バイク用のガソリン添加剤って実際のところ効果あるの?
こんな悩みを解決します。
✔️本記事の内容
- ガソリン添加剤のもたらす効果
- ガソリン添加剤使用によるデメリット
- 【途中経過】使用してから一年走行して実際に感じた変化
- ガソリン添加剤の使用方法や適切なタイミング・頻度
- ガソリン添加剤を使う上での注意点
本記事を書いている私はバイク歴10年です。過去に2回ほどガソリン添加剤を実際に使用した経験があります。
ガソリン添加剤の使用を検討している方やご興味をお持ちの方は、是非読んでいってください。
ガソリン添加剤のメリット
エンジン内部のデトックス
ガソリン添加剤を使うことで得られる効果は、
人間に体で例えると「血管の中を流れるドロドロだった血をサラサラに変える」ようなものです。
エンジンの内部というのは、構造上、爆発後のすすやカーボンがどうしても発生し、溜まりやすくなっています。
そのカーボンが溜まることで、エンジン動作に支障をきたしエンジン性能を最大限発揮できなくなってしまいます。
さらに燃費も悪くなることもあり、正に負のループです。
その為、走行距離の多いバイクほど必要性が高く、使用後の変化や効果を感じやすいのも特徴です
エンジン内部の防錆効果
ガソリン添加剤はエンジン内部の錆防止にも大きな効果を発揮します。
これは冬季などに長期間バイクに乗れずに倉庫に保管する際などに必要になります。
基本的には通常のエンジンオイルにも防錆効果はありますが、微々たるものです。
長期保管する際は、ガソリン添加剤の使用がおすすめです。
ガソリン添加剤使用によるデメリット
ガソリン添加剤のデメリットとしては、値段にあった対価としてどれくらいの効果が得られるかはバイク個々の状態によって異なってくる点というです。
エンジン内部を清掃することで走行性能や吹け上りの向上、燃費の向上が見込まれますが、
その効果が値段に見合うかどうかは一概には言えないのが現実です。
ガソリン添加剤は商品にもよりますが、有名人気商品はやや高価なものが多いです。
そのため、目先の長所ばかり見ず、長年大切な愛車に乗る為の保険的な意味合いで使われるのが望ましいかと思われます。
【体験談】使用してから一年走行して実際に感じた変化
愛車のMT-09に実際に注入をしてから1年以上が経過しましたが、気になる効果の方は正直なところ素人感覚ではほぼ分からないというのが、現実の感想です。
ただ3年以上乗っているバイクにもかかわらず、エンジン系統の大きなトラブルが起きていないのはもしかしたら「ガソリン添加剤」がいい影響をもたらしているのかもしれませんね。
使って感じた効果としては「気持ち的にバイクの良いエンジン状態が保たれている感じがする」ことと「バイク仲間に話す話題の一つになる点」です。
「ガソリン添加剤を使う」なんていうのは中々初心者ライダーからすれば聞きなれない単語でしょうし、バイク初心者に対していかにも「バイクに詳しい人感」を出せるのもいいところですね。
ガソリン添加剤の使用方法や適切なタイミング
ガソリン添加剤は基本的には、エンジンオイルの交換作業直前に使用することが望ましいです。
これには理由があります。
それはガソリン添加剤を使うと、エンジン内部の汚れがエンジンオイル内にも流れ出るためです。
この流れ出る量というのは、わずかではあるのですが、これによりエンジンオイルも汚れやすくなると言われています。
そのため理想的な流れとしては、
ガソリン満タンにする
⇩
ガソリン添加剤を入れる
⇩
エンプティマークが出るくらいまで走破する
⇩
ガソリンを満タンにする
⇩
エンジンオイルの交換
になります。
勿論エンジンオイルを頻繁に交換する分には問題はないので、コストを気にしない方はいつ始めても良いのですが、
どうせならエンジンオイルの交換時期が近付いてきたころにまとめて行うと一石二鳥です。
ガソリン添加剤の注意点
ガソリン添加剤はその使い方を間違えると逆にエンジンの不調や故障を招きまねません。
その間違った使い方とは、注入する量の配分です。
基本的にはガソリンの容量に対して1%の濃度になるように配合することです。
基本的には容量が分かりやすいように、ガソリン満タン時に使用することをおすすめします。
例えばですが、MT-09のタンク容量は14ℓです。
mlに換算すると14.000mlになるのでその1%ということで140mlが正しい分量です。
またスクーターのアクシスzに関しても、タンク容量5.5ℓに対して1%なので55mlになりますね。
必ずこれらの決められた分量を超えて使用しないように注意しましょう。
多く入れすぎた場合は、アイドリング不良やエンジンが始動しないなどの不具合に見舞われます。
万が一入れすぎてしまった場合は、ガソリンを継ぎ足して濃度を薄くしましょう。
おすすめのガソリン添加剤3選
①フューエルワン
ガソリン添加剤と聞いて1番に出てくる商品はやはりこちらでしょう。
添加剤選びに悩んだ場合はこちらを選んでおくのが無難です。
②シュアラスター ループ
コスパを求めて買うのであればループ一択でしょう。
格安の添加剤ですが、かなりの年数乗ってきた古いバイクや中古バイクへの使用であればそれなりの効果を得られるかも(?)しれませんね。
③ヤマルーブ
こちらはヤマハのバイク用品ブランドから発売されている添加剤です。
200mlに対して定価1,870円と、フューエルワンと比較して若干割安なのがこちらの添加剤です。
バイクタイヤの空気圧管理も忘れずに
ガソリン添加剤の利用以上にタイヤの空気圧をしっかり維持することも大切です。
理由は、空気圧が適正でないと燃費が悪化したりパンクリスクが爆上がりするから。
タイヤの空気圧点検に自信がない方は以下の記事で詳しく触れていますので参考までに。
まとめ
添加剤の効果は明らかな違いを感じる方もいれば、あまり変わらなかったという方もいます。
しかし、変化がなかったということはそれだけエンジン状態が良かったという事でもあります。
逆に大きく効果が出た場合はそれだけ汚れが溜まっていた証拠です。
気になる方は是非試してみてくださいね。
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