グリップヒーターは買ってから後悔しないかな?効果あるの?
寿命はどれくらいかな?
実際のメリットデメリットは?
こんな疑問に答えます。
グリップヒーター未経験の方からすれば上記のように悩んでいるバイク乗りさんは多いはず。
事実、過去の私がそうでした。実際に購入に至るまでどれだけ悩んだか分かりません。。
商品自体の値段が高いことはもちろん、取り付けの難易度的にも、容易に手を出せる商品ではないですよね。
そこで今回は、実際に所有していたスクーターと大型バイクにグリップヒーターを装着してみた経験を踏まえ、自身が感じたメリットや注意点について触れていきます。
グリップヒーター取り付けを検討しているすべての方の参考や後押しとしてこの記事がお役に立てれば幸いです。
グリップヒーターの効果は使って初めて必要性を痛感する
結論、グリップヒーターの暖かさはかなり冬場の冷えを緩和しバイクに乗る辛さを軽減させてくれます。
率直に一度使うとグリップヒーター無しでの冬のバイクは考えたく無いほど、それほど心強いのも確か。
実際にグリップヒーターを使ってみるまでは、
「ヒーターを付けたとしても結局手袋越しでしか温もりを感じられないから効果は少ないんじゃない?」
と半信半疑でした。
勿論手袋越しに感じるほのかな暖かさではありますし、手袋の種類やその方の感じ方にも個人差はあるかと思います。とはいえ個人的には大満足。
私が実際に使用している秋冬用グローブ
ちなみに人体の構造的にも、冷え始めるのは体の中心からではなく末端からとも言われています。
そのため、冬場は手先や足先をいかに温められるかが重要になります。そんな時に大活躍するのがグリップヒーターと言えるでしょう。
グリップヒーターはこんな方なら買っても後悔しないはず
個人的に考えるグリップヒーターを買っても後悔しないと思われる方の条件は以下の通りです。
- 通勤で季節問わずバイクに乗る
- 雨の日もバイクに乗る
- 峠や山道によくツーリングに行く
- 寒がりの方
通勤通学で季節問わず雨の日でもバイクに乗る方なら、躊躇することなく買ってしまうのもおすすめ。
理由は、過去の私がまさにそれで「もっと早く買えば良かった」と後悔したから。
逆に、使用頻度が低い場合は「ここまでお金をかけなくてもよかったのかも」と感じてしまう可能性も高まりそうです。
実際購入してみてから「自分には必要なかったな~」と後悔したくないと思うのは普通ですよね。
通勤や普段の足として季節問わずバイクに乗る方や、峠や山岳方面によく走りに行くような方は買ってから後悔しないことの方が多いかと思います。
バイクに乗る頻度自体かなり少ない方はもう少し検討してみても良いかもしれません。
グリップヒーターの寿命
私は現在、エンデュランス製のグリップヒーターを丸3年使用してきました。現在の進捗状況として、3年は全く不調なく使えたというのがお伝えできる部分です。
ただ、取り付け方に不備があったり、配線部分を引っ張ったりしてしまうと故障リスクが高まるのも現実です。
現に、知り合いの先輩は取り付け後一年以内にヒーターが作動しないトラブルに悩まされていました。
素人取り付けでは故障リスクが高まることは致し方ありません。寿命を伸ばしたい方は、バイク専門店にお願いするのが無難かもしれません。
グリップヒーターのメリット
グリップヒーターのメリットをまとめました。
冬のバイクが楽しくなる
寒さで冬のバイクが億劫になっている方には朗報。これが一つあるだけで冬のバイクの楽しさが復活する可能性は高いです。
手先の冷えは身体的にも精神的にも与えるダメージは大きいもの。
温もりがあるだけでどれだけ快適になるか、使った方にしか分からない感動がグリップヒーターにはあります。
バッテリー電圧計としても便利
多くのグリップヒーターは電圧計も兼ねています。冬以外の季節でもバッテリーの電力が低下することはあります。
そんな時にグリップヒーターを装着していれば簡単に電圧を確認することが可能。
実際私の使っているエンデュランス製は5つのLEDライトで現在の電圧を教えてくれます。
グリップヒーターは冬場以外でも活躍する便利アイテムです。
見た目がカッコいい
グリップヒーターを取り付けると「ハンドル周りのメカ感」が強まり個人的にはかなり好きです。
ハンドル周りに機械物が増えると「コックピット」みたいでカッコいいと感じるのはおそらく・・・おそらく自分だけでは無いはず・・・。
特に私のエンデュランス製はLEDライトが夜間は神々しく光り輝きます。ハンドル周りをイメチェンしたいなら一石二鳥で
グリップヒーターのデメリット
グリップヒーターのデメリットを強いて挙げるとしたら以下の部分。
値段が高い
グリップヒーターは基本高価。買うかどうか悩んでいる方の足をかなり引っ張ります。
バイクにかなりの頻度で乗る方でなければもったいなく感じてしまうのは仕方ないかもしれません。
取り付けが難しい
先述したように素人が下手に付けると故障リスクが上がったりと、カスタム項目の中ではやや難易度は高めです。
また電気配線をいじることもあり、それなりの下勉強は必要。
不安な方は工賃を払い、いさぎよくバイク専門店に任せるのがおすすめ。
グリップ交換が出来なくなる
グリップ交換は初心者にもおすすめなカスタムで車体の雰囲気を変えることが簡単にできます。
ただグリップヒーターを装着した場合は基本、グリップは付属の物を使うしかありません。
グリップヒーターは基本黒い色のグリップを装着します。グリップカスタムは難しくなるので注意しましょう。
【安くて高性能】おすすめグリップヒーター4選
①山城 ヒートグリップ
こちらは近所のバイク用品店にも店頭販売されていました。(売価はネット購入のが安そうです。)
ちなみに㈱山城は東京に本社を置くバイク用品でも有名な会社さんです。
こちら私が使っているエンデュランス製と瓜二つのルックスですが、機能面も非常に似てます。(笑)
5色のLEDランプはバイクに乗るのをより楽しい気分にさせてくれますし、電圧レベルも一目で分かりやすいです。
また防水性も完備しているので日頃通勤などでバイクに乗っている方なんかにも非常におすすめです。
②カエディア(kaedear) グリップヒーター
ちなみにカエディアさんは神奈川県横浜にて2019年に発足された勢いのある企業さんです。
見た目と使い勝手を純正に極力似せて作られたグリップヒーター。手元でさりげなく光るLEDランプはシンプルながらも中々イカしてますね。
また全体が満遍なく温まるように作られているのもこの製品の長所といえます。
③デイトナ グリップヒーター 4段階温度調整機能付き
こちらはバイク用品ではかなり幅を利かせている天下の「デイトナ製」のグリップヒーター。
上記カエディア製同様にシンプルなルックスは見た目を純正グリップにかなり似せて作られております。
温度調整は4段階のみですが、「シンプルな使い勝手」を求める方にはピッタリかもしれませんね。
④エンデュランス グリップヒーター
こちらはグリップと操作スイッチ兼液晶部分がセパレートしているタイプです。
グリップヒーターを使わない時は、電圧計としての機能も果たし、電圧が数字で液晶に表示されるのは非常に親切設計ですよね。
多くのグリップヒーターは手元のLEDが多少目立つ形で光り輝くのですが、こちらのエンデュランス製グリップヒーターはそれがありません。
見た目を極力シンプルに、色味などで損いたくない方にはおすすめな商品です。
自分でグリップヒーターを取り付けてみた感想
私は実際に2回、自分のバイクにグリップヒーターを取り付けた経験がありますが、特に資格など有していない素人の私でもなんとか取り付けることは出来ました。
自信のない方はバイク屋さんに預けても良いでしょうが、だいたいのバイク屋さんは一定期間預かったのちの作業になるので、工賃を取られる&一定期間愛車を手放さなければいけないというダブルパンチを受ける形になります。
基本的には最低限の工具(+-のドライバー、六角レンチ等)と電工ペンチがあれば作業可能なので興味のある方は是非挑戦してみてくださいね。
グリップヒーターとの併用におすすめのアイテム3選
グリップヒーターと掛け合わせて使うことで更に快適に寒さを凌ぐことができるアイテムがあります。
おすすめは以下の3点。
おすすめ①ハンドルカバー
ハンドルカバーは手に当たる風を最大限に遮ることができます。
見た目は正直カッコ悪いので賛否両論ありますが、風邪を引くよりはマシ。
見た目よりも快適性重視なら取り入れるべきアイテムです。
おすすめ②ネックウォーマー
体の冷えは「首・手首・足首」を守れ!とよく言われます。
そのうちの首を守るのに絶対必要なアイテム。
バイク用のネックウォーマーなら曇りづらい作りになっていておすすめです。
おすすめ③バイク用ブーツ
足首を寒さから守るならバイク用ブーツがベスト。事故時のくるぶしの欠損も守ります。
おすすめはコミネ製。安くてかっこいいです。
電熱グローブのデメリット
グリップヒーターの代替え商品としてよく挙げられるのが電熱グローブ。
たしかに電熱グローブは、グローブを介さず直接的に手先を温めることが可能ですので、正直なところ単純に手を温めるという点に関しては強いです。
ただネックなのが以下の2点。
- 電源の取り回しが大変
- バッテリーの値段がバカ高い
電熱グローブの電源に関してはバイクから電源を引っ張り出してきて直接つなげるか、携帯バッテリーを持ち歩くかの2択になります。
前者は配線の影響でバイクとライダーが繋がれる形になる為、事故を起こした場合を想定すると少し怖いですよね。
また後者はバッテリーの煩わしさとバッテリー自体の値段の高さから、コスパが良いとは言い難いです。
上記を踏まえ、一度取り付け作業を頑張ってしまえば「満足度」や「利便性」に関してはグリップヒーターに軍配が上がるかなと思っております。
小型バイク×グリップヒーターは「バッテリー上がり」にも要注意
125cc以下などの小型バイクに取り付ける際は、電力消費に要注意です。
小型バイクはバッテリーも小容量タイプが積まれているため、何も考えずに電力を消費しているとバッテリー上りを招きます。
バッテリーは一度ダメにすると再起不能となり、買い替えが必要になります。バッテリーに関するより詳しい内容は【セルフメンテ】バイクバッテリー交換時の手順と注意点にて解説しています。
それを防ぐ為にも、自宅用に小型充電器を常備しておくと事前に防ぐことが出来るかもしれません。
以下は私も使っている自動車・バイク用のバッテリー充電器です。
まとめ
グリップヒーターは確かに高価ですがいざ買って使用してみれば、ほとんどの方がその便利さを知り「買ってよかった」と思えるはず。
先述しましたが改めて総評すると、通勤通学で雨の日も冬の寒い日もバイクに乗らなければならないバイク乗りの皆さんにはめちゃくちゃおすすめです。
装着後の満足感と快適性は保証します。お読みいただきありがとうございました。
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