメてしまった場合の対処法
ただ、いくら気をつけていても劣化した古いネジだと、簡単に舐めてしまい、緩めることができなくなってしまうこともあります。
そんな時には以下の商品があれば舐めた後でも緩めていく事は可能です。
「ネジザウルス」は強力なグリップ力で、ネジの頭ごと強力に掴みその状態で緩めていくことができる画期的アイテム。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
セルフメンテナンスやDIYをしているとネジが外せないとか舐めてしまって途方に暮れるようなトラブルは最早日常茶飯事です。
とはいえ、ほとんどのトラブルは冷静に対処すれば解決可能です。また最近はネット上に色々な情報が落ちています。
冷静かつ正確な情報を手に入れれば、多くのトラブルは必ず解決できますのでそこは覚えておきましょう。
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