ヤエーのやり方を知りたい
ヤエーでは右手と左手、どっちを挙げるべき?
こんな疑問を解決します。
みなさんは「ヤエー」をご存知ですか?
元は、「ライダー同士の安全祈願を交わし合う」役割として普及したライダー同士の挨拶ですが「ヤエー」自体を全く知らなかったライダーさんからすると
「ヤエーなんて知らないけど、やらないとダメなん?」
と色々疑問を抱くでしょう。
結論、ヤエーは知らなくても勿論バイクに乗れますがうまく活用すればバイクやツーリングがより楽しくなることも多々あります。
今回は、実際に数々のヤエーをしてきて感じたやり方の基本や注意点についてまとめてみました。
【ヤエーのやり方】どっちの手でやるべき?
ヤエーのやり方は至極単純で、
ツーリング中や旅先などで、反対車線にいるライダーへ向けて、すれ違いざまに「安全祈願」「無事故」を祈って挨拶をするだけです。
また、挨拶のやり方も十人十色です。
最もオーソドックスなのは、片手を挙げてのあいさつでしょう。
また手の形も人それぞれなのが実状です。
オーソドックスな所ですと、「ピースサイン」や「グッドサイン」、「手を振るだけ」などがあります。
手を挙げるのが苦手な方は積極的に「会釈ヤエー」も活用していきましょう。
ヤエーは基本左手を挙げる
ヤエーをどっちの手でやるのかは人それぞれ好みもありますが基本は左手で挨拶する様にしましょう。
右手はアクセルを捻る役割と同時に、急制動時に大切な「フロントブレーキ」を司る部位。
右手を離し、慌ててブレーキをかけていてはかけるタイミングが遅くなりやすい上に、ブレーキを握りすぎることで「タイヤロック」を起こす可能性も高まります。
「ヤエーは左手」の習慣を早いうちから身につけるようにしましょう。
知らないと危ないヤエーの落とし穴3選
ヤエーにも落とし穴があります。何も考えずに無我夢中で手を振っていると事故に遭うリスクも倍増しますので注意が必要です。
①直線道路以外ではやらない
ヤエーは基本、
見通しの良い直線道路でかなり前もって手を挙げて行う方が、”安全”な上に”相手からの返答率も高い”のでおすすめ。
逆の例で考えると、「曲がりくねった峠道での急なヤエー」は危険ですので絶対にやめておきましょう。
曲道や峠道でのヤエーは相手が気付きづらいので返答率も下がりますし、相手も自分も転倒の危険性が増します。
②右手を挙げない(極力左手でヤエーをする)
先述した通りですがヤエーをする時は極力左手でのヤエーが望ましいです。
理由は、右手のブレーキからはなるべく指を離さない方が良いから。
右手は咄嗟の急ブレーキに対応できるように、常に備えておくことが大切です。
③ヤエーにばかり気を取られてはいけない
ヤエーする事ばかりに気を取られながらのツーリングは非常に危険です。
ヤエーにハマるとヤエーする事ばかりに気が行くこともあるのでそのような場合には注意が必要です。
冒頭にも書きましたが、ヤエーの大前提は「お互いの安全祈願のためのあいさつ」です。
もしヤエーに夢中になってばかりで盲目になった時は以下の動画を見ることをおススメします。
ヤエーはあくまで副産物と思って、状況によっては無理に返さないようにしましょう。
ヤエーは「無視」「シカト」されても気にしなくてOK
ヤエーの回数を重ね、調子に乗ってヤエーしまくっていくと、時には相手に無視やシカトをされてしまうこともあるでしょう。
私も実際かなりの回数シカトをされてきました。
5人ヤエーしたとしたら、1〜2人はシカトされるのもザラです。それくらいシカトされる頻度っていうのは意外と多いものなんですね。
ただ相手方にもそれなりの理由があり返事ができていないだけと言う可能性もあります。極端に凹んだり落ち込む必要はありません。
ツーリング中はとにかくポジティブでいることが大切なのかもしれません。
まとめ
世の中には、ヤエーをうざいと思っている「アンチヤエー派」の層もいます。
とはいえ個人的にはツーリングが楽しくなるうえに、お互いにいい気分になれる何もデメリットのない挨拶だと思っています。
ただ先述したように事故のリスクだけは注意が必要です。安全意識を忘れずに、ヤエー文化が広まれば一番理想的ですよね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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