夏の昼間は暑いから夜にバイクに乗りたいけど注意点とかあるの?おすすめの装備もあれば知りたい。
こんな疑問を解決します。
✔️本記事の内容
- ナイトツーリングのメリット
- ナイトツーリングをする際の注意点
- ナイトツーリングにおすすめの装備4選
夏のバイクのイメージに幻想を抱いている初心者ライダーさんも実際多いですが、ほぼ苦行に近いものがあります。どうしたって暑いものは暑いです。
そんな中でいろいろ試行錯誤した結果個人的にたどり着いた考えは、「夏に限っては昼間にバイクに乗らない方が確実に楽しい」ということです。
この記事を書いている私のバイク歴は10年を越えました。暑い中も寒い中も季節問わずバイクに乗ってきました。
自身の経験からナイトツーリングのメリットなどについて書かせていただきました。
夏のバイクは予想しているよりも200倍暑い
夏の昼間のバイクは予想以上に暑くて辛いのが現実。
主には以下の通りです。
- 「走ってても温風を受けるので暑い」
- 「信号で止まると汗かく」
- 「照りつく紫外線がもはや痛い」
- 「汗のせいで服の中もべたべた」
率直に伝えると最悪な状況になります。これが現実です。
そして週末ではだいたい観光地や国道は渋滞がエグいですよね。クーラーのある自動車勢とは異なり、ライダーはサウナの中でバイクに乗っているようなものです。
夏の昼間の辛さはバイクの楽しさすら忘れさせる恐ろしさがあります。
ナイトツーリングのメリット
そんな時におすすめなのがナイトツーリング。ナイツーには果たしてどんなメリットがあるのでしょうか。
①丁度よい気温の中を走れる
夏の夜の時間帯の気温は、バイクに乗るのにちょうど適した気温になりやすいです。
冬は防寒対策を万全に期しても、寒い時は寒いですし、春秋は、朝が寒くても昼間は暑くなったりと服装の選択が難しい印象があります。
しかし夏場の夜はそういった心配がほとんど無くなります。ある意味乗りやすいタイミングでもあるのです。
さらにお伝えすると個人的おすすめ、「メッシュジャケット+メッシュバイクシューズ+メッシュグローブ」です。
全身に風が通り抜ける状態になるので最高です。ちなみにヘルメットは安全面と「虫アタック対策」としてフルフェイスを推奨します。
ちなみに夏のバイクのおすすめ装備は以下の記事を参考にしてみてくださいね。
②日差しによる目の疲れが少なくなる
ナイトツーリングの良いところは紫外線や日差しに目をやられないところです。
日差しから受ける目のダメージは大きいです。日焼けをする原因というのも、多くが目から入り込む紫外線が原因と一説では言われています。
それにまぶしい中をずっと走っているのも単純に疲れます。
むしろ星空やビルの夜景を眺めて、目を休ませられるかもしれませんね。
③日焼けをしないで済む
夏の昼間のツーリングは当然ながらめちゃくちゃ日焼けします。
日焼け対策と安全面を考慮した上で、やはり上はメッシュジャケットに下は長ズボンがおすすめですが、
上着が長袖だとしても手首の隙間だけ変に焼けたりもします。
また、汗ばんだ中で着るメッシュジャケットでは快適さにも限界があります。
そんな時もナイトツーリングの比率を高めれば日焼けも軽傷で済むでしょう。
④渋滞が基本少ない
基本的に世間の人達は日中に活動しています。
夏だけに限らないですが、夕方から行動を始めるスケジューリングをすると観光地でも劇的に渋滞や混雑を回避できることがあります。
ショッピングセンターやアウトレット施設なんかでも、朝から行って渋滞に遭うよりは、
夕方からの2〜3時間の中で空いてるお店を見て回ったほうが個人的にはいいんじゃないかなと思います。
バイクも同じで、渋滞に遭遇してしまえば楽しさや快適さは圧倒的に減りますよね。
その為渋滞を回避しやすい夕方以降のツーリングにはメリットが多いのです。
⑤暗がりだとバイクが映える
観光地で愛車の写真など撮る方は多いでしょうが、夜景や街灯をバックにして撮るバイクは非常に映えます。
そして、夜間のツーリングでは多少の洗車サボりも友達や周りの方にはバレづらくなります。
夏場は洗車するにも汗だくになるのでついサボりがちになりますが、ナイトツーリングなら多少のサボりも気づかれないで済むかもしれませんね。
ナイトツーリングで注意すべき落とし穴2選
いいこと尽くしなナイトツーリングにも注意すべき落とし穴はあります。
騒音による近所迷惑には要注意
夜間のツーリングは騒音に注意しましょう。特に近隣の住民には細心の注意が必要。
理由は一度関係をこじらすと永続的にその関係性が続くから。近隣の方ほど敵に回して厄介なことはありません。
近所迷惑にならない為にも
- 無駄なアイドリングはしない
- マフラーの音量を改めて見直す
- 家から少し離れるまで手で押して出発する
など工夫も試みましょう。
夜間の視界不良には要注意
ナイトツーリングは日中と比べ、どうしても視界が悪くなるのが欠点です。
特に市街地はまだしも、山間部や海沿いの道は暗く、道路に落ちている落下物や異物を見落とす可能性が高くなります。
日中に比べ、かなり事故リスクが高い環境であることを常に念頭に置いて走りましょう。
また万が一転倒しようものなら、後続車からの視認性も悪いため二次被害を招く可能性も高くなります。
万が一事故を起こしてしまった場合は安全な場所にすぐに避難することを最優先しましょう。そのため基本的には、市街地などで光り輝く夜景を楽しむのがベストと言えます。
ナイトツーリングで持っておくと便利な装備4選
個人的に夏場にあると便利だと感じたアイテムは以下の4点です。
- メッシュジャケット
- メッシュバイク用シューズ
- シートバッグ
- 汗拭きシート(市販品でOK)
メッシュジャケット
もはや夏の必需品ともいえるのがメッシュジャケットです。
基本的には半袖の上にこれだけ着ておけば事故時の怪我の被害をかなり抑えられます。
ただマッシュジャケット付属のプロテクターは薄めなものが多いため、心配性な方は胸部プロテクターだけ追加で付けてもいいかもしれません。
メッシュバイク用シューズ
バイク用の靴の中にはメッシュシューズという商品があります。
もちろんバイク用シューズなので事故の際を想定したプロテクターもしっかり付いていますが、なによりも全体にメッシュ素材が施されている為、足の蒸れや暑さの軽減に効果を発揮するのが最大のメリットです。
デザイン面に関しては賛否両論あるかもしれませんが、機能性快適性に関してはかなり優秀な商品です。
シートバッグ
ある程度のツーリングになるとリュックやショルダーバッグは必要になってきますが、夏場は少しでも通気性を確保したいので持ち物が極力少ない方が快適に走れるんですよね。
そんな時にシートバッグがあれば、ちょっとした荷物なら手ぶらでもOKになります。
メッシュジャケットと組み合わせれば全身を風が抜けやすくなるのでかなり爽快ですよ。
汗拭きシート
ナイトツーリングとはいえ、夏場の高い湿度の中を走っていると、どうしてもべたつき安くなります。
そこでおすすすめなのは、薬局などで市販されているボディシートです。
休憩の時に体や顔を拭き上げると、その時の爽快感は半端ないです。
また、拭いた後に走ると体中スースーして病みつきになる快感が得られるので最高です。
まとめ:季節に応じて臨機応変に楽しもう
いかがでしたでしょうか。
真夏の日中のツーリングは熱中症のリスクの高くなります。
状況に応じて可能であるならナイトツーリングに切り替えるなど臨機応変な対応がライダーの皆さんにも求められるでしょう。
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