愛車の走行距離が延びるにつれて、どうしても劣化しやすいのが樹脂パーツですよね。真っ白になった樹脂パーツを見るのは心が辛いですしいい気分はしません。
そんな白化・劣化してしまった樹脂パーツですが、黒艶を取り戻すだけでも印象はがらりと変わります。
わたしもツヤを取り戻すために色々な方法を試みてきました。
その中には、成果が出るものもあれば微妙なものも勿論ありましたが、今回紹介させていただく方法は自身が試した中では一番簡単で効果も出やすかったです。
今回の内容は、
- 手間をかけずに簡単に黒艶を蘇らせたい。
- 艶復活専用グッズは比較的高価なので、安く済ませられる方法を知りたい。
そんなお悩みをかかえている方に向けた内容です。お悩みの方の一つの参考になればと思います。
艶復活の専用グッズは容量が少ない割に高価!
市販品において、樹脂パーツの保護・艶だし専用の商品は多く販売されていますが、比較的内容量が少ない割には高価なものが多いです。
先程も述べたように、近年のバイク・スクーターは樹脂パーツが占める車体の割合が高めなので、それらのグッズを継続的に使うにはかなりのランニングコストを要します。
なので、すこし独断が混じりますが個人的にはそういった専用ケミカルグッズはあまりお勧めではありません。
塗装やヒートガン使用がおすすめではない理由
インターネットで見ていると、艶消しの塗装で上から塗る方法やヒートガンにて表面を炙る方法を試みている方も多いようです。
しかし、これらの方法はたしかに黒さは取り戻しますが、あまり便利かつ効率的ではありません。
塗装・・・パーツを取り外すor周囲へのマスキングの手間がかかる。
ヒートガン・・・全体を均一に黒くするのが難しい。パーツ変形・劣化のリスクあり。
上記の理由もあり、簡単かつ効率的かと言うとそうでもないので、こちらに関しても私は採用していないです。
ここからはいろいろ試した挙句、個人的におすすめだった手法を紹介させていただきます。
劣化した樹脂パーツには”タイヤクリーナー”を使うのがおすすめ
皆様は、樹脂パーツのメンテナンスに「タイヤクリーナー」を使ったことはおありでしょうか?
この商品は実はタイヤだけではなく、樹脂パーツの保護や艶出しにも効果を発揮する便利アイテムなんですね。
タイヤクリーナーってそもそもなに?
上記は私が普段から使っている商品です。値段も非常にリーズナブルですね。
タイヤクリーナーは、拭き取り・水洗いが不要で、タイヤにスプレーするだけ「洗浄」「艶出し」「紫外線保護」が簡単に行える便利商品です。
また、手も汚さずに作業できるところもこの商品の長所です。
そんなタイヤクリーナーですが、樹脂パーツへの使い方もタイヤと全く同じです。
作業工程の紹介
スプレー直後は樹脂パーツ上に白い泡が多く残りますが、1~2分待つと泡はすべて消えていきます。
そして、それだけで簡単に黒いつやが蘇ります。




※使用時の注意点!
タイヤクリーナーを吹き付けた個所は、乾いた後、非常に滑りやすくなります。
(上記の写真のようにステップ部に吹き付けた後も、滑りやすいので注意が必要です。)
そのため、タイヤに吹き付ける際も路面接地部には絶対吹き付けないことが注意点です。
また、樹脂パーツに吹き付ける際もパーツ周辺への飛び散りには注意が必要です。
ブレーキやチェーン、ステップ部分などに万が一飛び散った際は、もちろん非常に危険です。
箇所によってはタオル等を当てがいながら飛び散りの防止に努めましょう。
また、効果は2~3か月ほどすると落ちることもあり、定期的に吹きかけてあげるとより長持ちするでしょう。
とはいえ値段も安く、用途も幅広いのがタイヤクリーナーです。一つ車庫に忍ばせておいてもいいのではないでしょうか。
補足:バイクカバーで日頃のケアも忘れずに
自宅での保管時、バイクカバーの利用により紫外線対策をしておくことも非常に大切です。
バイクカバーは結構めんどくさがって使わないライダーさんも多いですが、バイクを大切に扱いたいなら必須アイテムだと個人的には思っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
樹脂パーツは錆が発生しづらかったり汚れがふき取りしやすい反面、白化してしまうと一気に見栄えも悪くなります。
しかし今回の方法をうまく活用できれば樹脂パーツをつやつやに保ったまま乗ることが出来るかもしれませんね。樹脂パーつが復活するだけでも車体の印象はがらった変わります。
気になる方は是非トライしてみてくださいね。