バイクに乗ってて疲れる原因ってなんなの?
疲れない乗り方を知りたい
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
- バイクで疲れる原因
- バイクで疲れないための対策
バイクで疲れる原因
バイクに乗っていて現れる疲れはほとんどが以下の要因から来るものです。
- 風による疲労
- 微振動による疲労
- ライディングポジションによる疲労
1.風による疲労
バイクは風を感じて乗れるのが魅力でもありますが、その風による抵抗がじわじわ蓄積されると結構しんどくなってくるんですよね。
風の抵抗を少なくする方法は二つで、スクリーンの活用と服装の見直しです。
ウインドスクリーンは大きさにもよりますが、付いているだけでも体が受ける風をかなり軽減する効果があります。
見た目をスマートに収めたい方は、まずは小さめのスクリーンから試してみることをおすすめします。
また、服装に関してもいくら寒いからと言いぶかぶか・だぼだぼの服はNGです。風の抵抗をもろに受けるので、基本は上下タイトな服装を意識しましょう。
2.微振動による疲労
エンジンから体に伝わる振動も、積み重なると疲労に繋がります。
振動対策に関してはバーエンドやグリップを交換したりする手法もありますが、正直微力程度の改善しか見込めない印象です。
「単気筒バイク」はどうしてもエンジン特性上振動が強いのが特徴な為、グッズでの改善は正直限界があるでしょう。
また、大排気量バイクなら基本振動は少なくなります。理由は高回転までエンジンをほぼ回さないためです。
振動による疲労が嫌いな方は、大型バイクへのステップアップを検討するのもありでしょう。
3.ライディングポジションによる疲労
ロングツーリングになればなるほど正しい姿勢での乗車が疲労軽減のためには求められてきます。
正しい姿勢で乗ることが出来れば無駄な筋力を使わずに、リラックスしてうまくバイクに乗ることが出来ます。
逆に正しい姿勢で乗れていない状態だと、変に力んでしまい疲れやすく、バイクとの人馬一体感も得られずらくなります。
疲れないバイクの乗り方のコツ
結論、バイクで疲れないためには「ニーグリップ」がかなり重要になります。
これにはバランスや安定感を保つため以外にも、上半身の疲労軽減にも効果があります。
「バイクにうまく乗る」ためには、上半身の脱力が大切です。
理由としてはバイクで負担なくカーブを曲がる為にはバイクの特性「セルフステア」を活用する必要があるからです。
※セルフステア:車体を寝かした時に、ハンドルを切らなくても寝かした方向にバイクが傾いていく現象のこと。(参考サイト:グーバイク)
このセルフステアを利用するには、上半身の脱力がポイントになってきます。
またバイクは、地面からの細かい振動や加速Gなどから受ける抵抗、またはカーブ走行時のバランシングなどの為に、気づかないうちに上半身の筋肉を酷使して乗っています。
この時に上半身の肩や腕の筋肉だけで乗りこなそうとすれば当然疲れやすくなります。
この時、ニーグリップをしっかりすることで車体と一体になれれば上半身にかかる負担を抑えられます。
また、ニーグリップによる体幹の振れを抑える事は「タンデム走行時」にも効果的です。
タンデム時のコツとして、運転手はタンクを、後ろの方は運転手の腰回りを膝で挟むようにすると二人の一体感が増し、疲れづらくなります。
ニーグリップのコツ
疲れない為のニーグリップのコツを紹介します。
①つま先の向きを意識する
人間の体の構造上、つま先を内側に向けると膝が閉まる構造になっています。
つま先が外側に向いて、がに股気味になっている方は膝が開きやすくなっているので無理な力でタンクを挟もうとしてしまいます。
この無駄な筋力を省くだけでも長時間のライディングによるニーグリップの疲労は軽減されます。バイクに乗る際は、まず足首の向きを意識しましょう。
②膝はタンクに添えるだけでOK
常時ニーグリップをしてることは、当然疲れます。
なので基本は足首を内側に向けてタンクに軽く添えておくだけでも充分です。
③加速・減速、カーブ走行時など要所で強めに挟む
ニーグリップを強くかける場面を必要なタイミングだけに使い分けるのもポイントの一つです。
基本的には加速時や減速時、または車体安定性の必要とされるカーブ走行時です。
④足首までしっかりとホールドする
車体と下半身の接地面積が広いほど安定感は増します。
意識していただきたいのは足首・くるぶし当たりのホールド面積です。
少しでも身軽な装備でバイクに乗ることも大切
バイクに乗る上で、少しでも身軽な状態でバイクに乗ることは疲労軽減の面ではかなり大切です。
特に夏場はリュックとか身に付けていると背中が暑いですし、何よりうっとおしいですよね。
そんな時におすすめなのはシートバッグです。
シートバッグがあるだけでも結構荷物を収納することが出来るので日帰りのツーリングであればリュック・ショルダーバッグ等は不要になります。
まとめ
バイクの運転がうまくなりたい方、バイクの運転で疲れにくくなりたい方にはニーグリップのマスターが必要不可欠です。
注意点としてはタンクへの小傷です。ズボンの素材や上着のチャック部分が当たると場合によってはタンクに小傷が付くこともあります。
そのためにもタンクパッドの装着も合わせて備えておくと万全でしょう。
⇧透明のタンクパッドは、バイクのカラーデザインに支障をきたすことがなくおすすめです。
コメント