バイクバッテリー交換の手順を学びたい!
注意点はある?
こんな疑問に答えます。
バッテリーのトラブルは長くバイクに乗っていれば乗っているほど遭遇確率の高くなるトラブル。
バイクバッテリーの交換は車のバッテリーよりも難易度は低く、初心者でも簡単に行う事の出来るメンテンナンスなので心配は不要です。
今回はバイクバッテリー交換初心者のライダーさんたちに向けて、交換時の手順と注意点について触れていきます。
今回使用した商品はデイトナ製のメンテナンスフリーバッテリー(DYTZ10S)
バイク用バッテリーの交換方法を画像付きで解説
実際の交換経験から解説します。
①バッテリーの装着位置を確認
バッテリーの装着場所は車種によって様々ですが、マニュアル車はおおよそシート下に設置されています。
またスクーターの場合はメットインの中やフットステップの下にあったりもします。
見つけられない場合はGoogleで「車種名+バッテリー交換」と調べれば大体の車種はそれで位置が特定できます。
②固定用のゴムバンドを外す
バイク用バッテリーは振動軽減の為にゴムバンドでしっかり固定されている事が基本。
ゴムバンドは左右にツメがあり、引っ掛けられて固定されているだけなので少し強く引っ張れば外れる外れるようになっています。
③マイナス側から端子を外す
次はプラスマイナスそれぞれの端子をドライバーを使って取り外します。
この時、必ずマイナス側の端子から外すようにしてください。
理由としては、順番を守らないとショートを起こすから。ショートを起こすとヒューズが飛んでしまいその時点で替えのヒューズを手配するまで作業は中断になります。また火花も飛ぶ為、危険な訳です。
端子を外す時のおすすめの覚え方としては、「マイナスから始まってマイナスで終わる」と覚えておく事です。
バッテリーを外して付ける際は、マイナス端子から外して最後装着時はその逆手順となるのでマイナス端子で終わるということです。
また作業中、ふとした拍子にマイナス端子とバッテリー端子が触れてしまうこともあります。このときも最悪な場合はヒューズが飛びます。
端子を外した後は、バッテリーに接触しないよう固定するなど細心の注意を払いましょう。
④バッテリー取り外し
古いバッテリーを外します。
バッテリーを取り外すときは、端子固定用のボルトやナットを落としたりしないように注意しましょう。
固定用のボルトやナットは非常に小さい部品のため、バイク配線内やカウル内に落としてしまうと最悪紛失してしまう可能性があります。
万が一紛失した場合はバイク用品店かネットで追加購入が必要。例としては以下のような「ターミナルボルト」と呼ばれる商品。
⑤新しいバッテリー装着
次に新品のバッテリー装着です。
今回購入したようなメンテナンスフリーバッテリーであれば、簡単に装着が可能です。
可能であればバッテリー交換後に充電も
交換したバッテリーは新品とはいえ、物によっては電圧がやや低くなっている物も紛れています。
そのため試走前には念のため、バッテリー用充電器で充電をしておくことをおすすめします。
バイクバッテリーの交換時期と寿命目安
バイクバッテリーの交換時期の目安は以下の症状が現れた時に寿命が来た時考えるのが無難です。
- 電装系の光り方が不安定で弱くなった
- セルの回り方が弱くなった
- セルが回るけどエンジンがかかりづらくなった
- アイドリングが不安定で不規則
以下のような計測器があれば判断は簡単ですがお持ちでない場合は症状を見極めて判断しましょう。
バッテリーの寿命を伸ばす方法
バッテリーの寿命を伸ばすコツはこまめに充電を行うことです。
バッテリーは性質上、一度電力が弱まると著しく劣化を起こし、寿命を縮める結果に繋がります。
その為、少しでも長くバッテリーを使い続けたい方は自宅用に充電器を用意するのもおすすめです。
安くておすすめのバイク用充電器3選
ここからは個人的におすすめの充電器3選のご紹介です。どれもネット購入可能な商品ですので気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
①メルテック バッテリー充電器 SC-650
こちらの充電器は私も進行形で愛用している商品。
こちらのバッテリーはバイク専用という訳ではなく、ダイヤルを変えることで車にも使用することが出来ます。操作方法はほぼダイヤル操作だけで、基本的にはほぼ操作も必要ないです。
また、車体からバッテリーを下ろさずにターミナルを外さずにそのまま充電できるのも特徴の一つです。
②デイトナ スイッチングバッテリーチャージャー
こちらはバイク用品の王道ブランド「デイトナ製」。
特長は本体のタフさとコンパクトさ、さらには「自動電圧レベル測定機能」です。
まずサイズは幅73mm×高さ48mm×長さ167mm とおよそ筆箱くらいの大きさになります。
そして本商品は接続するとバッテリーの電圧状態を自動で判断してくれ、その結果に応じて5段階の充電レベルで作動してくれます。
小さいながらも高性能であり、かつ値段も決して高くはないです。
ちなみに本体は防水防塵しようとなっている為、万が一悪条件で使用・保管したとしても比較的故障に強いとも言われています。
③メルテック 全自動パルスバッテリー充電器
通常のバッテリー機能に加えて、劣化したバッテリーに対しての蘇生機能も欲しい方にはこちらがおすすめ。
劣化したバッテリーは内部に結晶とやらが付着してしまうようですが、それらを取り除く働きをこの充電器はしてくれます。
かなり多機能な充電器ですが、使い方は簡単です。
さらに、
①車体に載せたままでもOK
②クリップを繋ぐときに火花が飛びづらい
③充電完了後も繋ぎっぱなしでOK
といいとこ尽くしなので、めんどくさがりな方にも非常におすすめです。
極めつけに、メルテック製は購入後3年間の保証が付いてます。多機能な充電器をお求めの方は是非検討ください。
まとめ
バッテリー交換は慣れてしまえば非常に簡単ですので、セルフメンテ未経験の方も積極的に挑戦してみて欲しいです。
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