バイクでツーリングに出かける方の中には、スマホをカーナビ代わりに使うという方も多い様ですが、
「スマホをバイクに固定した状態で走行するとカメラ機能が壊れる可能性がある」という恐ろしい噂も界隈では飛び交っています。
今回はそんな噂の検証を、
およそ5,000キロをスマホホルダーを使用して走った私の経験をもとにお話ししていこうかと思います。
※今回の内容は個人的な見解でもあると同時に、iPhoneの個体差やバイクの車種などなど、状況によって結果はさまざまになるかとは思いますので、一つの意見として参考程度にお読みいただけるとありがたいです。
現在の状況
一度現状の整理だけさせていただきます。
まず、
現時点ではiPhoneのカメラ不具合等、故障は現れておらず正常となっております。
ちなみに、現在愛車として乗っているのはヤマハのMT-09。3気筒のエンジンはそこそこ滑らかな走りですが、決して振動が少ないとは言えないです。
また使用しているスマホはiPhone11proです。ケースは100均のゴム製ケースを使用中。
バイクに装着しているスマートフォンホルダー は、以下掲載のデイトナ のホルダーになります。
故障の原因はほとんどが”振動”⇒振動をいかに与えないかが重要
スマートフォンホルダー を使ってカメラが壊れる原因は、そのほとんどが振動と言っても過言ではないです。
iPhone内に内臓されている手振れ修正機能用のレンズは、振動を受けることにより破損をしやすくなります。
破損をすると、iPhone側は常に手ブレ補正しようと働きますので、どうやったって治らないぶれた画面を延々に治そうとします。そのため、いつまでたってもピントの合わないぼやけた写真しか撮れなくなってしまうのです。
せっかくツーリング先で絶景に出会えたのに、カメラが壊れていて撮影できなかったりなんて言うのは最悪ですね。
ツーリングの醍醐味を潰された様なものです。
その為、故障対策としては”振動をいかに軽減させられるか”が鍵になってきます。
万が一壊れれば大変…。壊れたときの修理費はどれくらい?
もしiPhoneが壊れてしまった時の損害はどれくらいのものなのでしょうか。
参考程度にインターネット上で「iPhone カメラ 修理代」を検索してみました。おおよその値段は以下の通りです。

引用元:スマホ修理本舗様
機種によって多少の差はあるようですが、値段表からしても基本的に1万円前後はかかる可能性が高いと捉えて頂いていいかと思われます。
修理になれば、店舗に出向く手間も時間も、無駄な労力を必要とします。
そうなる前に、事前の対策をしておくのが賢明と言えるでしょう。
iPhoneを故障させないための対策
対策としては先程も挙げたような振動を減らすことが最も有効的です。
ここでいくつかご紹介いたします。
1.スマートフォンホルダー を替えちゃう
一番はやはりスマートフォンホルダー を変えてしまう事です。
たとえば、現在使っているホルダー が振動軽減用のクッションなど何も付いていない物だとしたら、要交換です。
ちなみに私の使っているデイトナのモデルは、装着面にしっかりしたクッション材が付いており、これがまだ故障に繋がっていない要因の一つとして効果を発揮しているのかもしれません。

また、別商品でおすすめなのが「クアッドロック」。
こちらは耐振動用に作られたスマートフォンホルダーで、やや高価な上にいくつかのオプションを揃えることにはなりますが、かなり人気な定番商品になります。
基本的には①の本体と②のスマホケースが必要になる商品です。ただ③のオプション品も付けておかないと振動軽減効果はほぼ期待できないので、①+②+③の3点が必要になります。
使いかたとしては、専用ケース背面の取り付け部分にはめ込む形で使うものとなります。
②専用のケースはAmazonページにて「クアッドロック ケース ○○」の検索にて対応機種であれば出てきます!
○○部分にお使いの機種名を入れて検索してみてください!
検索はこちら⇒Amazon 「クアッドロック ケース」で検索③のダンパーに関してはより徹底した振動軽減のために開発されたオプションパーツです。
2.iPhoneケースを替える
私は安物ですが、ゴム製のiPhoneケースを使っており、ハードタイプのケースと比べると少しは振動を吸収しているかと思います。
不安な方は、ケース変更の検討も必要になるのではないでしょうか。
ケースは落とした時にも被害を軽減させますし、少し良いものを買っても費用対効果が見込めると思っております。
3.タイヤの空気圧
タイヤの空気圧をカチカチにしすぎると振動は増えます。
基本は適正空気圧が望ましいのは確かなのですが、すこーしだけ柔らかくする事も一つの対策としてはありでしょう。
安全の範囲内での空気圧調整は、タイヤのグリップ力を高めてくれます。
4.ホルダー 使用頻度の検討
これは極論になってしまいますが、
ある程度道を覚えておいて、基本はそこまでホルダーを使わない走り方をするのも有効です。
ホルダー を使っているとよそ見運転の頻度が増しがちですし、ホルダー のよそ見はながら運転として検挙に繋がりやすい現状もあります。
ご自身の安全とiPhoneのためを思い、道を大まかに覚えてから次の休憩地点まで向かうのもありでしょう。
スマホホルダーを使わない方法はあるの?
スマホホルダーを使わずにナビ機能も使いたい場合は、「タンクバッグ」の使用がおすすめです。
タンクバッグであれば、振動の影響も受けづらく、落下時のリスクも軽減できます。最近ではスマホが入れられる専用ケース付きのタンクバッグも売られているので検討の価値ありです。

まとめ
カメラ機能の故障は一度起きると治らない様で、修理代も高くつきます。
そのためにも不安な方は早めの対策が求められます。
今回の内容をお読みいただいた皆様には改めてのホルダー の使い方の見直しをしていただきたいです。
お読みいただきありがとうございました。