ちなみにエンジンオイルの交換作業は、その他のスクーターでもおおよそ作業は同じ手順です。
これから初めてのオイル交換に挑戦してみようと検討している方の参考になればと思います。
アクシスzのオイル交換に必要な物
オイル交換に必要なものは以下です。
- オイル処理箱
- エンジンオイル(10W-40)
- 12mm用のソケットレンチ
- オイル注入用のジョッキ(1L用の物)
- ドレンワッシャー(M12)
おすすめなオイルジョッキ
エンジンオイルの量と粘度
アクシスzの推奨オイルの量と粘度は以下諸元表の通りで、0.8リットル 10w-40です。
ヤマハから10w-40でスクーター専用のオイルも出ていますのでこちらを使用するのが無難でしょう。
アクシスzにおすすめのオイル
オイル処理箱に関しては今回4.5ℓの物を使用してますが、なるべく大きめの物のが作業はしやすいです。
ホームセンターなどのカー用品売り場で安く売られており、値段もおおよそ変わらないため初心者の方ほど大きめの物を買いましょう。
また、所要時間は慣れてしまえば15~20分もあれば終わります。
アクシスzのエンジンオイル交換手順
1.作業前にエンジンの暖気
作業に入る前には3~4分のアイドリングによる暖気をします。
オイルはエンジンが冷えている状態では固まっており、古いオイルを抜ききれなくなってしまいます。
しかしオイルは温めすぎるとかなり高温になり火傷の危険があるため、走行後などは逆に少し冷やしてからの交換がおすすめです。
そのため走って暖気をするのではなく、数分のアイドリングをしてから作業に取り掛かりましょう。
2.オイル排出ボルトの場所に注意
次にオイル排出口のボルトとオイル注入口の確認をします。車種によって場所は少し異なります。
アクシスzの場合はエンジン真下に排出用のドレンボルト。(サイズは12mmの六角)
マフラー付近には注入口があります。
クランクケースとセンタースタンドの近くにある17mmのボルトは排出用のドレンボルトと間違われやすいですが、これはオイルストレーナと呼ばれる役割のボルトです。
ここのボルトを外しても、オイルは排出できますがすべては排出しきれませんので間違えないようご注意ください。
3.オイルの排出
オイルの排出ですが、排出を始める前に必ず注入口のオイルレベルゲージが開けられるかの確認を。
万が一そこが固着していれば、オイルを全て排出したところで補充は出来なくなり完全に詰みます。
またオイルを抜く時はセンタースタンドが邪魔になる為、サイドスタンド使用がおすすめです。
ある程度工具で緩めれば残りは袋越しで手を使い緩める方法がおすすめ。また工具もオイルで汚しません。
またオイル処理箱は個人的には段ボール箱から袋だけを取り出して使っています。その方がオイルがこぼれずらく使いやすいです。
排出が終わったら新しいドレンワッシャーを装着してドレンボルトを下から締め込みます。
アクシスzに適合するドレンワッシャー
4.オイルの注入
オイルがすべて抜けきりましたら次は新しいオイルを入れていきます。
必要なオイルの容量は0.8ℓ。オイルジョッキで量を測り注いでいきます。
注入が完了したら、エンジンをかけアイドリングでエンジン内部へオイルを馴染ませていきます。
2~3分後のアイドリング後、オイルレベルゲージを使いオイルが適切な量入っているか確認しましょう。
エンジンオイルは多すぎても少なすぎても支障が出ることがあります。
また、全て作業が完了したら、最後にオイル排出時に使用したドレンボルトからオイルが滲んでいたり漏れ出ていたりしないか確認しておきましょう。
アイドリング後にオイルが少し減ることもあります。これはエンジン内部に行き渡っている証拠です。量が少し減った場合はアイドリング後に補充でオイルを入れましょう。
5.オイルの処理方法
廃棄オイルに関しては、お住まいの地域のごみ捨て規則に基本従う形になりますが、おおよそ燃えるごみとして捨てられるはず。
全ライダーのイメージダウンにも繋がるので、決してどぶや川には捨てないようにしましょう。
適切なオイルの交換時期は3000キロごと
エンジンオイルの交換時期は、極力こまめに行えるのがベスト。
また、決して高級なオイルに変えなければいけないことはなく、安い物でもいいのでコンスタントに交換するのがおすすめ。
走行距離で交換時期を表すと、初回交換は、走行距離1000キロ走破以内に交換してください。
購入したばかりの新車のエンジン内部というのは、金属片などが出やすく異物が混ざりやすいです。
その後は3000キロ毎の交換になりますので、2回目の交換は4000キロ走行時。3回目は7000キロ。4回目は10000キロ走行時というようになります。
ただ、どうしても経済的に安く抑えたい!という場合には初回以降は5000キロ毎での交換でもおおよそは問題ないでしょう。
以下は交換時期の一例。バイク購入店のプロの整備士に聞いた情報です。
オイル交換時期 | |
初回 | 1,000キロor半年経過 |
2回目以降 | 3〜5,000キロor1年毎 |
まとめ
以上がオイル交換の手順です。改めて振り返ります。
- オイル処理箱
- エンジンオイル(10W-40)
- 12mm用のソケットレンチ
- オイル注入用のジョッキ(1L用の物)
- ドレンワッシャー(M12)
初回は1,000キロ以内、2回目以降は3,000キロスパンでの交換がおすすめ
オイル交換時期 | |
初回 | 1,000キロor半年経過 |
2回目以降 | 3〜5,000キロor1年毎 |
量は0.84ℓ
推奨粘度は10w-40
簡単なメンテナンスですが、エンジンにおいて非常に重要な役割を担っているのがエンジンオイルです。
最低でも3000キロ走行ごとに交換が推奨されており、コンスタントなメンテナンスが求められるため、ご自身でできるようになっておいても良いかと思います。
当ブログではアクシスzに関連する記事を他にも書いています。詳しくは以下参照。
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