- ボルトが固くて外れない
- 固着したボルトの外し方ってあるの?
- ナメてしまったボルトは外せる?
こんな悩みを解決します。
このブログを書いている私はバイク歴10年越えのバイクオタクです。独学ではありますが基本的なバイクのメンテナンスはほぼ自身の手で行ってきました。
結論、正しいやり方と工具さえ持ち合わせていれば外せないボルトは無いに等しいです。
固着したボルトを前に、手も足も出ない方のお力になれれば幸いです。
固着した固いボルトを外す方法
過去の経験上、締めすぎや経年劣化で固着してしまった硬いボルトに対しては以下の攻撃パターンが有効です。
- 衝撃を与える
- 熱を加える
外し方①衝撃を与える
固着してしまったボルトは衝撃を与えると外せることがあります。
基本的にボルトに衝撃を加える際は「プラスティックハンマー」を使います。
これは金属製のハンマーや金槌ではボルトに傷をつける可能性があるからです。
傷が付いてしまっては、ゆくゆく錆の原因にもなります。
その為、必ずプラスティックハンマーを使いしょう。
また、衝撃は何度も与えて少しづつ緩めていってください。決して一度や二度の衝撃で外そうとは思わないでください。
時間をかけて何度も衝撃を与える→工具で緩める→衝撃を与えるを繰り返しましょう。
(※ちなみに焦っていると緩めるのと逆方向に締めてしまっていることもあり得ますので、回す方向は再度確認して作業しましょう)
衝撃の与え方はプラスティックハンマー使用であれば、ボルトの頭部を叩いて衝撃を与えてもOKです。時間と労力をかけて、じっくり外していきましょう。
外し方②熱を加える
それでも外れない時は、「ボルトに熱を加える方法」もおすすめ。熱による膨張を活かして外す手法になります。
注意点としては、ライターやガスバーナーの直火で熱を与えるのは絶対NGなこと。
基本的にバイク近くでは火気厳禁です。万が一の引火時には大事故が起きる可能性もあります。
そんな時におすすめなのは「ヒートガン」です。
ヒートガンは、分かりやすく伝えるとめっちゃくちゃ高温の風が出るドライヤーの様な物です。使用時の音量や形状もほぼ家庭用ドライヤーと同等です。
ヒートガンの用途は幅広いですが、今回のような固着対策に使えたり、塗装・シール剥がしにも使えたりと、実はあらゆる場面で活躍する便利グッズです。
何をやっても外れずナメてしまったボルトに有効な兵器3選
ただ、この世にはどんなに頑張っても外れない超頑固なボルトも存在します。
硬さのあまりボルトの山をナメてしまった方も少なくないはず。
そんな時にはボルトの買い替えも視野に入れ、最悪破壊しながら外す方法が最も有効な打開策になります。
①インパクトレンチ
基本的にボルトが固着してしまっている時には、衝撃を与えていくのが原始的かつ有効的ですが衝撃を与える際は極力ボルトに傷を残しづらいもので行う必要があります。
そんな時に便利なアイテムが「インパクトレンチ」です。
インパクトレンチは電動ドライバーのボルト版のようなもので、電動の力でボルトを緩めることが出来ます。
インパクトレンチの特徴は、細かく強い振動をボルトに与えながら外すことが出来るところです。
これ一台持っておけば、固く締めこんだボルトも簡単に緩めることが出来ます。
メンテナンスを頻繁に行うなら時短にも繋がるアイテムです。
②ネジザウルス
こちらは外れなくなったネジを外す工具ですが、もちろんボルトにも使えます。
注意点としてはネジザウルスを使った後はボルトが痛んだり変形したりすることもあるので、予備のボルトも買えるようにしておくことです。
ホームセンターなどで買い替えも可能ですがボルトのピッチ数だけ間違えないようにしましょう。
自信のない方は外したボルトをホームセンターに持ち込めば店員さんが教えてくれます。
外れないボルトやネジが現れた時、まず試して欲しいアイテムはこれ。
手元にあれば色々な場面で結構出番があり、おすすめです。
③ナットツイスター
稀にインパクトレンチでも外せず、最終的に六角部をナメてしまって外せなくなるような強敵が現れるときもあります。
そんな相手にはより強力なアイテムが必要になります。それが以下のような商品。
通称「ナットツイスター」とも呼ばれるこの商品は、原理としてはボルトを完全に破壊しながら外していくものです。
商品の内部は下図のように渦上の作りとなっており、これがボルト事態に食い込んでいく事で強力なグリップを果たし、最終的にボルトを緩めていくことが出来ます。
ほとんどのボルトを外すことが出来ますが、注意点としては力を入れすぎてボルト自体をねじ切ってしまうことです。
ねじ切ってしまうといよいよ素人では太刀打ちできなくなってきますので、最後の砦と考え慎重に作業しましょう。
また、先述した通り外したボルトはボロボロになり使えなくなるので、再度新しいボルトを購入するのが得策です。
先述した通りネジの買い替えはピッチさえ分かれば意外と簡単です。
バイク初心者におすすめな「最低限必要な工具」3選
ちなみにバイク初心者の方に最低限用意していただきたいバイク用工具は以下の3点です。
バイクのDIYを始めるなら、工具を揃えるのに初期投資は必要になりますが、余程乱暴に使わなければ一度買った工具はその後長いこと使い続けることが可能です。
初心者におすすめのバイク工具3選に関する記事は以下にて詳しく解説しています。
バイクDIYが苦手な方には「中古バイク購入」をおすすめしない理由
個人的な持論としてはバイクのDIYが苦手な方ほど、中古バイクの購入はあまりおすすめしません。
理由は、固く固着したボルトやネジに遭遇する確率がめちゃくちゃ高まるからです。
当然、新品のバイクを買った方がそういったトラブルや難関とはほぼ無縁です。
ちなみに実際に中古車・新車のバイクを購入した経験からそれぞれの長所短所をまとめた記事は以下にも詳しく書かせていただきました。
バイクの防水処理にビニールテープはNG
ちなみにバイクの配線カスタムをした際の防水処理にビニールテープは適しません。
理由はすぐ剥がれやすく、絶縁効果も弱いから。
万全な防水処理をしたいなら「自己融着テープ」一択です。詳しくは以下の記事も参照ください。
まとめ
セルフメンテやDIY修理には障壁が色々とつきものですが、経験と今回紹介した”強い味方”がいれば怖いものなしです。
是非、気になる方は参考にしてみてくださいね。
バイクに乗っていると事故以外にも「パンクトラブル」「バッテリー上り」「ガス欠」「エンジントラブル」等、色々なトラブルに遭遇するリスクがあります。
またこういったトラブルはなんの前触れもなく突然来ることがほとんど。
特にご自身でメンテナンスしている場合だとこう言ったトラブルの発生リスクは高まります。
その為、頻繁にツーリングに出かける方ほど事前の対策をしっかりしておくことがおすすめ。
そこでおすすめなのが「JAFのロードサービスへの加入」です。
JAFの良いところは車両ではなく人に保険がかけられるところ。
極論を言うと加入してしまえば自家用車の運転中でもロードサービスを受けることが出来ます。
旅先の見知らぬ土地でのトラブルは本当に焦りますがこれに加入さえしておけば怖いもの知らずです。
詳細は以下からも確認が出来ます。
コメント
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