バイクインカムの音が雑音で聞こえにくい原因！聞き取りやすくする対策

バイク生活にインカムを取り入れたはいいものの、いざ公道を走ってみると風や雑音に負けてスピーカーからの音がよく聞こえない…ってことがあると思います。

せっかくのバイクインカムも、聞き取りが良くなければイライラするだけですしもったいないもの。

この記事を書いている私はインカム歴5年目。インカムの聞こえづらさに何度も直面し、独学で試行錯誤してきました。

インカムの聞こえづらさに悩んでいる方はぜひ参考にしていってください！

聞き取り辛さの問題に合わせて、インカムによる耳や頭部の痛みに悩まされている方は以下の記事も参照ください

インカムの音が聞こえにくい原因

スピーカーの位置が悪い

インカムを実際に使用してきて言い切れることは、音が聞こえにくい場合の原因はほとんどがスピーカーの位置の問題です。

改善のためにまず疑うのはスピーカーの位置調整にしましょう。

位置調整は一朝一夕には上手くいかず時間がかかることも多いです。ただ安く改善させるには最善の手段なのでまずはこちらから試してみてください。

スピーカーと耳の間の隙間が広い

スピーカーが耳から遠ければ当然聞こえにくくなります。

スピーカーを耳に近づけるためのオプションパーツもメーカーによっては売られています。

また、ケースによってはヘルメットが大きすぎて隙間が開いている場合も考えられます。その場合はヘルメットのサイズ確認も視野に入れてみることをおすすめします。

LINE通話経由だと雑音が増える

インカムを使用して、LINE通話を活用しながらインカムで話している方は注意が必要です。

電波の問題からか、LINE経由だと音質が悪くなる傾向があります。より詳しく話すと雑音が増えます。

LINE経由ではなく、インカム同士の直接のペアリングが出来る機種に買い替えることで雑音は大幅に減らせます。ちなみに同メーカーのインカムであればペアリングは基本できます。

インカム自体の音質が悪い

たとえば中華製の超安物インカムだと元々の音質が悪く聞こえにくい場合もあります。

確実に音質を保証したい方は「デイトナ製のDT-E1」など安価ながらも定評のあるインカムへの買い替えも視野に入れましょう。

車種によっては風切り音が入りやすい

カウルやスクリーンなど風防のないバイクは当然風当たりもキツく、風切り音が増えやすいです。

対して風防効果の高いバイクは上手く行けばほぼ無風空間で走行も可能。以前実際にロングスクリーン付きのスクーターに乗ったこともありますが驚くくらい風はあたりませんでした

バイクの車種変更も視野に入れるのも最終手段としては有効でしょう。

インカムが聞こえない時の対策

スピーカー位置の微調整

一番解決しやすい対処法が、スピーカーの微妙な位置調整です。

実体験では基本位置調整のみで直ることがほとんどでした

位置調整方法は後述しますが、なるべくお金をかけずにまずはこの方法を試してみるのが最善です。

風防対策を試す

愛車にスクリーンやカウルなど、後付の社外品を装着するのもおすすめです。

物理的に風当たりを軽減する事でノイズを減らせる可能性は高まります。

ヘルメットの買い替えも検討する

最近はインカムの普及に伴いインカム使用に適したヘルメットも増えてきています。

ヘルメットの買い替えは経済的に簡単なものでは無いですが、快適なものにするためには思い切ってヘルメットの再検討も一つの手段です。

一度の出費が大きかったとしても、長い目で見て快適さを得られるのであればそこまで金銭面は考えなくてもいいかとも思います。

ちなみにヘルメットの寿命は長くても5年と言われています。寿命が来ているならこれを機に買い替えもおすすめかもしれません。

スピーカーの位置調整のやり方

簡単ですぐにでもできる対策が、スピーカーの位置の微調整です。

微調整と書いた理由は、経験から話すと数ミリ単位の位置調整でもかなり音量・音質が変わるから。

この微調整で多くの方の音量は劇的に変わると思うので、まずは試していただきたい対処法です。

適切な位置にスピーカーが来れば、最大音量の時にはうるさすぎるくらいに感じることもあります。

そしてスピーカー越しの重低音も良く聞こえるようになることも。はじめはこまめな位置調整を試み、最適な位置を見つけることがおすすめです。

またインカムのスピーカーは基本的にはマジックテープでの固定になりますが、商品付属のマジックテープはスピーカージャストサイズで小さめの為、大掛かりな位置調整をするのには限度が出てきます。

そんな時には１００円ショップ等でマジックテープを買い、大きめにカットしたものをヘルメット内部に張り付けましょう。

これをすることで、出先でも簡単にスピーカーの位置調整ができるようになります。

位置調整はヘルメットを被りながらがおすすめ

自分は、ヘルメットを被りながら指を1〜2本隙間にねじこみ、耳とスピーカーの位置関係を確認する方法で調整していました。

聞こえ心地だけで位置調整するのでも良いですが少しわかりずらいです。

耳の位置とスピーカーの凹凸を指で感じとれれば、もう少し下とか上とか微調整がしやすくはかどります。

人の耳の位置によっては、ヘルメットの耳用のくぼみがちょうど合うとは限りません。なのであなた自身の耳の位置に最も適した位置を見つけてみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。位置調整は実際にやってみることでその効果を実感しやすいです。行動力のある方は是非ともやってみてください。

バイク用インカムは、様々な機種がメーカーさんから出されていますがどれも高価です。

せっかくの便利アイテムの機能を最大限に活用できるように、購入直後にはこまめな微調整に時間を費やしてもいいかもしれません。

ちなみに、インカムは油断していると盗難に遭う事も十分考えられる人気アイテム。対策を施さなければ誰しもが明日は我が身です。インカムの盗難に関する内容は以下でも解説しています。