バイクインカムを使い始めてから耳や頭部が痛くて走ってても楽しく無い…
この記事は上記の様な悩みを抱えている方に向けて書きました。
結論からお伝えすると、バイクインカムが原因の耳・頭部の痛みは案外簡単な対策で解決できることも多々あります。これは実体験をもとに話しています。
ちなみにこの記事を書いている私はバイク歴10年越え、インカム歴は約5年のバイクオタクです。
インカムによる痛みの苦しみから少しでも解放されたい方はぜひ参考にしてみてください。
インカムによる痛みに悩まされているライダーは多い
インカムは使っているヘルメットとの相性やその方の頭の形など様々な要因が重なった時に痛みが出てきます。
そしてインカムの痛みに悩まされてるという人はネット上で探してみても一定数いることが見て取れます。
私もこの問題に一時期非常に悩まされ、せっかくのツーリングも楽しめなくなってしまったことがありました。。
ただ、この後紹介するような方法を試行錯誤した結果私の場合は改善されました。悩まされている方は、参考までにお読みくださいね。
バイク用インカムの痛みを改善する対策4選
ここからは私も実際に試みたことのある「おすすめの対策4選」をご紹介していきます。
①スピーカー本体や配線の細かな微調整をしてみる
痛みの要因として最も多いのは、スピーカーや配線の位置が悪いために頭に当たり痛くなっているパターンです。
このパターンの改善方法は痛みが緩和される絶妙な位置が見つかるまで時間と手間をかけて位置調整に励むこと以外ありません。追加でアイテムを買う前にまずは今できることに最善を尽くしましょう。
インカムのスピーカーは基本的にはスポンジ素材のカバーに包まれた状態で装着されるのですが、装着位置が悪く耳に当たった状態で長時間使っていると痛みは出てきてしまいます。
具体的にはスピーカー本体の耳への接地を少なくするために極力耳の内側寄りに当たるように装着しましょう。
外側に当たりやすい位置では耳がつぶされやすく、痛くなりやすいです。それにその状態ですと音の聞こえも悪くなりがちです。
ちなみに私はこの方法でおおよその痛みを取り除くことができました。
▼イメージ図▼
また、配線に関しても微妙な位置関係で頭部へ直接接触をしてしまっていると痛くなることもあります。気になる方は配線の取り回しも大幅に見直してみてください。
ヘルメットの内装の中にしっかりと納まるように、かつご自身の頭の形によって接触の少ない配線位置が必ずあるので、いろいろな位置で試してみると良いかと思います。
こまめな微調整の為におすすめなアイテム
個人差もありますが、自分はかなりこまめにスピーカーと配線の微調整をしてようやく落ち着いてきた感じです。
お家でセッティングをして、
「音量良し、痛みも無し!」
なんて浮かれて長距離ツーリングにいざ行ってみると、高速では風切り音とエンジン音に負けて聞こえづらく、途中で耳も痛くなる、、なんて事もありました。
インカムは実際に走行して長時間試しながらでないとその変化はわかりづらいものです。
しかし、そんな時に標準装備されていたマジックテープセットでは位置調整の対応可能範囲も狭く、貼り直しも不可能なため融通が利きません。
そこでおすすめなのが余裕をもって大きめのマジックテープを買ってしまい、ヘルメット内部に大きく貼り付けることです。
強力なマジックテープであれば簡単にずれづらく、何度も剥がして位置調整が出来ます。またツーリング先の休憩中に少しだけ位置をずらしたりもできるため、便利でおすすめです。
※両面テープは余るかもしれませんが、日常使いで何かと使い道もある商品です。そのため大きめのテープを思い切って買ってしまうのがおすすめです。
②スピーカーを薄型に変える
スピーカーが耳に当たって痛い場合には薄型スリムタイプに変えてみるのも有効です。デイトナのインカムであれば以下のスリムタイプが適合します。
薄型にすることでヘルメット内の収まりは格段に良くなります。
③耳への圧迫が強い方はヘルメットのサイズも再確認
どれだけ位置調整をしても、ヘルメット自体のサイズが小さく、あなたの頭のサイズに合っていなければ当然耳への圧迫感は増します。
その為、どうしても痛みの改善が見られない場合は、ヘルメットのサイズを1サイズ大きくしてみるのもひとつです。
私は以前、SHOEIのGT-AirのMサイズにインカムを付けていましたが中々痛みの改善に至らず、勇気を出してヤマハのZENITHのLサイズに変更をしてみました。
ヘルメットのグレードダウンにはなりましたが、結果的に痛みも消え聞こえやすくなり今では快適にツーリングに出かけられています。
あまりにも大きすぎるヘルメットの着用は高速走行時にずれやすかったり、風による影響を受けやすかったりとデメリットは大きいですが最悪は1サイズほど大きめのヘルメットに変更するのも手段かと思います。
(サイズ選択は自己責任になりますが、バイク用品店の店頭などで店員さんに事情を話せば相談に乗ってくれるかもしれません。)
また、ヘルメットのサイズを変更する場合は、上記のZENITHやKABUTO製のヘルメットが安い上に、インカム装着もしやすく作られているためおすすめです。
おすすめのヘルメットは以下記事で紹介しています。
ヘルメットサイズ変更により耳とスピーカーの間に隙間ができる場合
ヘルメットのサイズを変更すると、場合によってはスピーカーの耳への接地が離れすぎてしまい聞こえづらくなるケースもあります。
そんな時には調整用のスポンジの出番です。商品によっては初めから予備パーツとして同封されていることもあります。
私の場合は、インターネットにてB+comさんの調整用セットを購入して、ZENITHにて使っています。汎用性が高く、B+com以外のインカムにも適合しやすいです。興味がある方は試してみてはいかがでしょう。
④ツーリング中にこまめな休憩を挟むようにする
ツーリング中は無理して長距離を走り続けずに、こまめにコンビニ休憩等を挟み、ヘルメットの圧迫から頭部や耳を解放させてあげることも重要です。
ツーリングは無理なくこまめに休憩を取る方が疲れも残りにくく満足度も高くなるのは確か。
さらにこまめな休憩を取ることは、頭皮の蒸れ予防や衛生面的にも効果があり、眠気解消にも効果的です。
複数人でのツーリングは中々休憩を取りづらい時もありますが、仲間内にも理解をしてもらい、こまめな休憩を取りやすい関係性を築いていきましょう。
インカムにより続く痛みを我慢するのはNG
基本的にインカムの痛みを我慢するのは避けましょう。特に頭部の痛みが続く場合には早めの対応が必要。
ヘルメットはただでさえ不衛生な状態で長時間着用していると「薄毛」の原因になる可能性もあると言われています。
「バイクヘルメット」と「薄毛の関係」に関しては以下の記事にもまとめてあります。ご参考までに。
まとめ
私の経験としては、インカムの持つ最大の性能は時間をかけた細かい調整の後に得られるものだと思っています。
人の頭の形や耳の位置は様々なので、合わない方が居ても当然です。今あなたの使っているインカムはあなたにとって適正な位置でしょうか。
もしかしたら少しの調整で使い勝手は劇的に生まれ変わるかもしれません。気になる方は是非一度調整にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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