今までコンスタントにバイクに乗れていた方でも、生活環境が変わることで、バイクに乗る頻度がグッと下がってしまうことも時にはあ
るかと思います。
しかしバイクは、
乗らない間にどんどん劣化していきますし汚れも増えていくものです。
今回は、
そんなバイクを一定期間以上保管する際に事前にやっておくとおすすめな事柄をいくつか、自身の経験をもとにまとめてみました。
長期保管でよくおこる不調や劣化症状とは?
長期保管していたバイクで起きる不調や劣化症状のパターンはだいたい似たものになります。
幾つか挙げますと、
- エンジンがかからない
- タイヤの空気圧がペコペコ
- 車体が砂埃まみれ
- 外部内部ともに錆びる
などなど、基本的に久しぶりに愛車に会いに行くと予想していたよりも汚れていたり、思いもよらない不調があったりすることが多いですので、それを念頭にまずはバイクと付き合っていくと良いかと思います。
そして、そうならないために大切なのは①マメなメンテナンスを心がけるか②保管前に劣化・不調が起きないようにいかに対策をしておくかです。
今回は後者の②に該当する対策をいくつか紹介していきます。
ケース①「エンジンがかからない&かかりづらい」
久しぶりにいざバイクに乗ろうと思い、セルを回すが「エンジンがかからない&かかりづらい…」なんていう不調はバイクに乗っていると良く起こることです。
原因として多いのが、まずバッテリーが弱まっているパターンです。
バッテリーが弱っている時の症状としては”セルは回るが、回る力が弱い”といった状況です。
バイクのバッテリーも、ケータイやスマホのバッテリーと同様に使っていなくても自然に放電されるので電力が弱っていきます。普段バイクに頻繁に乗っている間は、走行中に自動で充電されていくため問題ないのですが、長期間乗らない間はみるみる弱っていきますので、ご存知でない方は覚えておきましょう。(特に冬場はバッテリー消耗が早くなります。)
参考ページ:ユアサさんのHP
バッテリー不調への対策は2つです。
1つは、マイナス端の接続を外しておくことです。
バイクのバッテリーの端子を外したり接続したりするときのコツとして「マイナスから始まりマイナスに終わる」とよく言われていますが、これに従ってマイナスだけ外します。マイナスだけ外すことで通電を止めることが出来ます。
ちなみにマイナスから外すのは回路のショート対策になります。万が一順序を間違えるとヒューズが飛んでめんどくさいですので要注意です。
そして2つ目は、充電器にて充電をしてからの保管です。
私はよく後者を行っています。理由は、乗らないと言ってもたまにエンジンをかけてアイドリングをすることがあるので、そんな時にいちいちバッテリーの端子を繋ぐのがめんどくさいのです。たまにアイドリングだけでも行う事はエンジン内部の燃料の固着などを防げますのでお勧めです。
そして個人的には、長期保管をしない方でも定期的にバッテリーを充電する癖を付けておいてもいいかと思っています。バッテリーが弱っていると、細かな話でバイクの性能はフルに発揮されません。あとは気持ち的な部分でバッテリー満タンなバイクに乗るのは気持ちがいいので、気になる方は是非充電器を買って、半年に一回くらいでも充電する癖を付けてもいいかと思います。
▼おすすめの充電器▼
簡単操作で重宝しています。2~3年使っていますが不調無しです。
ケース②「タイヤの空気がペコペコ」
タイヤの空気は乗らないだけでもすこしず~つ減っています。一説では、タイヤの分子の隙間から空気が漏れているため、少しずつ抜けているとか。
ペコペコタイヤでは、燃費も下がるし遅くなるしパンクリスクも高いしと最悪です。
また長期保管中はタイヤの寿命の為にも空気を入れておくべきです。理由は、タイヤが最悪変形することもある為です。ペコペコの状態が長い事続くと、変形した状態が形状記憶されてしまいます。
その為、長期保管前には規定値よりほんの少し空気圧高めに入れておくことで、上記の問題はだいぶ回避できるのではないでしょうか。空気圧を頻繁に管理する癖も付けておきましょう。
また、どうしても管理を怠りそうな方はお金で安全を買いましょう。
以下の商品はハイテクな空気圧管理商品です。⇩⇩
国内ではまだ普及していないですが、アメリカやヨーロッパでは義務化もされているような重要な商品です。
ケース③「車体が砂埃まみれ」
バイクは乗らないで駐車しておくだけでもだいぶ汚れます。汚れ切ったバイクは洗車する気力も削ぎ、愛着も薄れるかもしれません。なのでそうならないように予防が大切です。
まず大前提として、バイクカバーは必ずかけましょう。
バイクカバーは掛けておくだけで洗車の手間を省き、紫外線からの劣化も防ぎ、さらに言うと防犯上の効果もあります。長期保管ともなると、いつも置いてあるバイクに窃盗グループが目を付けるかもしれません。
そんなときにバイクカバーを掛けておくことでバイクの車種自体を見えなくしておけば、盗難リスクはかなり下げられます。気休めの対策かもしれませんが、何もしないよりかは効果は雲泥の差です。
またバイクカバーはあまり安いものはおすすめしませんが、そこまで高価なものでなくても十分です。およそ4~5千円台ほどの物をおすすめします!ちなみに私はすこし高級品を使っていますが、厚手でしっかりカバーしてくれるので重宝しています。⇩
ケース④「バイクの錆」
バイクの錆ですが、外装の錆は先述したバイクカバーをかけることがベストです。
しかしバイクの錆は外装だけに限らず、タンク内などにも起きることがあります。
そんなバイク内部の錆を防ぐには、保管前に「ガソリン添加剤」をタンクに流し込むことをおすすめしています。
ガソリン添加剤はエンジン内部やタンク内部を一掃してくれることで有名な商品ですが、実はタンク内・エンジン内の錆も予防してくれる効果があります。そのため長期保管の予定がある場合にタンクに適正量流しておくと、錆やつまりなどを予防できます。
ガソリン添加剤のおすすめはワコーズの「ヒューエルワン」です。やや高価ですが多くのライダーが愛用しており間違いない商品の一つです。
バイクの汚れや劣化・防犯性能を高めるならレンタルガレージが最強
極論になりますが、バイクの長期間保管時、外装やパーツの劣化を促進させるのは基本野ざらしで保管していた場合です。野ざらしではどんな高級バイクでもすぐに汚れますし錆びていきます。
そんな時に心強いのは「レンタルガレージ」を契約してしますことです。
確かにレンタルガレージは月額料金がやや高くはなりますが、防犯上の安全面も同時にカバーできることを考えると決して高すぎることはありませんよね。
加瀬倉庫のレンタルガレージなら全国各地で展開しております。気になる方はこちらを検討してみてもいいかもしれませんね。
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まとめ
バイクの長期保管前には、普段とは一味違った対策をしておくことでライダーとして少しだけレベルアップが出来るかもしれません。気になる方は是非取り入れてみてください!
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