通勤の時間帯に街を走っていると、時折赤信号に引っかかったタイミングでバイクのエンジンを切り、手押しで信号を通過していくズル賢いライダーさんに遭遇することがあると思います。
エンジンを切り手押しになることで一時的に「歩行者」扱いになることで、法の目をかいくぐった最強の時短テクのように捉えている方も多いようですが、
実はこればっかりやっているとデメリットも多いんですよね。
今回は、普段何気なく信号手押しスルーをやっているライダーさんたちに知ってもらいたい意外なデメリットと注意点について触れていこうかと思います。
大前提:やり方によっては普通に捕まる
エンジンさえ切れば歩行者扱いになるので、手押し状態なら絶対に捕まらないと勘違いしているライダーさん達は要注意です。
気をつけるべきはエンジン停止後に惰性で走ってしまっていないかどうか、です。
エンジン停止後に完全に降りて、手押しをする分には捕まる可能性はほぼなくなりますが、シートにお尻半分乗せたまま、惰性で赤信号を通過していった場合には、運が悪ければ違反として見なされる可能性も高いです。
どうしてもエンジンを切って手押ししなければいけない場合には、必ず惰性を殺してからしっかりと降りて手押しをするようにしましょう。
意外と知られていない「赤信号手押しライダー」のデメリット3つ
個人的に思うこととしては、赤信号手押しライダーをずっとやってるとデメリットのが多いんじゃないかな〜と思います。
具体的なデメリットは以下の3つです。
- バッテリーへの負担大
- 自律神経への負担大
- 事故りやすくなる
以下ではそれぞれ詳しく触れていきます。
バッテリーへの負担大
街乗りで信号に引っかかる度にエンジンオフしていると、実はバッテリーに対してダメージを与えることになります。
要は普段が大きくなるんですね。負担が大きいとバッテリーの寿命は縮んでいってしまいます。バイクバッテリーは安いものでも1〜2万はするので、買い替えも出費が痛いですよね。
そのため経済的にいきたいのであればエンジンオンオフは必要最低限にして乗るのが1番です。
自律神経への負担大
バイクに乗っている時って結構集中して乗っているので無意識のうちに呼吸が浅くなりがちです。
そんな緊張状態を少しだけ緩和させてくれる時間が「赤信号停止時」です。
しかしその赤信号のタイミングでも時短したさに手押し通過ばかりしていると無意識のうちに大きなストレスになります。
少し大げさに思う方も多いと思いますが、忙しい時ほど一息深呼吸をすることは大切です。ずっお動きっぱなしは心身ともに疲労が溜まりやすいです。
事故りやすくなる
赤信号を無理矢理通過して走ってるときは大抵慌てている時か、急いでいる時です。
慌てている時って無意識に事故りやすい運転をしてしまってると思うんですよね。
そうなると自分が事故を誘発するかもしれませんし、もらい事故に遭うかもしれません。
赤信号を無理やり通過するような無謀な運転をしてしまっている方は無意識に事故りやすい状況を作り出してしまっている可能性は大いにあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
いくら時短できるとはいえ「赤信号手押し通過」は割とデメリットも多い手法です。
個人的には朝ゆとりをもって早く起き、無理のない運転でゆったりと通勤する方が事故リスクもぐっと減りますし心身ともにいいことだらけです。常日頃急いで暮らしていれば疲れてしまっても無理はないですよね。
通勤でバイクに毎日乗っているあなたも、改めてご自身の運転を見直してみてください!