フルフェイスヘルメットの風切り音を極力減らしたい。。
こんな悩みを解決します。
ヘルメットの通気性は有り難いものですが、風切音は時に厄介な存在です。
✔本記事の内容
- 風切り音の発生原因になりやすい場所は主に4箇所
- 風切り音(ノイズ)を減らすための対策5選
- インカム使用時はスピーカーの位置微調整が大切な理由
本記事を書いている私はバイク歴が13年を迎えました。自身もフルフェイスヘルメット内の風切り音には一時かなり悩まされ、お手上げ状態に。試行錯誤した結果今では僅かながら改善されバイクライフを楽しんでいます。
今回は実体験をもとにフルフェイスヘルメットの風切り音対策をまとめました。
【ヘルメットの風切り音】発生原因になりやすい場所は主に4箇所
自身の経験からお伝えすると、風切り音が発生しやすいポイントは主に以下の4箇所です。
- 首・アゴあたり
- シールドの隙間
- 首後ろ
- システム開閉部の隙間
1.首・アゴあたり
おおよそのヘルメットはその構造上、首・アゴあたりに結構な空洞が出来ていますが、風切り音の多くの原因はここから吹き上げてくる風です。
ただ、夏場はその風に救われることも幾度となくあるので一概に悪いものでは無いのかもしれません。
2.シールドの隙間
ヘルメットのシールドは、安物のヘルメットになればなるほどシールドとヘルメットの間に若干の隙間があります。
パッと見は閉じているように見えても風が入ってきてしまうケースも存在します。
3.首後ろ
首後ろにも基本的には若干の隙間が出来ますが、ここから風が入り込んでいるパターンもあります。
基本的に風は前からぶつかる為、ここが原因になるケースはごく稀ですが、どうしても改善されない場合はここからの侵入というのも考えられます。
4.システム開閉部の隙間
システム型ヘルメットは、ワンタッチでジェットヘルメット形状に切り替えができますが、その機構のために可動部が多く若干隙間が多いのが短所です。
便利な機能の反面そう言ったデメリットがつきものなのも事実です。
ヘルメット内の風切り音(ノイズ)を減らすための対策5選
基本的にはヘルメットに入り込む風をいかに軽減できるかで効果が変わってきます。
勿論ヘルメットの種類やその方の感じ方によって感想は異なると思います。
ダメ元で色々試してみると解決策が見つかる可能性が高まるでしょう。具体的な方法は以下の5つです。
- カウルやスクリーンを装着する
- (秋冬限定)首元の隙間を埋める
- シールドの隙間を埋める
- フードを被る
- システム開閉部の隙間を埋める
カウルやスクリーンを装着する
風切り音対策における最も効果的な方法は、風自体をヘルメットに当たりづらくすることです。
そこで効果的なのがカスタムパーツとして、「カウル」「スクリーン」「風防」を装着することです。
しかし購入時に注意していただきたいのは、風よけ本体の大きさです。
風切り音を減らしたい目的であれば、なるべく大きい、高さのあるスクリーンを買いましょう。見た目は賛否両論分かれるかと思いますが、かなりの効果は得られるはずです。
マフラーやネックウォーマーで首元を埋める
この方法に関しては秋冬限定の方法ですが、マフラーやネックウォーマーで空気の入口を完全に封じ込める方法です。
なるべくモコモコした素材の物の方が空気の侵入をよりカットできます。
ただあまりにもカットしすぎることで時にはヘルメット内において曇りが発生する可能性もありますので、そんな時はピンロック等の併用がおすすめです。
シールドの隙間を埋める
標準的な値段帯のヘルメットシールドは、閉じたときに若干の隙間ができるようで、しっかり閉めたとしても空気漏れが感じられます。
これに関しては自身の経験としても、ZENITHとKABUTO製のヘルメットを使用したときにも感じられました。
逆に静音性に特化しているとされる高級ブランドSHOEIのGT-Air着用時ではこれはあまり感じられず、むしろシールドを閉じたときのレベル違いな密閉感が感じられたほどです。
なので風切り音が気になる場合は何らかの方法でこの隙間を埋めることで多少の効果が得られるかもということです。
具体的な方法として挙げるとしたら、ゴム製のテープを張る方法とグルーガンを使用して隙間を埋める方法です。
ゴム製のテープでおすすめは耐振動用のテープ等です。隙間を埋めて空気の侵入を抑えてくれます。
グルーガンに関してはグルーガンの使用に慣れている方でないとやや難易度は高いです。そしてうまいことやらないとはみ出たりして視覚的に目立ってしまいますので、使用時はご注意ください。
フードを被る
これに関しても真夏は暑苦しくなるのでお勧めできませんが、フード付きの服により首後ろの隙間を埋める方法です。
ただ、インカムを使う場合は薄手のフードでないと聞こえづらくなってしまいそれこそ本末転倒。
周囲の音が聞こえづらくなってしまっても非常に危険ですので、そのあたりを考慮しつつ試してみてください。
システム開閉部の隙間を埋める
先程も書いたようにシステム式ヘルメットは開閉の機構によりどうしても隙間ができやすいですが、この隙間を埋めると結構改善したりします。
埋め方は先ほどと同じようにテープで埋めるかグルーガンが良いでしょう。これに関してはあまり厚く貼ったり塗ったりしてしまうと閉じづらくなってしまうのでご注意ください。
ヘルメットの種類によりノイズは増減する
当然ですがヘルメットの種類によっても風切り音の大小は異なってきます。
ただ風切り音がうるさいというのは、ポジティブにとらえれば風通しが良く通気性が良いということです。
ヘルメットにもそれぞれ一長一短あり、よほど高級のヘルメットでもなければ抜群の通気性と静音性の両立は難しいもの。
あなたの使っているヘルメットの種類はどのタイプでしょうか?種類によってはどうしてもノイズ軽減には限界があります。
ヘルメットの買い替えを検討するのもおすすめ
ヘルメットを変えてみると、思いの外ノイズが落ち着くこともあります。
あまり高価なものでなくても構いません。どうしても改善しないときは一度買い替えを検討してみるのもありかもしれません。
ちなみにヘルメットの買い替え時期は5年を目処に行うのが無難です。これは経年劣化によるもの。
当ブログイチオシの「安くておすすめのヘルメットまとめ」は以下記事でも紹介しています。
インカム使用時はスピーカーの位置微調整で聞こえやすくなる
多くの場合、スピーカーの位置が適切になっていれば多少の風切り音の影響を受けてもインカムの使用上には影響が出ません。
スピーカーの聞こえ具合が改善すれば風切り音も気にならなくなる事もあります。なのでスピーカーの位置の微調整も改めて見直してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ヘルメットは高価なものに買い替えなくても、工夫次第では快適なものに改良が出来る可能性を秘めています。
しかし、うまくやらないと見栄えを損なったり、貧乏っぽい見た目になってしまうこともあるでしょう。
ちなみに経済的に余裕がある方はショウエイのGTAirシリーズはおすすめ。静音性能に優れているヘルメットとして定評ありです。私も以前使用しました。
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