通勤用のバイクには125ccが最強なの?
125ccバイクのメリットやデメリットを知りたい!
こんな疑問を解決します。
今回は、実際に125ccスクーターで3年程通勤してみた自身の経験をもとに125ccバイク通勤のメリット・デメリットについて書かせていただきました。
ほとんどの排気量で通勤を経験した上で、125ccバイクが本当に最強なのか、メリットやデメリットを忖度なしで解説します。
結論、ある程度の距離内でのバイク通勤を考えるなら125ccスクーターが最強と言っても過言ではないです。
詳しい理由を話していきます。
通勤用バイクに125ccスクーターが最強と言われる理由
結論からになりますが、個人的にもバイク通勤には125ccバイクが最強だと思っています。理由を端的に挙げるなら以下の通り。
- 総合的なコスパが抜群
- 一般道では必要十分なパワーを兼ね備えている
- すり抜けのしやすさも抜群
対して大型バイクは燃費が悪かったりすり抜け性能も悪かったりと通勤には不向き。そして原付は必要十分なパワーを兼ね備えていなく交通の流れに乗れません。
また中でも125ccスクーターが人気な理由は革靴のままでも気軽に乗れるからと言うのが大きいでしょう。マニュアルバイクだと革靴でのクラッチ操作が必要なので靴を傷めかねません。
通勤ライダーの多くが125ccスクーターに乗っている理由はこの辺りにあると考えられます。
125ccバイクで通勤をするメリット
実際に125ccのスクーターで通勤をしてみて感じたメリットは以下4点です。
メリット①何よりも経済的
なんといってもスクーターでの通勤は、車の維持費や燃料費と比べると圧倒的に経済的です。
まず燃費ですが、最近のスクーターの燃費は平均でも50~60km/Lは普通に走ります。これは車の燃費と比較してもおよそ4~5倍の燃費です。
次に駐車代ですが、駐輪に関しては、バイクなら無料であったり低価格で置かしてくれることがほとんどです。
車は基本的にコインパーキングか月極駐車場利用になりますよね。また、メンテナンスに関してもスクーターはかなり経済的です。
最近のスクーターの多くは、3000~5000キロごとのオイル交換だけしっかり行っていれば基本的には大きな故障はしないです。
ご自身で行った際、オイル交換にかかる費用は、およそ2000~2500円(オイル1ℓ、オイル処理箱、ガスケット等)と低価格です。
また、車体が軽くコンパクトなため、基本的なメンテナンス(駆動部関係、足回り関係等)はネットで調べれば簡単にDIYできるのも長所です。
メリット②渋滞に強い
車の通勤の最大の敵は通勤ラッシュ時の渋滞ですよね。帰りはまだしも、始業を控えた朝の時間帯での渋滞ほどヒヤヒヤするものはありません。
また通勤時は事故も起きやすく、普段空いている道でも未曽有の渋滞が起きる可能性も十分にあります。しかしそんな時も125ccスクーターであれば問題なし。
細い車体を活かし、道交法にのっとった範囲内での安全なすり抜けや車ではなかなか抜けられない裏道の活用など、いくらでも回避はできます。
メリット③帰り道の自由度が高くなる
スクーターは、機動性とちょっとした荷物をいれる為の収納力に優れているため、帰宅途中、気分で寄り道したくなった時なんかにはかなり重宝されます。
たとえば本屋や小物屋でのお買い物を楽しんだり、近所のふ頭や絶景スポットに向かってみて黄昏るなんてこともいくらでもできます。
またバイクは車とは違い、気軽に駐輪もしやすいのがメリットで、電車・バス通勤にはない行動力と魅力がそこにはあります。
あなたの通勤経路近くにも、立ち寄りたい場所はないでしょうか。
そんな時にもスクーター通勤をしていれば、仕事終わりに寄れるかもしれませんね。
メリット④メットインがとにかく便利
スクーターには基本メットインが付いていますが、通勤に収納力は必要不可欠です。
先述したように急な買い物に使えたり、カッパを忍ばせておいたりと用途は無限です。
メットインのないバイクだと後付けでリアボックスを付けることになりますが、以下のようなデメリットがあります。
・リアキャリアがあと付けで必要
・メットイン専用の鍵が別途必要なので、かさばる
やはり初めから付いているメットインの方が圧倒的に便利なんですね。
メリット⑤交通の流れに問題なく乗れる
125ccバイク・スクーターは一般道路であれば交通の流れに十分乗ることが出来るので、周囲車両に煙たがられることは少ないです。
また必要最低限の馬力・パワーも兼ね備えており、車線変更時などもメリハリを付けて安全に走行することが可能です。
メリット⑥違反で捕まる確率は50ccより低め
50ccバイクの大きな弱点は、複雑な道交法により、万が一油断をすれば検挙されてしまう可能性も高い点です。
例えば有名な「二段階右折」なんかは慣れた道でないと標識を見落としやすいですよね。
二段階右折をし忘れ、万が一警察が近くにいれば一発アウトです。
また制限速度規制の厳しい50ccバイクでは速度違反で捕まるリスクも高いです。
上記の理由から、50ccは通勤用に向かないケースもあるということです。
125ccバイク通勤のデメリット
もちろんデメリットもあります。強いて挙げるなら以下の通りです。
デメリット①高速道路は使えない
125ccはご存知の通り高速道路は利用禁止です。その為、長距離バイク通勤には向かない点がデメリットの一つです。
会社までの距離が遠い場合は別の通勤方法も視野に入れましょう。バイク通勤の距離の限界に関する記事は以下にて解説中です。
デメリット②事故リスクは運転の仕方と比例する
125ccは機動性、俊敏性ともに優秀な乗り物です。乗り慣れるとついついスピードを出して無茶な運転をしてしまう方が多いのではないでしょうか。
そんな時に怖いのが事故のリスク。バイク事故は排気量関係なく、場合によっては命を落とすリスクを常に伴います。
便利で快適な乗り物とは言え、いかに安全運転を遵守出来るかが事故リスクを減らす鍵になります。
バイク通勤で命を落としたくない方は、プロテクターの習慣を着けるのがおすすめです。プロテクターの必要性は以下にて解説中。
バイク通勤の天敵は雨
自宅の立地にもよるので一概には言えませんが、もし可能であれば大雨や悪天候時の通勤はなるべくバイクに乗らない方が無難です。
これには安全面以外にも理由があり、単純にバイク通勤が嫌になるくらい雨の中の通勤はしんどいからです。
それこそ朝の通勤でびしょ濡れになってしまっては、始業前からテンションダダ下がりです。
バイク通勤では雨や悪天候時においてどう対応していくかが、長く続けていく為には結構重要になります。
もちろん対策をしっかり行えばほとんど濡れずに通勤することも可能です。後述しますが、ヘルメットはフルフェイス一択です。おすすめの雨対策は以下にて解説しています。
バイク通勤にはフルフェイスヘルメットがおすすめ
よく見かける通勤バイカーの方たちは、ヘルメットにコルク帽や半帽を着用している方も多いですが、これらは単純に危ないのでNGです。
安全性ももちろんですが、雨天時の通勤を想定すればフルフェイスが一番おすすめだと思います。
ちなみにフルフェイスでは、スクリーンの曇りや水滴による視界不良を防ぐために「ピンロック」の装着やプレクサスなどの撥水コートをこまめにかけておくことも効果的です。
バイク通勤におすすめのスクーター3選
あくまで独断と偏見ですが個人的におすすめな125ccスクーター3選をまとめました。
スクーター購入を検討している方は参考にしてみてくださいね。
3位:アドレス110(スズキ)
価格 | 217,800円 |
燃費(WMTC値) | 48.9km/L |
メットイン | 20.6ℓ |
車重 | 99㎏ |
車重の軽さが売りのスクーター。車重が軽ければ、多少馬力が弱くても加速が軽やかになり、非常に気持ちいいです。
また、狭い駐車場など、エンジンオフ時の取り回しにも力を発揮します。
メットインは容量こそ少ないですが、奥に深い構造の為、他の車種では収納できなかったような、長さのあるものが積めるなど長所があります。価格も非常にリーズナブルです。
2位:リード125(ホンダ)
価格 | 319,000円 |
燃費(WMTC値) | 50km/L |
メットイン | 37ℓ |
車重 | 114㎏ |
金額に関しては、アクシスzなどと比べると高く感じがちですが、リード125は機能が充実しています。
まず純正で前後ライト・ポジションランプがLED。視認性が高いです。
またアクセサリーソケットと小物入れスペースがハンドル下には装備。
こういった心遣いはちょっとした遠出の際にも重宝されます。
メーター回りもデジタルとアナログの組み合わせにより高級感があります。
1位:アクシスZ(ヤマハ)
価格 | 247,500円 |
燃費(WMTC値) | 54.6km/L |
メットイン | 37.5ℓ |
車重 | 100㎏ |
一位はヤマハ・アクシスzです。私が愛用しているゆえの贔屓ではなく、シンプルにコスパとスペック・性能が高いです。
街中でも、最近じわじわとユーザーが増えているように感じます。
女性から男性、若い方からベテランライダーさんまで乗りこなせるような
万能性を兼ね合わせています。メットインの大きさは、シートの広さにも直結しており、タンデムも非常にしやすい車種です。
バイク探しにはZuttoRideMarketがおすすめ。無料会員登録をすることで販売店に気軽に問い合わせができます!使い方に関しては以下を参照ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
バイク通勤は、事故のリスクもあるので犬猿されることも多々ありますが、安全面を意識した走り方や安全装備をしっかりすることでかなりリスクは下げられます。
生活にメリハリがつくこともメリットの一つです。気になる方は是非検討して、生活に取り入れてみてくださいね。
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