「赤信号で止まるたびに、エンジンを切ってバイクを押して歩道側へ渡る人」を見かけたことはありませんか?
バイクはエンジンを切って押して歩けば歩行者扱いになるため、違法にならないケースもあります。
ただし、やり方によっては普通に違反扱いされる可能性がありますし、実際にはデメリットもかなり多いです。
今回は「赤信号手押しライダー」の注意点について、初心者向けにわかりやすく解説します。
【結論】やり方によっては普通に捕まる
「エンジンを切っていれば絶対セーフ」と思っているライダーさんは要注意です。
特に気をつけたいのが、エンジン停止後に惰性で走ってしまっているケース。
完全にバイクから降りて、しっかり手押しをしている状態なら歩行者扱いになります。
しかし、シートに座ったまま足だけで進んだり、惰性でスーッと交差点へ入ってしまうと、「運転している」と判断される可能性もあります。
特に警察官から見て「あれは押してるというより走行では?」と判断されるような動きは注意が必要です。
もしどうしても押して移動する場合は、完全に停止してから降車し、しっかり手押しするようにしましょう。
押して歩く際、ヘルメットは外していてもOK
バイクをエンジン停止状態で押して歩いている時は、基本的に「歩行者扱い」となります。
そのため、手押し中にヘルメットを外していても、それだけで違反になることは基本ありません。
極端な例で言えば、エンジンの切れたバイクを押しているだけなら、免許を持っていない人でも問題ないレベルです。
ただし、先ほども触れたように「惰性走行」に見える状態だと話は別なので、その点には注意してください。
意外と知られていない「赤信号手押し」のデメリット3つ
赤信号を手押しで渡れば少し時短できるかもしれません。
ただ、個人的にはメリットよりデメリットの方が大きい行為だと思っています。
特に気になるデメリットは以下の3つです。
- バッテリーへの負担が増える
- 焦った運転のクセがつきやすい
- 転倒・接触リスクが増える
以下では、それぞれ詳しく解説していきます。
①バッテリーへの負担が増える
街乗りで信号に引っかかるたびにエンジンを停止していると、セルモーターを使う回数がかなり増えます。
もちろん最近のバイクは性能も良く、すぐ壊れるわけではありません。
ただ、不必要なエンジン始動を繰り返せば、バッテリーへの負担が増えるのも事実です。
特に通勤などで毎日のように繰り返していると、バッテリー寿命を縮める原因になることもあります。
バイク用バッテリーは安いものでも1万円前後、高いものだとさらに出費も増えます。
無駄な負担を減らしたいなら、必要以上にエンジンオンオフを繰り返さない方が経済的です。
たけるちなみに、バイクバッテリーは使い方次第で寿命がかなり変わります。
寿命を長持ちさせるためのコツは以下でまとめています。


②焦った運転のクセがつきやすい
赤信号のたびに「少しでも早く進みたい」と考えていると、無意識に焦った運転になりやすくなります。
特に通勤中や急いでいる時は、
- 車間距離が近くなる
- すり抜けが雑になる
- 周囲確認が甘くなる
など、自分でも気づかないうちに危険な運転へつながることがあります。
信号待ちは、実は少し肩の力を抜けるタイミングでもあります。
無理に数十秒を短縮するより、余裕を持って走る方が結果的に安全なんですよね。



特に急いでいる時のすり抜けは事故リスクも高くなりがちです。初心者の方は以下の記事も参考にしてみてください。
③転倒・接触リスクが増える
赤信号を手押しで渡る行為は、一見安全そうに見えて意外とリスクがあります。
特に大型バイクや重たい車両の場合、押し歩き中はかなり不安定になりやすいです。
さらに周囲の車からすると、「歩行者なのか、走り出すのか」が分かりづらく、予測されにくい動きにもなります。
その結果、
- バランスを崩して立ちゴケする
- 歩行者と接触しそうになる
- 車とヒヤッとする場面が増える
など、思わぬトラブルにつながる可能性もあります。
特に雨の日や焦っている時は危険なので、無理に時短しようとしない方が安全です。



初心者のうちは、少しでも余裕を持って走ることが事故防止につながります。
初心者向けの事故対策については以下でまとめています。


まとめ
赤信号でバイクを手押しして渡る行為は、法律上グレーになりにくいケースもあります。
ただし、やり方によっては違反と判断される可能性もありますし、実際にはデメリットもかなり多いです。
特に初心者ライダーの場合は、
- 焦った運転のクセがつく
- 事故リスクが増える
- 無駄にバイクへ負担をかける
など、得られる時短に対して失うものの方が大きい可能性があります。
個人的には、数十秒を急ぐよりも、少し早めに出発して余裕を持って走る方が結果的に安全で快適だと思っています。
毎日通勤や通学でバイクに乗っている方も、ぜひ一度ご自身の運転習慣を見直してみてください。




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